冒頭の写真は何だとおもいますか?
9日(日曜日)に、川口のギャラリーアトリアで行われた
ワークショップで娘と協力して作った作品なのですが‥
ヒントは今朝の天気。
東京周辺は珍しく雨降りの朝だったのです。
こたえは、レインスティックという楽器です。
斜めにすると中に入れたものがさあっーと動いて、
その音が雨の降る音に似ているから、そういう名前が
ついたそうですよ。アフリカの楽器で、サボテンで作られていた
というお話も、この日の講師である上原先生が教えてくれました。
最初に見たときは、紙に絵を描いて、筒に巻きつけて、その上を
ビニールでコーティングしてあるだけって思ったのです。
だから、なんで、親子でたった1本??? という疑問。
でも、手順の示してある紙をよく読むと‥
筒に巻かれているのは紙ではなく、ビニールだけで、
筒の中にも、音をきれに出すための工夫がほどこされていることが
わかりました。結構手間がかかり、子供では危ない作業があるため
親子で協力が必要なのですね。
親の作業は、筒に目打ちで均等に穴をあけていき、
(印は先生がつけておいてくれました)
そこに爪楊枝をさしていくことです。こうすることによって
中に入れた小石(+小さい鈴は先生のアレンジ)が、いっきに中を通らず、
雨降りの音になるのです。
子供の作業は、ガラス絵の要領で、ビニールに絵を描くことです。
一番手前に表したいものから色をつけていき、色を重ねる前に
丁寧にドライヤーで乾かすことがポイントです。
雪だるまを描くなら、はじめに目や口、頭の帽子を塗って、それを
乾かしてから、白色で本体を塗っていきます。このとき、目や口も
全部白くなってしまうので、いいのかなとすこし不安になりますが、
そっとビニールをはがして見てみると、ちゃんと目や口は残っています。
出来上がった絵と、ふたをして中味を入れた筒を合体させ、
モールできれいに飾ったら完成です。
Lサイズのラップの箱よりちょっと長いかなあくらいの大きさです。
傾けると、ザザザッーとなかなか素敵な雨の音がします。
プラスした鈴の効果で、この音は、サンタクロースが乗ってくる
トナカイの橇の音にも聞こえます。(きこえますよ、先生)
※昨年のワークショップはこんな感じでした。 ☆
※上原先生はふだんこんな作品をお作りになっています。→HPへ