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「プリンセスチュチュ」ファンページ

『展覧会の絵』と言えば...

2009-12-06 00:45:32 | その他
先日、ワレリー・ゲルギエフ指揮/マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏会に行ってきまして、それ自体はいろいろと面白いと言うか変な演奏会だったんですが、メイン(演奏会の後半でやる曲)がムソルグスキーの『展覧会の絵』でした。で、天下のゲルギエフ&マリインスキーを聴きながら、私の頭の中では、ふぁきあが眉間に皺寄せて破れた本見てたり(古城)、ピザ屋の前で”自分の意思”祭りをやってたり(ビドロ)、うずらちゃんが”しっぽ”探してたり(卵の殻をつけた雛鳥の踊り)、チュチュがランプの精と踊ってたり(カタコンブ)、あひるちゃんが金冠町一周ランニングして町の秘密に気づいたり(バーバ・ヤガー~キエフの大門)、ふぁきあが風に吹かれてドロッセルマイヤーの墓に立ち向かってたり(同左)...何やってんだか(笑)

でも、ま、それだけゲルギエフの演奏が、『エモーショナル』且つ『物語的』だ、ってことなんですよね。彼の演奏はスピード感ばかりが注目されることが多いですが、本当の特徴は、細部まで行き届いた明確な音楽解釈にあるんで。他の人ならさらっと流してしてしまうようなちょっとしたフレーズも、それぞれの楽器のそれぞれの音の意味をはっきり際立たせて、細密で鮮明な『絵』のように演奏するので、音楽全体が「生き生き」してるってゆーか、音が言葉を持って語りかけてくるような感じがします。相変わらず迫力有り過ぎ(音デカ過ぎ 笑)な面も有りましたが、演奏上の違和感に煩わされることはほとんどなく、まさに「チュチュ妄想して下さい」と言わんばかりの(言ってないって 笑)演奏でしたv