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月の光の夏の夜

2009-07-11 22:30:47 | その他
またしても「名曲探偵アマデウス」の放送予告(N○Kの回し者じゃありません 笑)。

次回放送で、拙作「"Die alte Geschichite" 10. 誘惑」でテーマ曲にしてたドビュッシーの「月の光(ベルガマスク組曲第3曲)」が取り上げられるみたいです。

事件ファイル#40 月の光は裏切りのメロディー ~ドビュッシー「月の光」
 7/12(日) 20:00-20:45 NHK BShi
 7/17(金) 8:15-9:00 NHK BS2
 9/4(金) 15:15-16:00 NHK教育

この番組、ドビュッシー好きだな...
ドビュッシーって、演る方にとっては結構大変なんですけどね(「牧神の午後への前奏曲」 ←ふぇみおのテーマその2? とか)。

で、その次の週は、19Aktタイトル曲、メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』の序曲(「この世の全ての愛は偽りの愛だ!」の曲 笑)が取り上げられる予定。

事件ファイル#41 ~メンデルスゾーン「“夏の夜の夢”序曲」
 7/19(日) 20:00-20:45 NHK BShi
 7/24(金) 8:15-9:00 NHK BS2
 9/11(金) 15:15-16:00 NHK教育

補足するまでもないとは思いますが、日本語訳では(元々の戯曲のタイトルからして)「真夏」と「夏」の両方が存在してます。というのも、原題"A Midsummer Night's Dream"の"midsummer"てのは夏至のことで、昔は「mid-summer=真夏」と直訳っぽい訳がついてたんですが、そうすると本来の舞台設定と日本語の「真夏」という言葉のイメージの間にズレが生じるってことで、最近は「夏」と訳されるようになったらしいです。(「夏」だって合ってるとは思えないですけどね。いっそ「夏至の夜の夢」にすればいいのに)

この曲はメンデルスゾーン19歳の時の作品(その後、他の曲を加えて劇付随音楽として再編)ですが、とても10代の作品とは思えない完成度の高さですね。ある人が「ビゼーとメンデルスゾーンは天才」と言ってましたが、その通りだと思います。旅をしては曲を作ってた人なので、早死にしなけりゃ日本をモチーフにした曲も作ってくれてたかも?...と考えるとつくづく惜しいです。