あと、時制ですね。
えーと、一般的に動詞の三基本形と言われてるのが
不定詞 ~en
過 去 ~[e]te
過去分詞 ge~[e]t
○「守る」(『チュチュ』と言えば、この動詞?)
schuetzen シュ'ッツェン 《不定詞》 《ue=uウムラウト》
schuetzte シュ'ッツテ 《過去》
geschuetzt ゲシュ'ッツト 《過去分詞》
まあ、実際の文章では必ずしも「過去」が過去のことを表すのに使われるとは限らないんですが。
それはさておき、語幹の最後がdやtや子音+m(n)の場合は(「現在」の人称変化の時と同じく)、音の関係上、語尾が~ete(過去)、~et(過去分詞)になります。
それと、「過去分詞」で頭にge~が付かないのもあります。
○「(大学で)勉強する、研究する」 ←注:学校などで「学ぶ」のはlernen レ'ルネン
studieren ストゥディ'ーレン
studierte ストゥディ'ールテ 《過去》
studiert ストゥディ'ールト 《過去分詞》
見分ける方法はあるんですが(第一音節にアクセントがない ~ierenに終わる外来動詞、非分離動詞)、めんどくさいので丸覚えしちゃった方が楽です(そんなに数も無いし)。
この場合「過去分詞」は、「現在」の三人称単数(er/sie/es)や二人称親称複数(ihr)の時と同じになっちゃって、ちょっとまぎらわしいですね。ま、その辺は雰囲気を読んで、ってことで(笑)
さて、これだけで終われば簡単なんですが、やっぱりそういうわけにはいかず、不規則に変化する(語幹が変わる)のもあります。
○「走る」(あひるちゃんの基本 笑)
rennen レ'ネン 《不定詞》
rannte ラ'ンテ 《過去》
gerannt ゲラ'ント 《過去分詞》
○「考える」(ふぁきあの基本? 笑)
denken デ'ンケン 《不定詞》
dachte ダ'ハテ 《過去》
gedacht ゲダ'ハト 《過去分詞》 ←注:gedenken ゲデ'ンケン 「考えに入れる」という動詞もあるので御注意
○「見つける」(チュチュの基本)
finden フィ'ンデン 《不定詞》
fand ファ'ント 《過去》
gefunden ゲフ'ンデン 《過去分詞》
○「忘れる」(「お話」のお終い(始まり?))
vergessen フェルゲ'セン 《不定詞》
vergaβ フェルガ'ース 《過去》
vergessen フェルゲ'セン 《過去分詞》
一応、文法的なことを書いとくと、schuetzenのように規則変化するのが「弱変化」、語幹が変わるだけのが「混合変化」、語幹が変わってなおかつ「過去」で変化語尾が付かず、「過去分詞」の語尾が~[e]nになるのが「強変化」。さらにそれらが混ざってるもあります(何て言うのか知りませんが 笑)。そしてまたしても、スーパー基本動詞は不規則変化。
○「~がある、~である」
sein ザ'イン 《不定詞》
war ヴァ'ール 《過去》
gewesen ゲヴェ'ーゼン 《過去分詞》
○「~を持っている」
haben ハ'ーベン 《不定詞》
hatte ハ'(ッ)テ 《過去》
gehabt ゲハ'ープト 《過去分詞》 ←注:gehaben ゲハ'ーベン 「ふるまう」という動詞もあるので御注意
不規則変化する動詞はかなり多いので、もう、覚えて下さいとしか言えません(笑)
で、「過去分詞」には人称変化はないんですが、「過去」は(当然ながら)人称変化します。
◆《過去》の人称変化
ich ~
du ~[e]st
er ~
wir ~en
ihr ~[e]t
sie ~en
○sein ザ'インの《過去》 war ヴァール の人称変化
ich war
du warst
er war
wir waren
ihr war[e]t
sie waren
三人称単数が一人称単数と同じになる以外は、「現在」の人称変化と変わりません。なので、どってことないですね。
Es war einmal ein Junge. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン ユ'ンゲ
「むかしむかし、ひとりの男の子がおりました」(einmal=一度、一倍 Junge=男の子)
(↑ちびふぁきあが書いてた『お話』 笑)
御存知とは思いますが、"Es war einmal ~"で、「むかしむかし・・・」っていうお伽話の決まり文句になってるんですよ。
ちなみにDVDジャケット(全巻)に書いてある
Es starb einmal ein Mann. エ'ス シュタ'ルプ ア'インマール アイン マ'ン
(starb=sterben シュテ'ルベン 死ぬ の《過去》 Mann=男)
てのは、『お話のお話』に出てくる
「むかしむかし、ひとりの男が死にました」
を表してるんだろうと思いますが、これはたぶん
Es war einmal ein Mann. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン マ'ン
「むかしむかし、ひとりの男がおりました」
という決まり文句をもじった、ある意味『お遊び』の文章で、普通のドイツ語ではない(と思う)し、文法的にも正しくない(と思う)です。もし、強いてこういう言い方をするとすれば、
Es war einmal ein Mann gestorben. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン マ'ン ゲシュト'ルベン
(gestorben=sterben シュテ'ルベン 死ぬ の《過去分詞》;「死んだ」という形容詞)
かな?(たぶん 笑)
別に、『創作物』の中のドイツ語が『正しく』ないといけないって理由は無いんですが(ドイツ人が創った物であれ、日本人が創った物であれ)、ドイツ語を全然知らない方が見て、それが『正しい』ドイツ語だと思われちゃうとちょっとマズいんじゃないかなという気がしないでもない...(笑)
まあ、余計な心配ですよね。
も一つついでに、ドイツ語の"Mann"は「男」あるいは「夫」という意味で、英語の"man"みたいに「人」(ドイツ語では"Mensch" メンシュ)っていう意味はないので、一応、御留意のほどを。
てことで、次はいよいよ(やっと 笑)実際の文章の話を。
えーと、一般的に動詞の三基本形と言われてるのが
不定詞 ~en
過 去 ~[e]te
過去分詞 ge~[e]t
○「守る」(『チュチュ』と言えば、この動詞?)
schuetzen シュ'ッツェン 《不定詞》 《ue=uウムラウト》
schuetzte シュ'ッツテ 《過去》
geschuetzt ゲシュ'ッツト 《過去分詞》
まあ、実際の文章では必ずしも「過去」が過去のことを表すのに使われるとは限らないんですが。
それはさておき、語幹の最後がdやtや子音+m(n)の場合は(「現在」の人称変化の時と同じく)、音の関係上、語尾が~ete(過去)、~et(過去分詞)になります。
それと、「過去分詞」で頭にge~が付かないのもあります。
○「(大学で)勉強する、研究する」 ←注:学校などで「学ぶ」のはlernen レ'ルネン
studieren ストゥディ'ーレン
studierte ストゥディ'ールテ 《過去》
studiert ストゥディ'ールト 《過去分詞》
見分ける方法はあるんですが(第一音節にアクセントがない ~ierenに終わる外来動詞、非分離動詞)、めんどくさいので丸覚えしちゃった方が楽です(そんなに数も無いし)。
この場合「過去分詞」は、「現在」の三人称単数(er/sie/es)や二人称親称複数(ihr)の時と同じになっちゃって、ちょっとまぎらわしいですね。ま、その辺は雰囲気を読んで、ってことで(笑)
さて、これだけで終われば簡単なんですが、やっぱりそういうわけにはいかず、不規則に変化する(語幹が変わる)のもあります。
○「走る」(あひるちゃんの基本 笑)
rennen レ'ネン 《不定詞》
rannte ラ'ンテ 《過去》
gerannt ゲラ'ント 《過去分詞》
○「考える」(ふぁきあの基本? 笑)
denken デ'ンケン 《不定詞》
dachte ダ'ハテ 《過去》
gedacht ゲダ'ハト 《過去分詞》 ←注:gedenken ゲデ'ンケン 「考えに入れる」という動詞もあるので御注意
○「見つける」(チュチュの基本)
finden フィ'ンデン 《不定詞》
fand ファ'ント 《過去》
gefunden ゲフ'ンデン 《過去分詞》
○「忘れる」(「お話」のお終い(始まり?))
vergessen フェルゲ'セン 《不定詞》
vergaβ フェルガ'ース 《過去》
vergessen フェルゲ'セン 《過去分詞》
一応、文法的なことを書いとくと、schuetzenのように規則変化するのが「弱変化」、語幹が変わるだけのが「混合変化」、語幹が変わってなおかつ「過去」で変化語尾が付かず、「過去分詞」の語尾が~[e]nになるのが「強変化」。さらにそれらが混ざってるもあります(何て言うのか知りませんが 笑)。そしてまたしても、スーパー基本動詞は不規則変化。
○「~がある、~である」
sein ザ'イン 《不定詞》
war ヴァ'ール 《過去》
gewesen ゲヴェ'ーゼン 《過去分詞》
○「~を持っている」
haben ハ'ーベン 《不定詞》
hatte ハ'(ッ)テ 《過去》
gehabt ゲハ'ープト 《過去分詞》 ←注:gehaben ゲハ'ーベン 「ふるまう」という動詞もあるので御注意
不規則変化する動詞はかなり多いので、もう、覚えて下さいとしか言えません(笑)
で、「過去分詞」には人称変化はないんですが、「過去」は(当然ながら)人称変化します。
◆《過去》の人称変化
ich ~
du ~[e]st
er ~
wir ~en
ihr ~[e]t
sie ~en
○sein ザ'インの《過去》 war ヴァール の人称変化
ich war
du warst
er war
wir waren
ihr war[e]t
sie waren
三人称単数が一人称単数と同じになる以外は、「現在」の人称変化と変わりません。なので、どってことないですね。
Es war einmal ein Junge. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン ユ'ンゲ
「むかしむかし、ひとりの男の子がおりました」(einmal=一度、一倍 Junge=男の子)
(↑ちびふぁきあが書いてた『お話』 笑)
御存知とは思いますが、"Es war einmal ~"で、「むかしむかし・・・」っていうお伽話の決まり文句になってるんですよ。
ちなみにDVDジャケット(全巻)に書いてある
Es starb einmal ein Mann. エ'ス シュタ'ルプ ア'インマール アイン マ'ン
(starb=sterben シュテ'ルベン 死ぬ の《過去》 Mann=男)
てのは、『お話のお話』に出てくる
「むかしむかし、ひとりの男が死にました」
を表してるんだろうと思いますが、これはたぶん
Es war einmal ein Mann. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン マ'ン
「むかしむかし、ひとりの男がおりました」
という決まり文句をもじった、ある意味『お遊び』の文章で、普通のドイツ語ではない(と思う)し、文法的にも正しくない(と思う)です。もし、強いてこういう言い方をするとすれば、
Es war einmal ein Mann gestorben. エ'ス ヴァ'ール ア'インマール アイン マ'ン ゲシュト'ルベン
(gestorben=sterben シュテ'ルベン 死ぬ の《過去分詞》;「死んだ」という形容詞)
かな?(たぶん 笑)
別に、『創作物』の中のドイツ語が『正しく』ないといけないって理由は無いんですが(ドイツ人が創った物であれ、日本人が創った物であれ)、ドイツ語を全然知らない方が見て、それが『正しい』ドイツ語だと思われちゃうとちょっとマズいんじゃないかなという気がしないでもない...(笑)
まあ、余計な心配ですよね。
も一つついでに、ドイツ語の"Mann"は「男」あるいは「夫」という意味で、英語の"man"みたいに「人」(ドイツ語では"Mensch" メンシュ)っていう意味はないので、一応、御留意のほどを。
てことで、次はいよいよ(やっと 笑)実際の文章の話を。