中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

海外展開の進行に伴い国内調達は減少するか??

2014年11月22日 04時37分46秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書43ページ「図 121-11 海外拠点の新設・増強に伴う国内生産量」を見ましたが、今日は43ページ「図 121-14 海外拠点新設・増強に伴う国内からの調達額の変化」をみます。

下図により海外拠点の新設・増強に伴う日本国内からの調達額への影響を見ると、生産拠点の海外移転により日本からの調達額が減少しているケースがある一方、海外展開が進行し、また現地調達比率が上昇しても、サプライチェーン全体を見れば、海外拠点数や生産能力自体の拡大によってカバーされることで、調達額が維持されているケースがあることが分かります。

これについて白書は、輸送用機械器具(自動車)については増加の回答比率の方が多いが、この背景として部品の国内生産では金額の高い高付加価値部品へとシフトしている可能性がある、としています。

海外展開の進行に伴い、日本国内からの部素材や原材料などの調達額が減少するとの懸念がありますが、増加と減少がおおむね拮抗しているのが現状ということですね。

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