おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2014年版ものづくり白書の27ページ「図112-28 輸出の今後 3 年間の見通し」を見ましたが、今日は28ページ「図112-30 各製品向け部品メーカーの輸出の今後3年間の見通し」をみます。
下上図により、輸出見通しを各最終製品向けの部品メーカーごとに見ると、「電気機械向け」、「産業用機械向け」、「自動車向け」のいずれにおいても、輸出が「増加」するとの見通しが「減少」するとの見通しを上回っていますが、「自動車向け」の部品メーカーではやや見通しが弱いことが分かります。
次に、下左図により、輸出が増加する理由を見ると、「産業用機械向け」や「電気機械向け」では「海外新規顧客の開拓」との回答の比率が高いのに対して、「自動車向け」では「取引先の海外生産移管」との回答の比率が高くなっています。
さらに、下右図により、輸出が減少する理由を見ると、いずれの製品においても「取引先海外工場の現地調達への切り替え」の回答比率が最も高いが、特に「自動車向け」においてその比率が高いことが分かります。
白書はこの状況について、自動車のサプライチェーンでは、高付加価値部品の輸出は引き続きあるものの、それ以外の部品については、生産拠点の海外移転に伴い、海外への部品輸出が増加するという期待よりも、現地調達の増加による輸出減少を懸念する声が強まっている可能性がある、としています。
昨日と同様、為替レートは理由としては弱く、需要が優先されていることが分かります。このような状況下、海外現地法人の現地化の進行はどうなっているのでしょうか。明日、見ていきます!
昨日は2014年版ものづくり白書の27ページ「図112-28 輸出の今後 3 年間の見通し」を見ましたが、今日は28ページ「図112-30 各製品向け部品メーカーの輸出の今後3年間の見通し」をみます。
下上図により、輸出見通しを各最終製品向けの部品メーカーごとに見ると、「電気機械向け」、「産業用機械向け」、「自動車向け」のいずれにおいても、輸出が「増加」するとの見通しが「減少」するとの見通しを上回っていますが、「自動車向け」の部品メーカーではやや見通しが弱いことが分かります。
次に、下左図により、輸出が増加する理由を見ると、「産業用機械向け」や「電気機械向け」では「海外新規顧客の開拓」との回答の比率が高いのに対して、「自動車向け」では「取引先の海外生産移管」との回答の比率が高くなっています。
さらに、下右図により、輸出が減少する理由を見ると、いずれの製品においても「取引先海外工場の現地調達への切り替え」の回答比率が最も高いが、特に「自動車向け」においてその比率が高いことが分かります。
白書はこの状況について、自動車のサプライチェーンでは、高付加価値部品の輸出は引き続きあるものの、それ以外の部品については、生産拠点の海外移転に伴い、海外への部品輸出が増加するという期待よりも、現地調達の増加による輸出減少を懸念する声が強まっている可能性がある、としています。
昨日と同様、為替レートは理由としては弱く、需要が優先されていることが分かります。このような状況下、海外現地法人の現地化の進行はどうなっているのでしょうか。明日、見ていきます!