ある男Kが、先週、東京に行った。
東京駅の長い階段を、ミニスカートの若い女性が重いトランクを引きずりながら登っている。
Kはたまたま女性の何段か下を登っていた。
Kは、いつものように腰を折り曲げて見上げようとしたが、トランクを持つ手が震えているのを見て
「お嬢さん、持ちましょう」と、左手で彼女のトランクを手にして、地上まで持ち上げたのだった。
多分、彼女は「親切なおじさん、お礼にライン交換をさせてください」と思ったに違いない。
しかし、Kは振り向くこともなく、軽く手を上げて立ち去ったのだった。
今や人格者となったKにとって、スカートの中身などどうでもいいことなのだ。(本人談)
東京駅の長い階段を、ミニスカートの若い女性が重いトランクを引きずりながら登っている。
Kはたまたま女性の何段か下を登っていた。
Kは、いつものように腰を折り曲げて見上げようとしたが、トランクを持つ手が震えているのを見て
「お嬢さん、持ちましょう」と、左手で彼女のトランクを手にして、地上まで持ち上げたのだった。
多分、彼女は「親切なおじさん、お礼にライン交換をさせてください」と思ったに違いない。
しかし、Kは振り向くこともなく、軽く手を上げて立ち去ったのだった。
今や人格者となったKにとって、スカートの中身などどうでもいいことなのだ。(本人談)
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