クロキライディング

いつだってバイク

オーバーフロー

2016年11月21日 03時57分47秒 | メンテナンス


しばらく乗っていらっしゃらなかったキャブ車のエンジンを始動させるため

スターターボタンを押しクランキングさせてみると、なんだかキャブレター周辺からハデに燃料漏れ… 当然始動は断念


ずいぶんお待たせした後日

コチラまで引取ってきて 当方で試してみると症状は出ず…


何がどうしてどうなって…というのは解るけど

一時的な誤作動か、はたまた再発するのかの判断は難しいですね。


まあ そこはメンテナンスにご理解のあるオーナーさんのことですから

しっかりと作業させていただくことになりました。





不具合はオーバーフローしたことがあるというだけで、その他の動作は良好だったとしても

一旦降ろしたのならやるべき事はすべてやらなくてはいけません


ある程度使用期間の永いキャブレターならなおさらです。




完全な洗浄とシーリング





主因となるところは後悔の無いように仕上げ



初めて解くなべネジのキツイことは身に浸みているので、全てのネジ山を潤滑しておいて

次回の分解をスムーズに行えるようにしておきましょう。



車体へ取り付け前に各テストを行って

分解組立てだけで狂ってしまうバキュームバランスを同調させ



スローミクスチャースクリューを微調整して仕上げ、吹け具合もさらに良くなると

単にオーバーフロー発生率の激激減のためでなく

ココまでの美しく絶好調のゼファー750のコンディションが、これからも維持される予防的処置にもなったことは明らか




オーバーフローは一度きりでしたけど、よいキッカケになったと思っていただけるといいですね。


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