下関から下松SAまで120Kmほど…
集合場所としてはけっこう長い道のりですが、高速道路を団体で走るのは進んでやりたいものではないし
ココだけはバイクのキャラクターや性能で快適なスピードに差が出るのでそれぞれのペースでお集まりいただきました。
僕も電熱ウエアを駆使してやって来ましたが確かに寒かった (^_^;)
メーターディスプレイに外気温が表示される人によると、
最も寒かったのは3℃だったそうです。
12台そろって出発し高速道路を走ること8Kmほど、
熊毛ICで高速道路を降りてすぐに給油完了。
今回は定番の周防大島ではなく上関を目指しますから、ルートも南寄り。
田布施町から南周防大橋を渡って平生町入りです。
平生町からは瀬戸内海に面した室津半島西側の海沿いがおススメのようですが、
少なくとも午前中は海沿いに滞在することになるでしょうから
半島の下りは敢えてど真ん中のワインディングで、時折開ける瀬戸内海の絶景をチラ見しながら
初めて走るコーナーのスピードのコントロールに集中します。
僕もここぞとばかりに楽しみたかったので、画像的なものはヘルメットに装着したドライブレコーダーに任せておこうと
バイクの操作だけに徹しておりましたが、なんとSDカードを挿入しておらず、
「道の駅 上関海峡」に到着したところで録画できていないことが発覚!
もう最近、何かを持ってくると何かを忘れると言ったことが頻発していまして
困ったものです (^_^;)
上関大橋、約6年前この橋を渡ることなく周防大島へ行きましたが今回は渡ります。
2年半くらい前に構造物の損傷で路面に段差ができて全面通行止め。
その後完全復旧したのは今から約1年前くらいだったようですから島に暮らす人々はさぞかし不便でしたでしょうね。
長島に渡ってすぐに「上盛山展望台」へ上ってみます。
これだけ晴れ渡って視界も良好な日にこの場所に居られると言うだけで
すでにもうこのツーリングは成功だったと言えるほど
見下ろす瀬戸内海は美しかったですね。
さっき道の駅から見えていた灯台らしきものは展望台だったようです。
らせん階段を上ってみましょう。
風車も回らないほどの無風状態で早朝の寒さもどこへやら、
この先の島の先端が原発の建設予定地だそうで、原発で揺れる街だと言うことは途中の道路脇の看板などでもうかがい知れました。
南方向に目をやると、東西に延びる「佐田岬」まで見えていますからそこはもう四国。
案内板の絵よりもくっきりと見えていたんじゃないですかね (笑)
でも確か、愛媛県の岬は「佐田岬」なのであって「佐多岬」は鹿児島県の大隅半島の南端のハズ。。。
それでも方向としてはこのまたはるか先に「佐多岬」があるのだから
間違っているとも言えないと、メンバーの誰かが一休さんのとんちみたいなこと言ってました (笑)
周防大島に比べて、こちら上関の長島は小さいうえに
外周をぐるりと一周できないので、途中で島をショートカットして一周にしたとしても
それほど時間はかかりませんね。
それでも変化に富んだルートは他に車も走っておらず、
初めてのルートと言うこともあり、皆さんもほど良い緊張感で楽しんでいただけたのではないでしょうか。
そして島内でのランチは「カフェレストラン瀬里家」
皆さん初めてのルートを良いペースで走るし、僕も時間を読み間違えたと言うこともあり
予定よりも随分と早い到着になってしまいました。
でもすごく雰囲気の良いお店で、お天気もいいので待つことになんの苦もありません (笑)
予め僕が注文を取ってお店側に伝えていた料理を待つ間、しばしの談笑。
数あるメニューの中から僕が絞っておいた6種の中から、「何でもいいけど。。。じゃあコレで。」
と何となく決まるのが多勢でしたが。
そんなこのお店の定番ともいえる定食の数々の中で「メバルの煮つけ定食」に即決だったのがお二方。
前日、風が強くて海もやや時化たようだから
仕入れがどうなるかわからないことと、サイズによっては値段が変動することを
今朝下松を出発前におことわりしておりましたが、
いざ到着してみると良い型のメバルが入ったそうで、それでお値段高いのはまったくもってウエルカムだと、
旨いものを知っているお二人は快諾でした (笑)
僕は最後に誰も注文しなかったメニューにすることにして「本日のお魚グリルセット」
瀬戸内海に面したカフェはおしゃれで雰囲気も最高。
でも上関大橋が不通だった時はどうっだったんでしょうかね、おまけにコロナだったし。。。
こうして営業していらっしゃったおかげで、良い時間を過ごすことができました。
会計をしながら感謝しました。
午後のスタートからすぐに橋を渡って室津半島の海沿いを半時計回り。
我々のツーリングで海沿いを優先して走ることはあまりありませんが、
見通しが良いことが多いのと、鹿やイノシシが飛び出してくる危険が少ないのは確か。
だから地形によっては海抜の低いところで入り組んだルートをを楽しく走ることができる場所でもあるのですよね。
半島を北上し、柳井市内を抜けてからは
内陸部の農道やダム湖周辺のルートで進みます。
今回は徳地のイチゴ農園のソフトクリームでおやつにしようと思っていたのですが、
ルートを外れて現地に到着してみると遠目に見ても、お客さんで長蛇の列。
潔くあきらめて再び山間ルート。
結局、「道の駅 仁保の郷」でいつものように休憩。
いえいえココのソフトクリーム美味しいんですよ。
そしてツーリングの終わりが近いことを悟る少し切ないお味。。。
そして終盤のワインディング、もうすっかりアドベンチャーのエンジンも回りきっておりまして、
どうやらエンジンのオーバーホールもうまくできていたみたい…デス
忘れちゃったけど (^_^;)
解散の「道の駅 蛍街道西の市」に到着したのが17時と、ちょうど良い時間。
みなさん何のトラブルも無く春の瀬戸内海ツーリングを楽しんでいただきまして
誠にありがとうございました。
次回のツーリングまでに車検が切れてしまうタイガー800。
解散後僕が彼の自宅についていってタイガーを持ち帰ると言う段取りです。
同じ菊川町内を移動するだけなのに簡単には行こうとしないのは彼の性分。
僕はと言うとこの農道をいつもの日曜夕方のラジオを聴きながら、それまでとは違った全然冷めてしまったペースで
お店に戻るのがツーリングの終わり方。
休んでる暇はないけど、ツーリングはよい気分転換
またやりますよ (笑)
全走行429km(うち高速道路123km)
レスポンスの良いアドベンチャーのおかげで下半身の筋肉痛。