今回の四国ツーリング そのほとんどをタンデムでライディングした R1100RT
2日間の全行程で1000Kmを越える(船上も含みますが)なかなかのロングツーリング
トップケースとジャケットに装着した脊髄パッドで背もたれ感十分な組み合わせでリヤシートを用意していたので
タンデムライダーは僕のカラダをまったく押し引きすることなく、スマホで撮影なんかもしながら
上手に荷物として撤してくれていました。(居眠りによる頭突き数回は除く…でも眠らせてしまった僕が悪い…)
積載荷重の増加に呼応してリヤサスのプリロードは十分に高めていましたが
ハイスピードに加えて大きなギャップの通過となるとさすがにコーナーリング中に車体が接地しましたね。
それでも走らせている僕の疲労感は少なくて これならオレもまだまだイケルんじゃないの?と思わせるくらいRTは快適でした。
大型スクリーンとカウリングのウインドプロテクションが秀逸であることは前にも書きましたが
今回 痛感したのはエンジンの熱がライダーに伝わりにくいこと
空冷水平対向ツインの熱を奪った走行風はライダーのカラダに触れないよううまく整流されているようで
この猛暑の中でも走ってさえいれば走行風だけを感じていられるのですね。
そのことに気付いたのは、帰ってきてから最初に乗ったK1100RS
錆を嫌って採用(なのかどうだかわかりませんが多分それ)のアルミタンクは熱伝導率もよく燃料が沸騰してしまうほど
渋滞では勿論だけど、飛ばしたからといって解消されるわけではなく
エンジンの発熱量が増える分 冷却水の温度は下がってもガソリンタンクには熱が蓄えられる一方
もうレザーパンツでも履くか若しくは真夏は乗らないように決め込むか…
よほどバイクの魅力にとり付かれていないかぎりこれを平気だと言うなんて無理 (^^ゞ
RTのフルカバーボディーは何をするにも大変だなぁ と思っても
こんないいところがあったのだと あらためて気付きました。
タンデムライダーの重さを このカラダで受け止めていないこと
エンジンの熱と走行風を全量浴びないこと
発進時のクラッチミートがイージーなこと等々
ロングツアラーモデルがその力を発揮するにはいろいろな要素が具体的にあるものだと
実際に使ってみてさらに深まりました。
今回の移動はこんなカンジ
ソロの時ほどにはアグレッシブ度は上がりませんが
タンデムライダーを楽しませるような演出はやるし、それも楽しみのひとつになりうるところが
ツアラーモデルのいいところではないでしょうか
「コンフォート」と「スポーツ」電子制御によるモードの切り替え
新型のようにバイクには備わっていなくても、そこは運転手のほうでやるので
また来年も行こう!