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クロキライディング

いつだってバイク

スティード

2017年04月29日 07時57分00秒 | バイク


スティードといえば、90年代のアメリカンブームを支えたベストセラーだったんですね。

当時は新車の販売はほとんど声がかかりませんでしたが修理は沢山させていただきました。

アメリカンカスタムも流行っていて、もう原型は留めておらず

パッと見ただけでは元モデルが何だったのかも瞬時には判断できないほどの大改造もあたりまえで

自分にできそうなことはあまり無さそうな機体のご来店には

ちょっと気が重い対応になることも多く

修理やメンテナンスの問い合わせには先ず「どの程度カスタムしていらっしゃいますか?」と

あらかじめお尋ねしていましたね。



そんなスティードですが

コチラはほぼノーマルでコンディションも良好な奇跡的な状態




普通に走るには何の問題も無いようですが、さすがにこの年式ですからキャブレターは分解と清掃



リヤのローダウンやフロントフォークの延長でチョッパースタイルになっていなければ

正常な足回りとタイヤでなら特に違和感無くバイクとしてのハンドリングを楽しめたのに

アメリカンカスタムを楽しんでいらっしゃった皆さんは、そこはあまり気にされていなかったようです (^_^;)



52度のVツイン

ブロスをはじめアフリカツインやトランザルプやVRX400、その他にも海外モデルなどにも

そのエンジンのベースは多く採用されていました。

振動低減のために位相クランクでしかもバランサーを持たないエンジンを敢えて同相として不等間隔爆発として

振動や鼓動感を強めていたことも…

あまり理解されていなかったに違いありません。





こうして20年以上前のスティードにあらためて乗ると

バイクは変わらなくても乗り手の感覚は変わっているものだと、えらく感心しました。(楽しくて)


初めてのバイクはコンディションが肝心

久しぶりのお若い新オーナー様、良いスタートがきれると思います。

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85馬力

2017年04月04日 03時35分09秒 | バイク


トライアンフの3気筒 ストリートトリプル85 

初めて間近にしました。



ETCの取り付けとその他少しの作業でしたが、すごくカッコイイ



外観のデザインなどは勿論ですけど

車体のサイズや姿勢とか長く見えるスイングアームとか

詳しいことは解説できませんが、これはすごく乗ってみたくなる印象



最近コチラを手に入れられたと仰るオーナーさんは彼が小さい頃から知っている間柄なので

無許可で試運転させてもらいました(まだ慣らし運転中ですけど)


個人的好みですけどもの凄くしっくりときまして

これは楽しく走れそう


難易度高いワインディングなんかも好んでアプローチしたくなるハンドリングの予感

ネーミングの85がMAXパワーらしいのだけれど

いやもう十分ですボクにはもう… (回してないけど)


フロントブレーキキャリパーは片押しの2ピストンタイプだしフロントフォークとリヤクッションはKYBの普通ですけど

目隠しして乗ったらどう思うんでしょうかね (^_^)


ここでこんなに良い按配のバイクに出会えるなんて…

自分のバイクじゃないのに嬉しかったです


良いバイクを選んだよなー




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オートシフター

2017年03月19日 04時58分33秒 | バイク


街中で見かけることの多くなってきた水冷Rシリーズ(とくにGS)ではありますが

まだまだ当店にはご縁がなくほとんど触れる機会がなくて…いったいどんなカンジなのだろうと

ずっと気になっていました。

オーナーさんのご厚意で以前にも試乗させてもらったのですが、まだ納車されたばかりの新車でしたので

思うように走らせるわけにもいかず軽~くフィーリングを確かめただけ

そしてなんとお恥ずかしいことにシフトのアップだけでなくダウンにもオートシフターが備わっていることを

後から知るという失態でなんとも心残り





その後走行距離も進みこうして普通に走らせることができる今回の試乗でようやくそこのところも試させていただきました。



メインスイッチOFFではほとんどストロークしないフロントフォークと現実的動作とはかけ離れたダンピングのリヤサスから

このバイクのサスペンションにどれほどの電子制御が介在しているのかを予感させられたのだけれど

実際に走らせてみると僕にとっては違和感無く、これまで永く採用され続けたフロントのテレレバーのメリットみたいなところも

電気的に再現と言うか演出(言い方は悪いけど)されているのではないかと思えてきます。



そしてオートシフター

クルージングでスムーズなのは当然といったところですが、注目したのは2速から1速へのシフトダウンを高回転域に於いてどこまで車速とエンジン回転数をシンクロさせてみせるのか

繰り返しコーナーへアプローチしてみましたが、たまにタイミングを外してしまい苦笑いしてしまう僕の「マニュアルシフトダウン」の平均点よりも

動作が安定しているオートシフターのほうが高得点なんじゃないかと思えるほど瞬時に回転を合わせてくれます。

コーナー進入のどの位置に居ようと、必要であれば正確にシフト可能

その上、回転数を合わせるためスロットルを操作する必要が無くなるわけだから、右手はブレーキレバーを引くことだけに集中でき

より確実な減速も可能になるっていうもの

そんな大胆且つデリケートな操作が要求される瞬間に操作の一部を機械に任せることが嫌でなければ,これは楽だし頼りになります。



リヤタイヤがホッピングするのを嫌って強いエンジンブレーキを否定していらっしゃる人がいたら是非一度試してもらいたいくらい。


一方、シフトアップのほうは(こちらは1速から2速へ)強烈に加速しながらのシフトではショックが気になりまして

未だバンクが続いている状態でそのときを迎えたくは無いかな…と

加速を絶やさず少しでも前に進みたいなら我慢できるレベルだしそうでなくてはいけないのかもしれないけど

気持ちよさ優先ならこの場面だけは使い分けたいところですかね。


いずれにしてもスロットルケーブルを持たない「電スロ」ですから

いろいろな制御や操作が可能なのは言うまでも有りませんね僕ごときが (^_^)








相変わらずの横開きのパニアケースですが

操作性と使い勝手はまた一段と向上しているようで



内部に底板が設けられていて、これはイイやと感心させられました。

今日は限られた時間の中で、オートシフターにESAにパワーモードの切り替えと

ハンドルスイッチのボタン操作と液晶メーターとのにらめっこ

次回は無心に走ってみたい

水冷フラットツインはパワフルで軽快

このエンジンならばこそ、走りに徹することのできるロードスターの存在は大きいと思いました。

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達者で長生き

2017年02月20日 01時46分51秒 | バイク


当店にやって来てから、とりあえず場所をとらないように巨大なカウリングが取り外されたまま暫くは手が付けられず

エンジンを降ろして分解してほぼクランクケース単体になったのが3年前だったことが

画像の整理をしていて判明しました。


時が経つのは速いものだと自分の要領が悪いことはそっちのけで感心します。



当初 目を瞑るつもりでいた外観の修復にもナンダカンダと退くに退けなくなりなりグズグズと時間を費やしてしまったので

これまた久しぶりのエンジン始動

冷機始動から間もなくアイドリングを始めるところなんかは、作業の甲斐があったのだと思います。




エンジンとトランスミッションに関しては交換できる全てのベアリングとシール類を一新

磨耗の見られなかったピストンとシリンダーは再使用しましたが(ピストンリングは交換)シリンダーヘッドは内燃機加工を外注

アタリのついたトランスミッションを敢えてオーバーホールしたのですけど、スムーズなシフトフィーリングも継承できたようです。





オドメーターは10万kmに迫るのだけどこの目で深く見届けたので十分にイケると思います。



少なくとも分解されてパーツで転売されることのないであろうレベルには仕上がっているはず



達者で長生きしてほしいものです (^_^)



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テイスト

2017年02月14日 03時31分08秒 | バイク


昨年4月で車検切れのまま乗れずにいたR100GS

運輸局に出向く用事があったので受験しました。



戻ってくるとさすがに乗りたい気持ちが抑えられず早速エンジン始動

相変わらず洗濯ばさみファーストアイドル 

まあそんなことしなくても走りながら暖めればいいのですけど (^.^)



やっぱりOHVはいーなー  ってなにが良いかと言うと

僕の場合はバックトルク(エンジンブレーキのこと…)



とかく邪魔者で嫌われがちなこの要素

手なずけることができると、もう無くてはならないものになっています僕には


悪くてギクシャク、良くてメリハリって言われるんですよね

確かに、走るステージによっては邪魔になることも有りますけど

まずは最大に嫁す事ができたうえでの加減だと思います


強烈なバックトルクのあとにはスムーズに加速に移行できるエンジン特性でなくては

快適なオフとオンが成り立たない

その点でこのOHVエンジンは僕にとって秀逸

このバイク「味」があるんでしょうね~ なんて言われたら

これをテイストって言うのかなぁ?




それにしてもプッシュロッドチューブのゴムシール

何年か前にプッシュロッドチューブの差し込み量を調整したのでゴムのつぶれ具合がなかなかよろしいと自画自賛だったのに

オイル漏れが始まってしまいました。(ココは漏れやすいところです)


久々に乗って目覚めたので、コレはなんとかしたいところです作業時間…

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寒いほうがいいバイク

2017年02月11日 03時14分23秒 | バイク


真冬の平日いなか道

車検とその他諸々のK1300GTの試運転



グリップヒーターは勿論、このK1300GTにはシートヒーターまでも装備されているので、それらをフルに稼動させれば

寒さが気にならない分ライディングを楽しむ余裕が生まれます。

だから試運転の機会を与えられるとそれはもう喜び勇みます。



もはやカタログからはドロップしてしまっていてKシリーズと言えばK1600のみとなっているので

このハンドリングと高いシートポジションから得られるフィーリングは僕の中では意義が有りまして注目しているところデス


ツアラーとしての実力は勿論、パワーとハンドリング以外にも取り回しだとかUターンのしやすさなどに至るまで

良いところでバランスが取れていたんですから

軽トラにも積めたし…

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耐久性

2017年02月09日 02時32分52秒 | バイク


前オーナーさんから引き継いで1年と3ヶ月

知らないうちによく走っているなと思ったら、その間25000Kmも走っていたようでオドメーターは62000Km越



営業時間外の内容おまかせで少しずつ進めていまして



前後スプロケットやホイールハブダンパーなど一通りの消耗パーツは交換するのですが

そこは外車 遠くでトラブルが発生しても困る(お互いに)ので現状不具合は無くても

もう少し奥まで進んで確認と予防に努めることとなってしまいました。



スロットルケーブルひとつ切れてしまうだけでもツーリングは中断または中止

出先でバイクショップに駆け込んでも復旧できる可能性は極めて低いバイクですからココで発見できたのはラッキー 



スロットルボディーを外すとステンレスバンドの折損

折角だから周辺のラバーパーツもあれこれ交換





FUELポンプは国内外メーカー問わずリコール改修になることが多いのですがこのアドベンチャーはこれまでノントラブル

パーツリストによるとフィルターキットの設定が有ったので迷わず交換





2つのフィルターと全てのOリングが交換できるなんて珍しい



外から見た目ではわかりませんがかなりの部品を交換しています

思いつくところ全てを交換したわけではありませんけど、ここまでやっておけばツーリング先でトラブルが発生しても諦めが付くでしょう (~_~;)

ケーブル1本どころかモノによっては小さな電子パーツ1つが壊れてもツーリングを楽しく完結することはできないのだから

心配し始めると怖くて行けないですよ… ツーリングなんて 



それにしても「990LC8」  耐久性の面でも優秀だと思います。

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スポーツスクーター (^.^)

2017年01月27日 03時33分14秒 | バイク


少数ですがお越しいただいているビッグスクーター

バイクショップならばどちらでも普通に作業実施されているドライブベルトの交換



久しぶりですがフォルツアのMF10型は初めて



別に不具合なんて無いのに、念のため交換しておきたくなるほど走行距離を重ねているのに

消耗が少ないのには感心します。



高年式であるほどスクーターといえどもハンドリングは秀逸

いわゆる「ニーグリップ」ができる構造ではなくても

座面の広いシートや、前のほうまで伸びて傾斜のついたステップフロアを活かせば

同じことができるので不安に思うことはありません。


と言うか スポーツバイクのライディングをスクーターの構造や操作にあてはめて

快活に走らせようとすることはむしろ楽しい


ライフスタイルが合致していれば僕も所有していたんじゃないかな…この愉快さときたら (^_^.)
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見た目

2017年01月18日 22時58分45秒 | バイク


また少し進みました R100RT

当初はエンジンと車体のみと割り切ってオーバーホールをスタートしたはずなのに、オーバーホールを終えて随分と経ってしまっている今

エンジンガードを新しくするかどうかをずーっと悩んでいました。



くり貫きでエンジンガードが通り抜けるアンダーカウルもやっと出番



やっぱり張り出したシリンダーがこのアンダーカウルを纏う姿はいつ見ても美しい(脱着は手間ですけど…)





カウリングを取っ払って「カフェスタイル」にカッコよく変貌しているRTも少なくないようですが

過去に「OHV」に乗ってみたいと仰る初対面のお客様にこのRTを見ていただいたときに

「いや、ちょっとコレは格好が…」と却下されたのがオリジナルスタイルを目指すことを決めた理由


人が乗って走っているときのほうがカッコイイバイクというのも無いことはない…ハズ





同じRTでもOHVのほうはエンジンの熱風はモロ足 R259は影響なし

だから夏と冬とで一長一短

そういえば今日の夕方 ラジオのパーソナリティー(芸能人)さんが

夏でも皮のライダースや皮パンツで我慢するのがカッコイイライダーなんだ… と熱く語ってましたけど

そうなんですかね (^_^;)


エンジンの熱をどう処理しているかとライディング考によって違いますけど

適したスタイルがカッコイイと思うしあとはライディングフォーム…ですかね


お笑い芸人さんとかタレントさんとかナントかベースとか…

影響力小さくないんですよねー

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ドカティ シングル

2017年01月15日 02時57分27秒 | バイク


もともとキャブレターの不調のためメンテナンスでお預かりしたのが昨年の夏真っ盛り

思いのほかパーツの入手が順調でしたので作業も短期間で仕上がってはいたのですが



追加の作業依頼の内容とお店全体の業務の混みあいからしてなかなか寄り付けなかった「250デスモ」



こちらシングルはツインよりもさらに希少(なんだと思います)

僕もこのシングルに触れるのは30年ぶりでありまして

250と350と450それぞれに乗ったことはありますけど、まだ若かったし

もう忘れてしまいましたね (^_^;)



コチラの名車の修理(主にパーツの入手)がうまくいき

今あらためて本来の走りを感じることができるんなら喜ばしいことです。



これは手を尽くすべきでしょう。



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