結構古いカローラワゴン
MT車なんだけど、3速でアクセルを踏み込んだ瞬間
一瞬エンジンが吹けなくという症状らしい。
えッ・・・3速だけなの???
乗ってみると、症状が初め出なかったんだけど
しばらくイロイロな運転パターンで
走ってみると症状が出ました。
なるほど一定走行で走ったあとに
出るのね。
これ5速で一定走行していると
水温計が一気に下がってきます。
なるほど原因が分かりました。
サーモスタッドが開きっぱなしだね。
エンジン本体とエンジンルームが温まっているのに
水温が下がってしまうと、水温補正で
燃料が増量されてしまいます。
その状態でアクセルを踏み込んだ瞬間
さらに加速増量が入るので、燃料が濃過ぎて
失火してしまうという症状です。
ピットに戻って、LLCを抜いて
サーモスタッドを外します。
ちょっとこの角度じゃ分からないので
右が新品、バルブは閉まっています。
そして左が今回の症状を引き起こしたサーモで
バルブが開きっぱなしになっています。
さて新品を付けて、LLCを入れてエンジンを暖気し
エアー抜きをして作業終了。
さてロードテスト、う~ん、まったく普通に戻りました。
水温計の動きも普通です(笑)
作業終了で~す。
今回はサーモスタッドが開きっぱなしだったので
エンジンは助かったけど
これ逆のパターンが恐ろしいんだよね。
サーモスタッドが開かないパターンは
オーバーヒートでエンジンにダメージが入っちゃうから
古い車は水温計を、確認するようにしましょう。
これから夏に向けて、気温が上がるからね!
今時の車は、水温計が無く
警告ランプになっているけどね。
まあ滅多に壊れなくなったからかな。