旧六月十一日。明日は二十四節気の【大暑(たいしょ)】です。
暑気いたりつまりたるゆえなればなり。
『暦便覧』(天明八年 /1788年出版)
当まさに暑さのピーク。これから立秋までの十五日間が一年で最も暑い季節。二十四節気の【小暑】(7/8)から【大暑】の期間(8/6)を『暑気』と呼んで、暑中見舞いを出します。『暑気払い』と称して宴を開催するのもこの頃ですね。今年の『暑気』はほぼ暦どおりと言えるのではないでしょうか。ビールの空き缶がどんどん溜まっていきます。
昨日・今日は東京でも37℃を越える猛暑ならぬ酷暑となりました。標高の高いところ、緑の多いところ、清流があるところに避難したいものです。
わたくしごとでは、7月生まれということで、汗っかきなものの夏は強い方だと信じていますが、さすがにここ数日はしんどいです。ついつい冷たい飲み物や食べ物に走ってしまうのも良くないのかも知れませんが、家では頑にエアコンのスイッチを入れず、自然の風をとりこんで暮らしています。あからさまに夏バテらしい表情をする愛猫たちには少々気の毒です。でも彼女たちはその時最も涼しい場所を熟知しています。居場所を見れば風向きがわかるようになってきました。水に取り囲まれている月島は一日中風が吹いています。この風には救われています。(写真は16時頃の佃堀の舟溜まり。まだまだジリジリと陽が射し込み、ハゼは深みで涼んでいます)
熱中症などには十分に気をつけなければならない日々がまだしばらく続きそうです。日傘か帽子。水分と塩分摂取。こまめな休息。怠らぬよう元気に乗り切りましょう。