旧十月二日。昨日は朔。旧暦の十月になりました。この月のことを【小春】と呼ぶこともあります。旧十月のポカポカとした暖かい日のことを【小春日和】と呼びますが、今日は今季一番の冷え込みとかで、東京でも始めて最低気温が10℃を下回りました。北国や標高の高いところからは紅葉の情報に代わって積雪の便りが届くようになってきます。「今日は小春日和でいい塩梅だね」なんていう挨拶は、この寒気が一旦去ってからのことになるのでしょう。
そして今日は七五三。もともとは旧暦の行事ですからもう少し先なのですが、年末の慌ただしい時に重なってしまうので、今はすっかり新暦の11月で定着し、この季節の風物詩になっています。大きな神社の辺りでは、晴れ着を着た親子をよく見かけます。そうえばずいぶんしばらく千歳飴をたべていないなぁ、などとあの素朴な味に想いを馳せるものです。
東京でも街路樹や公園の紅葉が見頃になりつつあるようです。昨日今日のような、スカッとした青空の下、色づいた葉は見事なコントラストを見せてくれます。写真は昨日のお昼前後、お台場の奥、青海にある公園の様子。この辺りも公園が整備されて早いもので30年以上が経過しており、照葉樹と落葉広葉樹が良いバランスで植えられ、樹勢もついてきたので、四季を通じて目を癒してくれるようになりました。結構穴場があるので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。