"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

佃島盆踊り と 初めての浴衣

2007年07月22日 12時38分53秒 | 催しごと

 旧六月九日。なかなかすっきり梅雨明けとはいかない関東地方です。もう二、三日はっきりしない空模様が続きそうですね。明日は二十四節気の【大暑(たいしょ)】。夏本番はもう間もなくです。

 三日間、一日も開催できないのでは、と心配だった佃島盆踊りですが、722bon 初日の7/13(金)は雨の降り出しが予報よりも大幅に遅れて、無事できました。二日目の14(土)は台風接近に伴い朝からまとまった雨で早々に中止を発表。台風情報との睨めっこになった最終日の15(日)は、台風4号が関東の南沖合を足早に進んでくれたお陰で、なんとかぎりぎり開催することが出来ました。皆さん台風で家に籠もっていたからか、あるいは三連休に重なったお陰か、最終日はここ何年かの中で一番盛り上がった印象でした。
(写真左上より時計回り:初日17時には築地本願寺による無縁仏供養の法要が行われ、盆踊りの幕が開きます/73年振りに太鼓を新調しました。100年は頑張ってくれるそうです/保存会による踊りのレッスン。簡単な踊りなのでマスターすると癖になります/初日の夕焼けの風景)

 「毎年、今年こそ」と思っていた念願を叶えて初めて浴衣を仕立てました。大きく背中を押してくれたのは、722yukata2 6/16(土)に行った「足立区伝統工芸展」でのこと。そこに出展していた東京本染めゆかたの旭染工(株)さんの浴衣地を拝見して、ぜひ着てみたい、という思いが膨らんだのでした。旭染工さんでは最近大人気の本染め手拭いもたくさん手がけていて、展示品にはお店などでよく見る手拭いが勢揃いしています。
 この東京で、百年以上の伝統の技法「注染」で染めている浴衣地で仕立ててみたいな、と思いが募り、722yukata1 旭染工さんの社長阿部さんに問屋さんをご紹介いただきました。浴衣が仕立て上がったのは佃島盆踊りの翌日。今年は間に合いませんでしたが、この夏は夕方の散歩に、野球観戦に、花火大会に・・・なにかと浴衣を着て出掛けてみようと思っています。粋に着こなせるようになるには場数を踏まなければ。