中学卒業と共に姿を消したプラモデル少年は、それから四半世紀後の1995年の阪神淡路大震災をきっかけにオヤジに姿を変えて帰ってきます。
私の実家(今は既に引き払ってしまって、ありません)は阪神淡路大震災で被災しましたが、幸い自宅は持ち堪えて、両親も無事でした。
私は既に40歳で東京で家族を持っていましたが、震災の数日後に実家の復旧、後片付けのために帰郷しました。(この時に目の当たりにした故郷の惨状はいまでも忘れられません。)
あの震災の僅か数日後に、被災地のほぼ中心に位置する実家までどうやってたどり着けたかは、ここでは割愛します。
家の中は家財が散乱し、あちこち壊れていて大変な状態でしたので、ひとつひとつ片付けたり、修理したりしていくうちに例の物置に行きつきました。
ここで、見覚えのある木箱を発見。 当然25年前のことなんか忘れていますが、木箱には見覚えがり、尚且つ、自分に関係のあるものだという意識があったので、早速開けてみてビックリ!
25年振りの再会です。
レベルのノンスケールのSST、1/72ファイターシリーズが数個、ニチモやフジミのキットなどなど・・・全部で20個程。
「お帰り! 25年間待っていたよ」と言われているような錯覚を憶えながら、ひとつひとつ中身を見てみると、手付かずの物、作り掛けの物・・・レベル1/72のP-47なんかはもの凄いディテールアップの真っ最中でした。
実家の後片付けを終えて、東京の自宅へ帰る時に、その木箱も宅急便で自宅へ発送しました。(あのような状況でしたから、暫くしてからの発送です。)
自宅へ帰った後、再度中身を確認しながら、「よし、もう一度作ろう」と決心をした訳です。
こうして25年前に姿を消したプラモデル少年は40歳のオヤジになって、めでたく「出戻り」を果たしました。
さすがに25年の歳月はどうしようも無く、デカールは殆どが使い物にならなくなっていましたので、そういうキットはエアレーサーや現代の自家用機を参考に適当な色に塗って完成させることにしました。
最低限必要な道具を揃えて、完成させた25年前のストックの中の一部をご紹介します。
ボーイングのSST、ノンスケール、デカールは何とか使えましたが黄ばんでいます。
レベル1/72フォッカーEⅢ これも何とかデカール生きていました。
フジミ?だったと思います、1/48のFW190です。
ニチモの隼、1/48です。
この時のストックのうち一部は放棄しましたが一応すべて消化し、何となく作り方を思い出すことが出来、ちょうど良いリハビリになりました。
出戻り後、初めて新たに購入して作った第一号が、下の写真のメッサーです。
出戻ってから早くも15年経過し、その間に完成させたのがちょうど50個になりました。
子供の頃には手が届かなかったモノグラムのキットやエアブラシも今では手が届くようになり、サークルにも入り、家族の理解も得られ、すっかり楽しませてもらっています。
今は老眼との戦いです。 あと何年続けられますことやら・・・。
じつは最近になり艦船模型が急につくりたくなりましたが、模型初心者の自分にはとてもムリとあきらめ、せめて潜水艦なら自分にもできのでは?とためしに二つばかりキットを購入しました。そこで参考までにとこちらのすばらしい作例を何度か拝見しにまいりました。
他の作例もあれこれ拝見すると、さすが長い模型歴をおもちだけに、みなすこぶるお上手ですね。完成度の高さに驚嘆しながら拝見しております。(自分も若い頃は一時、戦闘機のプラモなどを製作した経験がありますので、それぐらいはわかります。)
今後も時折覗かせていただきますので、よろしくお願いします。
ご訪問とコメントありがとうございます。
またプラモデルの作品をお褒めいただけて光栄です。
水上の艦船は細かい工作がテンコ盛りで確かに大変で、私も3隻作っただけです。
それに比べると潜水艦は組み立て自体は凄く簡単です。
単に塗装して組み立てるだけなら1/350の現用艦なら2日程で完成すると思います。
色々と考えて、リアルさや凄みを追求し始めると奥が深いですが、それでも水上艦より手軽なことは間違いありません。
1/350くらいの現用の潜水艦のキットを買って、一隻作られてみてはいかがでしょうか。
潜水艦は「塗装勝負」です。
もの作りがお好きでしたらだんだん嵌ってくると思いますよ。
いつでもお気軽に覗いてみて下さい。
それでは、今後もよろしくお願いいたします。
私なんて、2-3作ってもだめですよね。
今度のタイタニックは結構真剣ですよ。
前のクイーンエリザベスの二の舞は、いやですので。ww
実はラッキーベイフォートで
ロシアのKA-52も買ってしまいました。
出戻り後、暫く・・・数作品の間は国産の定評のあるタミヤやハセガワのキットが無難ですよ。
このメッサーもハセガワの定評のある1/48キットです。
精度が良くて、作り易いキット・・・これが一番です。