自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

フォードGT40 3台完成

2019年03月09日 17時03分29秒 | プラモデル完成写真(陸)

昨年11月末から製作を続けていたフジミ1/24のフォードGT40、ル・マン24時間耐久レースシリーズ3台がようやく全て完成しました。(GT40の「40」というのは車高が40インチ(1016mm)であることからきている俗称で、正式にはフォードGT Mk.ナンチャラです。)

これで旧作も合わせると、1966年の1ー2ー3フィニッシュ3台、68年の優勝車、69年の優勝車の合計5台が完成しました。(67年はフォードGTマークIVが優勝したのでGT40ではありません。)

キットは全て素組みです。

研ぎ出しはせず、ミスターカラーのスーパークリアⅡを砂吹き含めて5回程度吹いた後、コンパウンド磨きとモデリングワックスで仕上げました。

 

まずは66年からです。

この年は7リッターV8、475馬力のMk.Ⅱワークスマシン8台が出場し、ル・マン初優勝と同時に1ー2ー3フィニッシュを達成した年です。

2位になったゼッケン1

Ken Miles(イギリス)/Denny Hulme(ニュージーランド)優勝のゼッケン2と同一周回(僅差)の360周

フロントの赤のカラーリングは塗装です。

3位のゼッケン5

Ronnie Bucknum/Dick Hutcherson(共にアメリカ人)348周

 次は68年の優勝車です。

この年はワークス体制ではなく、ル・マンのレギュレーション変更に合わせて4.9リッター(DOHC)V8を搭載したMk.Ⅰの改良版を英国のチーム(有名なガルフブルーのカラーリング)に託して出場し、優勝しました。

ゼッケン9 Pedro Rodriguez(メキシコ)/Lucien Bianchi(ベルギー)

走行距離4452.88km、平均速度185.536km/h

この時の車はシャーシナンバーP1075という有名な車で、翌69年にもゼッケン6で出場し、優勝しています。

その他にも通算11回のレースに出場し、6勝を挙げ、「栄光のGT40」と呼ばれました。

過去作との集合写真です。

先ずは66年の表彰台独占の3台です。

中央の黒いのが優勝したゼッケン2(2014年10月完成) 

Bruce Mclaren/Chris Amon(共にニュージーランド人)

走行距離4843.09km、平均速度201.795km/h(ル・マンレース史上、初の200km/h超え)

68年優勝車(今回完成)、69年優勝車(2006年頃の完成)を加えた5台です。

69年優勝車 ゼッケン6 Jacky Ickx(ベルギー)/Jackie Oliver(イギリス)

4997km、平均速度208.250km/h これでフォードはル・マン4連勝を達成しました。

今からちょうど50年前のことです。

因みに、この69年がジャッキー・イクスのル・マン初勝利ですが、この後、ル・マン最多勝利者となります。

(このレースのスタートで彼がとった行動は有名です。)

製作時期が後になる程、少しづつですが出来が良くなっているのがお判りいただけるでしょうか?

こんな私でも少しは進歩するということです。(笑)

 

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16 コメント

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何を仰いますのやら (黒猫2号)
2019-03-09 19:37:24
今晩は、クラキン様。
おめでとうございます、お披露目ありがとうございます。
製作過程も含め大変勉強になりました。
GT40はこれでコンプリートですか?。
この車への思いが伝わってきたように感じましたが。
私の勝手な想像ですが、あの時代に受けた衝動が、今模型と言う媒体を通して再現された様に思いました。
間違っていたら申し訳ありません。
次作を楽しみにしております。
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Unknown (atzggkaz)
2019-03-09 19:41:00
クラキン様

3台完成、おめでとうございます。御苦労様でした。
どの車体も迫力があるアングルから撮られて、実車そのものですね。車体の下に出た影も柔らかで、格調高く撮られて、素晴らしいです。
バックは相当広いものを使って撮られているようですね。撮影環境をご教授頂けたら幸いです。
返信する
冷静にごぼう抜きからのWin! (みず)
2019-03-09 19:51:19
お疲れ様です。正面からのお顔拝顔しました。夜でもピンクや赤の隈取りは、バッチリ前方車にアピールしそうです。凶悪‼︎
さすがに、5台並ぶと壮観ですね。クラキンさんのご説明と併せ、それぞれの違いが感じられます(やはりこの時代、F1経験者(勝利者も含め)が多いですね)。
また機会があれば、色違いでGT40作ってください!(まだGT40積まれているんでしょうか?)。
次はいよいよアポロなんですね。ワクワクします! では
返信する
Re:何を仰いますのやら (クラキン)
2019-03-09 19:54:26
黒猫2号さん、ありがとうございます。
コンプリートではないですが、ル・マン4連覇表彰台という意味では一応コンプリートです。
この後、余力があれば(無いに決まっている!)表彰台以外のGT40も作りたい思いはありますが・・・。
「あの時代に受けた衝動」はご想像の通りで、私が小学校の高学年の頃、ル・マンでフェラーリ、フォード、ポルシェが競い合っていて、それがそのまま当時流行っていたスロットカーレースにコピーされていて、当時からGT40のファンでした。子供時代からの憧れの車なんです。
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Re:Unknown (クラキン)
2019-03-09 20:02:20
趣味人さん、ありがとうございます。
今日は朝から天気が良かったので二日酔いが醒めてきた昼頃から屋外の自然光下で撮りました。
こういう車はローアングルから撮ると迫力がありますね。
撮影に使っているのはロールスクリーンを流用した簡易スタジオみたいなものです。
仰る通り、結構大きめです。
製作した時のブログがありますので、よろしければどうぞ。
https://blog.goo.ne.jp/kurakin1220/e/93fe9e83d48fc72a76118d0bfc64255b
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Re:冷静にごぼう抜きからのWin! (クラキン)
2019-03-09 20:13:35
みずさん、ありがとうございます。
所謂ル・マン式スタートの当時、69年のジャッキー・イクスは自分の車まで悠然と歩いて行き、ゆっくりとコックピットに収まって、他の車がスタートし終えた後で徐にスタートしました。
スタート直後のリスクを見事回避したわけです。
バックミラーに写る姿はゼッケン1と5が狂暴ですね。
同じMk.Ⅱでも3台それぞれ微妙に違っていて、フジミのキットはその辺もきちんと再現していて嬉しいです。
GT40はこれで在庫が無くなりました。
機会があれば66年ル・マンの表彰台以外の車やデイトナなどの出場車も作りたいですね。
次はアポロです。
返信する
レベルの新型GT40ルマンも一緒に並べてほしい (もなたろー、だって猫だもん)
2019-03-09 21:20:42
クラキン様こんばんは。
GT40完成おめでとうございます。複数の同時完成なんてモデラーの夢ですね。口で言うのは簡単ですが、同じ作業を何回もやらなければいけないのは本当に大変です。私などは友達と展示会用にラバウル基地再現のため複数の零戦を作っていて、すぐに飽きて ひんしゅくをかってたりします。クラキン様偉いなぁ。ホントに完成して並べられちゃうのですから。
 私のフジミのGT40は、妄想族ゆえ、ずっと止まっていて情けないです。大昔に発売されたIMC1/25のMK.Ⅱにエンジンがあるのに、フジミにはエンジンないのが不満でエンジンを作っていたら疲れてしまいました。クラキン様のお写真拝見していると後ろからエンジンほとんど見えないですね。一番後ろしかないエクゾースト・パイプも全然問題ないみたい。苦労して作りかけた私のExパイプ全然意味なしですか!
ゼッケン5(以前買ったWGPのヴィデオでは、ゼッケン・ナンバー・2と言わず、2番車とか呼称し、オートレースみたいで、ものすごい違和感でした。)のMK.Ⅱの金色、とてもいい感じですね。最初のお写真では、ちょっとシャンパン・ゴールドっぽすぎるように思えましたが、実車写真そっくりになりましたね。早々にリタイヤしましたが、ワークス仕様のカッパー色のゼッケン4を作って一緒に並べるときはもっと赤くしないといけないかも…。
 ゼッケンの白色サークルもデカールの下に白色塗った効果があり、透けなくてすごくいいですね。まるでカルトグラフ入りを作ったみたいです。ゼッケン1,5のフロントに塗られた赤とピンクの識別マスクも綺麗に左右対称になっていてお見事!と思いました。
 69年のゼッケン9のMK.Ⅰは、リアカウルを塗装後に接着なさっているのですね。カウルがあわないとか、接着剤はみだしの危険とか、私にはできない工作です。でも、クラキン様は難なくクリア!あっぱれ!です。(もしかして、カウルを先につけるとシャシーが入らないの?)難しいガルフ・ブルーもとてもいい感じです。秘密でしょうが、塗料の配合比は??ガルフブルーはかつて、モデラーズから出ていましたが今は入手できないし、確か、フィニッシャーズからも出ていましたが、名前が違っていたような…。ケニーと平の鈴鹿8耐のTECH21のFZRと並んで調色の難しい色ですね。
 ガルフブルー、年度ごとに色が違うのかと思っていたら、95,96年のルマンで走ったガルフがスポンサーのマクラーレンF1の色を除けば、皆、同じ色合いみたいで、その違いの原因は写真の露出まちがいだったみたいですね。
 最後のお写真、いっぱい並んで博物館みたいですね。ゼッケン1と5の完成度は特に素晴らしいです。模型誌から作例の依頼こないのが不思議です。
 66年の3台がそろったので、ゴールシーンのジオラマもいいですね。それと、残りのワークス5台のMK.Ⅱを作るのはどうでしょう?サンダーバードを1号から5号まで並べるより、展示会では皆をうならせるように思います。(マシューモデル1/43で8台並べた人はいましたね。でも、1/24で並べられれば迫力が違います。)

 この66年のル・マンは当時幼児の私も興奮させられました。直前に買ってもらった自転車に前年度優勝のヨッヘンリントのゼッケン21を貼っていたのですが、ミーハーな私は今度は、GT40!GT40!と騒いでいたのを思い出します。

 私の近所には何故かスーパーカー持っている人が多く、ガルフカラーのGT40レプリカを持っているおじさんもいました。その車高の低さはホント低いです。エアサス付のローライダーを除けばこれほど低い車を公道で走らせるのは無理だろうと思える低さでした。(天井も遥か目線の下です。)排気音もV8のサイレンサーなしの轟音でしたが、部品が入ってこないのか、持っていた10年のほとんどがジャッキアップの日々でしたね。今となっては、もっと見ておけば良かったです。

 次はアポロですか。トラペのGT40でないのがちょっと残念。
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Unknown (atzggkaz)
2019-03-09 22:05:33
クラキン様

こんばんは!早速のご回答、ありがとうございます。
ロールスクリーンを使ってのフォトスタジオは、収納できて特別コーナーを設けなくても撮影出来て、便利ですね。大変参考になりました。ありがとうございました。
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Re:レベルの新型GT40ルマンも一緒に並べてほしい (クラキン)
2019-03-10 06:45:27
もなたろー、だって猫だもんさん、ありがとうございます。
3台同時は流石にちょっと疲れましたが、カラーリングや細かい仕様の違いがあるので飽きずに作れました。
このキットはエンジンレスですが、とにかく作り易いのとシルエットなどの全体の雰囲気が凄く良いので、何台でも作りたくなります。 フジミもその辺を狙ってGT40についてはディスプレイモデルに徹してバリエーションキットを凄く増やしているのだと思います。
レースの世界では「〇号車」という言い方が普通ですね。でも私もゼッケン〇とかカーNO.〇って言った方がしっくり来ます。
Mk.Ⅱはボディが一体成型で、最後にシャシーと合体させる作りですが、Mk.Ⅰはボディパーツが2分割になっていて、シャシーとボディ前半分を合体させた後でエンジンカウルを取り付ける手順で、多分、こうしないと合体できないのだと思いますが、パーツ精度が良いので、ほんの少し調整するだけでピタッと決まります。
昔作ったゼッケン6のガルフブルーが完全に濃すぎたのと、デカールも透け透けなので、この反省を生かしてゼッケン9を作りました。
デカール下地の白塗装は必須ですね。
ストライプもでるだけ塗装にした方が出来栄えが良いです。
今回のガルフブルーはミスターカラーの5番ブルーと1番ホワイトを大凡3:2くらいで混ぜて、3番レッドをほんの少し加えました。今回はかなり上手くいったと思っています。
ゼッケン1はこのガルフブルーに白を更に増やして作った色です。
ゼッケン5は黒→シルバーで下地を作った上からクリアオレンジとクリアイエローを調合したものを吹いています。
このクリアカラーの吹き加減で金の濃さが変わりますので、調整自在です。
実車の雰囲気に一番近くなったところで止めました。
GT40の市販車は台数が凄く少ないので、日本でも持っている人は殆ど居ないと思いますが、私は10年程前に中央自動車道で2台つるんで走っているのを目撃したことがあります。
本当にペッチャンコで、凄い音でしたが、滅茶苦茶カッコ良かったです!
トランペ1/12も早く作りたいのですが、5月の静岡か、秋の展示会までに何とかアポロも間に合わせたいので我慢です。
今年はアポロもGT40の4連覇も両方50周年なので忙しいです。(笑)
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Re:Unknown (クラキン)
2019-03-10 06:48:01
趣味人さん、いらっしゃいませ。
ご覧いただいてありがとうございます。
極単純な作りなので材料さえ揃えば2~3時間で完成します。
ロールスクリーンを何色か買っておけば被写体の色によって使い分けられます。
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