自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

ソ連戦車2台同時製作 その10 完成

2021年03月25日 07時43分17秒 | プラモデル完成写真(陸)

タミヤ1/48 MMシリーズNo.98のT-55とNo.99のT-34/85が揃って完成しました。
これで出戻ってから168、169個目の完成で、積みの半分以上になりました。
戦車の場合、何を以て「完成」というのか、よく判らなくなったという感想もあるのですが、自分としては一応完成という気持ちになりました。
私としては5~6台目の戦車です。(72が1つ以外は全部48)
3月7日に制作開始したので、製作期間は17日間、正味の製作日数は1週間程です。

これまで作った4台は、基本塗装→墨入れ→ウォッシング→タミヤウェザリングマスターでの汚しという単純な工程でしたが、今回はhajimeさんやムライ博士さん、くうさん、0-senさんなど、先達の技法や作例に習って、最近購入した油絵具、ウェザリングペースト、水性塗料などの新たなマテリアルを使って、フィルタリング、チッピング、泥汚しという新たな塗装やウェザリングに初挑戦してみました。

組み立て自体は定評のあるタミヤMMシリーズなので、完全素組みで正味丸1日程度で終わりました。 パーツ精度完璧でパチピタの極地です。
マーキングはT-34がキット付属デカールを使った第3親衛戦車軍、第7親衛戦車軍団のもので45年にベルリンに侵攻した時のもののようです。
T-55はどうても68年のプラハの春(チェコ事件)の時にプラハに侵攻したソ連軍のマーキングにしたかったので、キットのデカールは使わず、ネット画像を参考に白十字を筆塗りし、車体番号はジャンクデカールから流用しました。

基本塗装は全てクレオスラッカーでT-34がカラーモジュレーションセットの瓶生、T-55がベース色に白と茶色を少し混ぜて色調を変えた色の濃淡です。
墨入れはクレオスウェザリングカラーのグランドブラウンで、ウォシングは同じくグレイッシュブラウンです。
この後が全部今回の初挑戦です。
フィルタリングは油絵具のチタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、グリーングレー、ローアンバー、アイボリーブラックを点付けしてターペンタインを含ませた筆で拭き取るような感じで広げました。
チッピングはクレオスのレッドブラウンをスポンジで叩く方法と極細面相筆で乗せる方法の併用です。
前回のミゼットの反省で、調子に乗ってやり過ぎないように気を付けました。
要所にはウェザリングカラーのステインブラウンも追加しました。
最後にライトグレーでドライブラシを掛けて立体感を出しました。
足回りは、これも最近購入したクレオスのウェザリングペーストのマッドイエローとマッドレッドの2色を使いました。
履帯にはウェザリングカラーのステインブラウンもたっぷり塗っています。
転輪周りはウェザリングペーストを点付けした後、薄め液で広げています。
車体下部はウェザリングペーストを擦り付けたまま乾燥させています。
車長のフィギュアは水性塗料のアーミーペインター4色とVICホビー2色の合計6色を使って筆塗りしました。

最後になってしまいましたが、色々と教えて頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。 お陰様で新しい扉をひとつ開けることができました。

それでは完成写真です。

【T-34/85】

【T-55】

18年に製作したT34/76も並べてみました。
76が綺麗に見えます。

これまで製作したタミヤMMシリーズ5作勢揃いです。
製作順はマーダー(一番手前、14年)→T34/76(一番奥、18年2月)→Ⅳ号戦車(手前から2番目、18年3月)の順です。

 

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ( 趣味人( シュミット ))
2021-03-25 10:52:47
クラキン 様

2輌同時完成、おめでとうございます㊗️
ロシアングリーンの渋さがたまらんですわ。ウェザリング、シェーディングその他、フィギュアの塗装も参考になりました。これまでの基本技術があってこその飛躍ですね。先ずはお疲れ様でした。
Re:Unknown (クラキン)
2021-03-25 13:59:22
趣味人さん、ありがとうございます。
今はまだ物真似の世界ですが、皆様のご指導のお陰で一歩前進できました。
これから少しづつ自分流に進化させていきたいと思います。
「色」というのは奥が深いなぁ・・・とつくづく思いますね。 勿論、プラモデルの塗装の話ですよ。😁
完成おめでとうございます。 (辻堂ジップ)
2021-03-25 15:13:36
ソ連の戦車、色気は無いけど、凄味は満点ですね。置き場所なんかも考えたら、こっちの方が何かと良さそうです。
色々新しい手法を早速自分の物にされたようで、何よりです。水性塗料。私は当初の印象が良くなかったし、ファレホ等も喧伝されるほど万能では無い印象も有り、敬遠してましたが、もう一度仕切り直しても良さそうです。
Re:完成おめでとうございます。 (クラキン)
2021-03-25 16:25:00
辻堂ジップさん、ありがとうございます。
このダークグリーン無地というのが何とも不気味な凄みがあります。
米軍のオリーブドラブ一色とは違った迫力ですね。
今回は新しいことだらけで本当に楽しめました。
私も水性塗料は良い印象が無かったのですが、今回、完全に払拭されました。
基本塗装はこれまで通りラッカーを続けますが、細かい塗り分けやフィギュアは水性で行こうと思います。
そういう使い方なら色数もそれ程沢山揃える必要はありませんし、使用量も微々たる物です。
新たな船出?おめでとうございます (黒猫2号)
2021-03-25 19:15:28
今晩は、クラキン様
ヨンパチT-55とT-34/85、完成おめでとうございます
今回は写真の撮り方も変えられたのですね?
リアルな塗装が大迫力で画面いっぱい、見ごたえが更にアップしてます
カメラが広角になったためでしょうか、砲塔を横に向けてローアングルから写したものは
専門雑誌に載っていた実車写真の様です
こうやって拝見すると、泥と錆は戦闘中のAFVにとっては必須だという事がよく分かりました。
Unknown (あきみず)
2021-03-25 20:12:44
T-34,55 と2両完成おめでとうございます。
文中の今回の初挑戦の書き込みの内容がどんなものか
まるで分らないのですが、大きな写真でどんな
ようにされているのか、なんとなくわかりました。
真上からのアングルが、今まで見たことない
構図でこれは、目から鱗でした。
Re:新たな船出?おめでとうございます (クラキン)
2021-03-25 20:31:47
黒猫2号さん、ありがとうございます。
船出と言うほどのことではありませんが、新しい扉(Doors)をひとつ開けることができたように気分です。
今回は晴天下の屋外で写真撮りしたので、凄く明るい画像になりました。
戦車は斜め前方のローアングル(身を屈めた歩兵の目線)から砲身を正面に向けて撮るのが一番迫力がでます。
広角側一杯で絞り優先で撮りました。
なるべく画面一杯になるように気を付けました。
錆、泥、退色・・まだまだ奥が深そうです。
同じ技法を飛行機でも活かしてみたいです。
Re:Unknown (クラキン)
2021-03-25 20:36:03
あきみずさん、ありがとうございます。
今回の初挑戦は全部「ウェザリング」技法の範疇です。
一言で言えば退色表現と汚しです。
AFVの先達の皆様が行われている技法をいつか自分でもやってみたいと思っていたのを、今回一気にやってみたというところです。
戦車は真上からの写真も結構面白いですし、プラモデルならではアングル(実物では撮れない)なので必ず撮るようにしています。
新たな世界へ (hajime)
2021-03-25 20:49:41
完成おめでとうございます。
単色は変化をつけるのが難しいですが、ウォッシングとフィルタリングで奥深さのあるロシアングリーンになっていてかっこいいです。
チッピングの塩梅もとても難しいですが、程よく決まっていて丁度良い感じだと思います。T-34の砲塔のチッピング、決まってます。
ローアングルで撮られた6枚目のT-34、迫力たっぷりです。足回りの汚れがロシアの大地を駆け巡ってきたことがよくわかりました。
T-55は渋いロシアングリーンでこちらも迫力というか、共産圏独特の凄みを感じさせますね。車体に描かれた白線がウエザリングによってとても自然な感じに仕上がっていて素敵です。
2台ともにローアングルで寄って撮られている写真が、視線の高さから実物を見ているように感じます。
新しいやり方、新しい塗料の経験、どんどん実行されてきて、もう新たな世界へ踏み出しましたね。私も頑張ります。
 (某男)
2021-03-25 21:27:09
完成おめでとうございます。
ずらりと並べると壮観ですね。
一目見て写真がめっちゃ自然でキレイだと思いました。
他の方のコメントへの返信を読んで納得。
太陽光での撮影だったのですね。
今度やってみたいです。

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