自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

箱根一泊旅行

2018年06月17日 09時25分07秒 | 旅行記
ちょっと前の話になってしまいましたが、5月末~6月頭に掛けて、箱根に一泊旅行に行ってきました。

箱根は我が家から近い(行くだけなら片道1.5~2時間)ので、日帰り・一泊合わせて過去に10回以上行っていますが、今回立ち寄ったところは何と!全て初めて行くところばかりです。
箱根旅行を計画されている方のご参考になれば幸いです。

もう行きつくしたような気になっていましたが、まだまだ行ったことが無いところが沢山あることを改めて認識しました。

初日は時折小雨が降る天候でしたが、観光には特に支障はありませんでした。
朝の7時半頃に自宅を出発し、中央自動車道で河口湖へ。

途中渋滞も無く、9時頃には最初の目的地である川口湖畔の「河口湖ミューズ館(与勇輝館)」へ到着です。
http://www.fkchannel.jp/muse/
ここは人形作家の与勇輝さんの作品を常時展示している美術館です。
簡単に言ってしまえば少し硬めの精巧な縫いぐるみ・・・という表現になってしまいますが、非常に完成度が高く、立派な美術工芸品です。
展示作品については上記のHPでご覧いただく方が良いでしょう。
1時間ほどで一通りご覧になれると思います。
また、私のような昭和生まれ・育ちの方にはお勧めです。
館の全景とウッドテラスです。 このテラスに面してカフェがあります。


前庭には手入れの行き届いた花壇があり、綺麗な花が咲いていました。



次に向かったのは、同じく川口湖畔のオルゴールの森の近くにある、「久保田一竹美術館」です。
室町時代の「辻が浜染」を現代に蘇らせた染色家久保田一竹の作品を一堂に集めた、一竹自信が開いた美術館です。
染色の工程を記録したVTRも常時上映しています。
一見の価値ありです。
http://www.itchiku-museum.com/
なかなか言葉では表現できない、気の遠くなるような見事な作品ばかりです。(展示作品の写真撮影はできません。)
入り口の門です。
久保田氏は東南アジアの工芸品を収集する趣味があったそうで、この門もその一つです。

門から展示館迄の間に滝が作られています。

展示館の入り口にあるミュージアムショップの建物です。
ちょっとガウディ風のデザインですね。

展示館の中の客間です。
ここにも東南アジアのインテリア装飾が沢山飾られています。
窓がちょうど額縁の役割をして、外の庭園があたかも「絵」のように鑑賞できます。
勿論、そのことを計算して作られた庭園です。

その庭園を散策することもできます。



次に立ち寄ったのが河口湖自動車博物館ですが、残念ながら8月のみ開館ということで観られませんでした。
ここはクラシックカーだけではなく、復元された隼Ⅰ型、ゼロ戦21型・52型なども展示されている所で、是非観てみたかったのですが、残念でした。
http://www.car-airmuseum.com/index.html

昼食を挟んで三番目に立ち寄ったのが、「富士山レーダードーム館」です。
http://fujiyoshida.net/spot/151
今まで何度も前を通っていながら立ち寄った事が無かった所に遂に行きました。
ここは1964年(東京五輪開催の年)から1999年までの35年間富士山頂で運用された世界最大の気象レーダーを移設展示している博物館です。
残念ながら保存展示されているのはレーダー本体・ドーム・モニターだけで、その他の付帯設備はジオラマ模型だけの展示ですが、一見の価値はあると思います。
作家の新田次郎さんが、元々は気象庁職員で、このレーダーの発案者でありPJリーダーであったことを初めて知りました。
移設復元されたレーダードームです。

ドーム内のレーダー本体を下から見上げた写真です。(ドーム内には入れません)

モニターです。

全景のジオラマ模型です。


小田急山のホテル
http://www.hakone-hoteldeyama.jp/
以前泊まった事のあるプリンスホテルの隣の湖畔に建つホテルです。
それ程大きくはありませんが、全室レイクビューで非常に静かで落ち着いた雰囲気、上質なサービスのホテルです。


部屋からは富士山も見えます。 庭の躑躅が満開の時期はもっと絶景だったと思います。

食事も夕食/朝食共にバイキングではなく、ちゃんとしたコース料理/セットメニューで丁寧なテーブルサービスをしてくれます。
プリンスホテルよりも格段に良いです。
夕食は和食/洋食コースを選べますが、私はわしょいくコースを選びました。
とても美味しくてボリュームも十分でした。(写真をクリックすると大きくなります。)
勿論、温泉(当然露天風呂付き)にも夜2回、朝1回の合計3回、ゆっくり、ゆったりと浸かることができました。

朝食はセットメニューです。


二日目は朝から晴天で、朝一番で駒ケ岳ロープウェイを使って標高1356mの駒ケ岳山頂まで行きました。
http://www2.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/
生憎、山頂へ着いた時には富士山の山頂に雲が掛かってしまいました。

山頂から見下ろした芦ノ湖。 ほぼ全景が見渡せます。

芦ノ湖と反対方向、南東の方向には相模湾が一望できます。
小さく江の島も見えています。

山頂には箱根神社の元宮があります。


駒ケ岳から下山した後、山のホテルに戻り、湖畔のサロン・ド・ロザージュで朝のティータイムです。
湖畔のテラスで朝の爽やかなそよ風にあたりながら頂くケーキと紅茶は格別でした。
(一人2000円相当ですが、前夜の宿泊プランに込みです。)



仙石原の湿原を通って、仙石原方面に向かいました。
湿原の全景です。 新緑が美しいです。


最後に立ち寄ったのが仙石原からかなり山に入った所に忽然と現れるポーラ美術館です。
以前から名前は知っていて興味はありましたが、訪ねるのは初めてです。
http://www.polamuseum.or.jp/
ここは想像以上に見応えがありました。
ゆっくり見ると優に半日は掛かります。
本当にジックリ見ると1日潰れるでしょう。
展示内容の一部は定期的に変わるようです。
ピカソやルノワールなどの有名な西洋画家の絵も沢山展示されています。
行ってみる価値は十分にあります。
一部は写真撮影も可能です。

16世紀の景徳鎮の焼き物です。


6世紀の中国の加彩騎馬人物傭です。

印象派の画家モネの数ある睡蓮の絵の中のひとつです。
(本来、ブログに写真でアップするようなものではありませんが、ご紹介の意味で)


次回の旅行は、紅葉の時期、少し遠出をしたいと思います。
コメント (6)
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