とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

プロ野球は始まったけど

2007年03月31日 | とのさまの休日
  先週のパ・リーグに続いて昨日からセ・リーグも公式戦がスタートしました。

  例年なら「ドラゴンズ小松とスワローズ尾花の投げあい」とか「ベイスターズの開幕投手は今年も有働」なんてネタを書くんですが、どうもその気が起きません。

  なにせどんなに負けても3位になれば決勝トーナメント進出なんてんじゃ応援する気にもなれません。要は「長い予選」に過ぎないんですから。これじゃ3位以内を確定したチームが以後に手抜きするってことも十分にありえます。おまけに昨年のように1位になってもメリットがないんですから。

  高校野球も昔は“敗者復活”があったらしいですが、その“復活”チームが優勝したことで不公平感を生じて取りやめになったらしい。それでいいんです。努力してもメリットがないなら人間は堕落します。

  そんなに見所を増やしたければ、昔のパ・リーグが採用していた前後期制というのもあるでしょう。前期と後期の優勝チームが日本シリーズ進出を賭けてプレーオフを戦う。それで不足なら交流戦優勝チームと両リーグ併せての勝率2位チームも加えたっていいでしょう。とにかくまじめに勝ってもバカを見るシステムなんて楽しくもなんともありません。

  いっそ3球団ずつ4リーグに分割して、1年1シーズンではなく毎月優勝チームを出すのはどうでしょう。そして優勝回数が多い上位4球団で決勝トーナメントを行ない年度チャンピオンを決めるってのは。見所が毎月あるってのはいいじゃないですか。

  今年は願わくばドラゴンズがぶっちぎりで予選を1位通過し、予選を負け越し辛うじて3位に入ったジャイアンツに逆転優勝を決めていただきたい。そうしたら来年の制度がどうなるか楽しみであります。