goo

ラスカルと蕗味噌

 外来生物法の目的は、特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止し、生物の多様性の確保、人の生命・身体の保護、農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、国民生活の安定向上に資することです。


 :ラスカルさん、今日は外来種有害獣の駆除について語っていただきます。

ラスカル
なんでわしや。


 :ご自身のことを語っていただければと。

ラスカル
有害獣ってか?まあ、社会のダニとはいわれとるけど。


 :アライグマは外来生物法で特定外来生物に指定されていて、飼育・栽培・保管等が原則禁止されています。

ラスカル
そんなこと言われてもなあ。もともと、日本に来とうて来たんとちゃうで。そもそも、なんでわしがここにいるか、わかっとるんか?


 :1977年にフジテレビで放映されたアニメ、「あらいぐまラスカル」で愛嬌を振りまいたからじゃないですか。

ラスカル
そやけど、あれは演技のプロとして台本どおり演技しただけや。「可愛い感じ出してください」と言われりゃあ、プロだからなあ。


 :実際のアライグマは気性が激しく、可愛くない。

  ラスカル

確かに、アライグマは動物界の「浜崎あ"ピー"み」と言われている。


 :突然の固有名詞はやめてください。当ブログ初めての"ピー"を入れさせていただきました。それに気性が激しいと言うより、性格が悪"ピー"、、、、、
 

 このアニメで大人気になったアライグマが、北米から大量にペットとして日本に持ち込まれたのだが、家庭で飼えるはずがもなく、どんどん野に放された。現在では自然繁殖により個体数が増加を続け、生態系や農業に影響があるとされ、駆除奨励金がでたりしている。

 動物だけではなく、植物でも同じようなことが起こっている。ミツバチが蜜を採取するためにと、北米から移植されたセイタカアワダチソウは、生態系に大きな影響を与えた。人間が自然に手を加えるときは慎重であらねばならない。

 今年の春、庭先にこんなものが出てきた。フキノトウ。

フキノトウ

 去年の5月、長野のスキー場で大量のフキノトウの芽を採取。持ち帰って、天ぷらやフキ味噌にしたのだが、中にはとうのたったのもあった。人間もフキノトウも、とうがたつと苦味が増す。人間はいい味になるがフキノトウは食えない奴になる。

 この、とうのたったフキノトウを、捨てるのもかわいそうなので、庭に植えてみたのだ。今年、フキノトウがひとつだけ小さな芽を出した時、生態系への影響など議論が沸騰した。

 結局、最も合理的と思われる意見に従い、フキノトウの芽は摘み取られること無く、どんどん大きくなってきている。

 「たった一つだけじゃ天ぷらにしたって喧嘩になるでしょ。来年もっと沢山出てくるかもしれないし、、、、、、、」

 こうして外来種は繁殖を続けることになる。




謝辞:本日のフォーマットは「西中シャロンのサン・スーシー超特急 ダストバニー・ライドオン!」を参考にさせていただきました。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ウルビーノのヴィーナス

 東京上野の国立西洋美術館で「古代からルネサンス、美の女神の系譜」と題した展示会が開催されている。ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」が目玉だ。

 西欧で美の女神というとギリシャのアフロディテであり、これがローマではビーナスと呼ばれていた。ギリシャ、ローマの神々は自由奔放でまったく楽しいのだが、キリスト教の浸透に伴って異教の神として駆逐されていく。再び復活するのは中世が終わり、ルネッサンスになってからである。したがって今回の展示会も古代のビーナスの展示から急にルネッサンスのビーナスに飛ぶことになる。

 この、「時代の不連続性」が興味深いものを見せてくれる。会場の中ほどに、2000年前と500年前に作られた高さ30センチくらいのビーナスのブロンズ像が2体、並んで展示されている。ところがこの2体、受ける印象がかなり違う。この1500年と言う時間の差が技術の差となり、より繊細な表現が可能になっているが、同時に形式化も進んでしまったようだ。古代のビーナスは、制限された技術の中でいかに表現するかという意志を、より明確に感じることが出来る。制限有るところに芸術が生まれるということか。

 今回の展示のハイライトはやはり「ウルビーノのヴィーナス」。これ以降の裸体画の源流となった作品である。この作品は単にエポックメーキングな作品と言うだけではなく、その美しさも際立っている。ティツィアーノの作品としては、すぐ横にもう一点「キューピッド、犬、ウズラを伴うヴィーナス」が展示されているが、やはり印象は薄い。

ウルビーノのヴィーナス

 今回の展示で、他に気に入った作品はカラッチの「ヴィーナスとサテュロス、小サテュロス、プットー」で、背を向けたヴィーナスとサテュロスの明暗の対比が面白い。

ヴィーナスとサテュロス、小サテュロス、プットー

 キリスト教にとって異教であったビーナスをテーマにした展示会であるため、宗教色のある作品は無い。より自由な発想で表現が可能なためか、変化に富んだ作品が多展示されていて楽しめる。5月18日までの公開だから連休の一日を上野まで出かけてみるのもお勧めだ。



ウルビーノのヴィーナス

日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

この表題でアクセスは倍になる(続)

 おかしい、これは。きっと何かあるぞ。頭のどこかに稲妻が走った。

 数日前、「情報化社会の文章作法」というタイトルでブログを書いたら、ランキングサイトからの来訪者数が通常の3倍になった。一体どうしたのだろう。

 ランキングサイトで見ることの出来る情報はブログのタイトルだけである。それならば、タイトルを工夫すれば読者を増やすことが出来るだろう、というのが分析結果である。それでは追試をして、この仮説を証明してみよう。
 
 ちょうど24時間前に、「アクセスを倍にするための表題のつけ方」という題名でブログを書き上げ、投稿しておいた。ブログを書いている人にとってアクセス数を増やすことは一番の関心事。予想通りであれば、この24時間の訪問者数は劇的に増え、天文学的数字になっているはずだ。ふっふっふ、人間、頭は使いようだよ。

 結果を報告する。

前週の平均アクセス数/日 「アクセスを倍にするための表題のつけ方」へのアクセス数(24時間)
ランキングサイトからの訪問者数 18.3 14
ランキングサイトへの投票数 12.3 11
ページビュー数 540.2 542
IPアドレス数 239.8 210


 残念ながら、ランキングサイトからの訪問者数は、先週の平均の3割減という情けなさ。投票数にいたってはこの一週間で最低レベル。

  「『アクセスを倍にするための表題のつけ方』などと言う表題、けれんみたっぷりで読む気もしないわ。」とは遠くから聞こえてきた声。はいはい、これは実験なのです、実験。残念ながら、また、作者、策に溺れてしまったようだ。



24時間後の追記
自己言及の文章としての実験だったが結果は散々なものであった。この記事を公開してから24時間以内にあったアクセス数を記録しておく。
ランキングサイトからの訪問者数=11
ランキングサイトへの投票数=9
この1週間で最低であった。但し、ランキングサイトがブログの内容に敏感に反応することも分かったのが収穫だ。今後の文章作りに利用できそうである。ま、負け惜しみではない。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

アクセスを倍にするための表題のつけ方

 文章に表題をどうつけるかは重要な問題だ。たとえば、ブログタイトルのつけ方を工夫すれば、簡単にアクセスの量は倍になる。好ましい表題のつけ方について、まず理論を説明し、それから実践、結果について記す。


1章 理論
1.1 表題の長さ
 まず表題の長さに注意する必要が有る。たとえば、このブログのタイトル「アクセスを倍にするための表題のつけ方」は18文字で出来ている。これは日記ブログランキングで表示される最大文字数なのだ。日記ブログランキングから読者を誘導するためには18文字以下が望ましい。

1.2 表題と内容
 表題と内容は無関係で良いと割り切ること。内容が推測しやすい題名が望ましいとされているが、読者の興味を引くことが最優先である。読者に自分のブログを開かせることが出来たらほとんど勝負ありである。

1.3 独創的であること
 無関係な単語を「と」や「の」で結ぶのが基本。独創性を満足するためには、この無関係と言うのが非常に重要。例えばこんな題名だったらきっと読んで見ようを思うに違いない。

「赤と苦労人」
「ツキと6000万円」
「あの阿呆と一緒」
「浪人と倦み」
「昼のバスガール」
 
1.4 プライバシーの暴露を暗示する言葉の多用
 やはり人の興味は他人のプライバシーであり、キーワードは色々有る。あまりやりたくないが下ネタも有力な手法だ。例えばこれらはいかがだろう。

「知人の愛」
「壁の眼」
「放尿の海」


 堅い話がだいぶ長くなってきた。そろそろ読むのも苦痛になってきたはずだ。実践と結果については明日のブログに譲ることにする。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。



参考文献
スタンダール:赤と黒
サマセットモーム:月と6ペンス
芥川龍之介:或阿呆の一生
アーネスト・ヘミングウェイ:老人と海
筒井康隆:朝のガスパール
モーリス・ラヴェル:夜のガスパール
谷崎潤一郎:痴人の愛
松本清張:眼の壁
三島由紀夫:豊饒の海

写真
制服のバスガール:三重交通株式会社
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ

 「ロドリーゴとガブリエーラ」、メキシコの男女二人組みギター・デュオ。ナイロン弦のアコーステイック・ギターを使って演奏する、インスルメンタルなグループで、オリジナル曲の他、ツェッペリンの天国への階段やメタリカのオリオンなどカバー曲もレパートリー。

 メタル・ロックのギタリストだったロドリーゴは、ピックを使って、すざましい速さでメロディを演奏する。ガブリエーラはリズムセクション、ギターをまるで打楽器のように扱う。ベースは二人が足で床を叩く。ナイロン弦のアコースティックギター二本だけで、一体どうやってこんな音が出るのか、想像もつかない。

 初めてFM横浜で聞いた時から気になっていたのだが、HMVでCDを買ってきた。CDは、いつもだと安い輸入版を買うのだが、今回は国内版を購入した。この初回限定版にはDVDがついている。輸入版では日本語字幕がないので、やむ得ず3360円の出費になってしまったわけだ。

 DVDには結成までの経緯や、ライブの映像が収録されていて興味深いのだが、お目当てはレッスンチャプター。代表曲Tamacunの演奏方法を詳しく、見せてくれる。普通のスピードで演奏されたら目にも止まらないのだが、ごくゆっくりと演奏して見せてくれる。DVDは、コピー禁止なのでお見せすることは出来ないがyoutubeに有るので是非見て欲しい、残念ながら日本語字幕は無いが。




 これを見ても分かるように、ガブリエーラの演奏法はユニーク、今まで見たこともない。ギターと言うよりパーカッション。フラメンコをベースとしているが、彼女自身のリズムでギターの胴を叩く。

 何十年ぶりかでギターを弾いてみたくなった。ガブリエーラの真似をして、超絶技巧でギターの胴を叩いてみたいのだ。

 最近はサイレントギターといって音がほとんどしない、ヘッドフォンで聞くタイプのギターが売られている。住宅事情を考えると選択肢は無い。ヤマハのサイレントギターSLG100Nを買ってきた。

ヤマハSLG100N

が、しかし、、、、、、、、胴が無い、、、、、、、




日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

情報化社会の文章作法

 情報化社会と言われて久しいのだが、最近は情報の氾濫が心配され始めている。実際、過度な情報は情報として役に立たないことが多い。

 東横線の横浜駅で待ち合わせる約束をしている二人の会話を例として、有効な情報とは何かについて考えてみよう。

ケース1
ニコール・キッドマン 明日の12時、東横線の横浜駅の改札口で待ってるから。

横浜駅は通路ごとにコアカラーが決まっててね、ピンクの通路を降りた所よ。
ブルーもあるから気をつけてね。ブルーじゃなくピンク。
東京寄りにはグリーンの通路も有るけど、これはピンクと同じところへ出るからこれでもOKね。
でもピンクのほうが近いからグリーンじゃなくて、勿論ブルーはだめよ。

じゃ、明日ね。


ケース2
ニコール・キッドマン明日の12時、東横線の横浜駅の改札口で待ってるから。

ピンクの通路を降りた所よ。
ピ・ン・ク。
桃太郎さんの桃色。

じゃ、明日ね。




そして、翌日

東急ピンクの階段 
東急ブルーの階段 
東急グリーンの階段
キース・アーバン
?????????
東急ピンクの階段
キース・アーバン
これか


 ブログでもそうだが、簡潔な文章ほど情報の質は高くなる。誤解される危険性も少なくなるし、なにより簡単に覚えてもらうことが出来る。しかし、残念ながら最近氾濫している文章は、冗長で無用に長く、しつこい繰り返しが、横行している。正しく情報を伝えるためには、短い文章を目指すべきなのである。これは重要なことなので繰り返すが、長くなった文章には必ず欠陥があり、くどいようだがもう一度言わせてもらうと、、、、、、、略、、、、、、、、



日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

幸せの行方

 伊豆急行、伊豆高原駅から車で県道を15分くらい、林の中を走ると、突然開けた場所にでる。陽だまりの向こうに石造の建物が見える。白亜のしゃれた外観だが格子の入った窓は小さい。痴呆性高齢者グループホーム、ハリウッドだ。

 痴呆症の進んだ入所者は、名前を覚えることもおぼつかない。スタッフは皆、ニックネームを大きく書いた名札をつけている。施設長はニコルと呼ばれている。ハリウッドの俳優、ニコール・キッドマンからとったらしい。

 比較的痴呆の症状の軽い入所者は、自分にニックネームをつけている。談話室からはキャメロンやコン・リー、ジョディーらの笑い声が聞こえてくる。裏庭の菜園でキュウリを穫り入れているのはパリスだ。オドレイも居るが、口の悪いのにかかると、オードリーだろうと言われている。本人はトトゥのつもりだが、ヘップバーンのほうがお似合い、などと言っているのはニコルだ。

 4月の中旬、新しい入所希望者、佐久間さんの面接があった。グループホームへの入居は、要介護者で痴呆の状態にあることが条件だが、共同生活を営むことに支障がないことも必要である。入所に当たっての面接は重要だ。

ポール・ニューマン

ニコルって?


ニコール・キッドマン

皆ニックネームを持っているのよ。
私はニコール・キッドマンにそっくりだからニコル。
佐久間さんも、誰か俳優さんで好きな人が居たら、ニックネームにいただいたら?


ポール・ニューマン

それは個人情報保護からもいいね。
で、ポールはどうだろう。


ニコール・キッドマン

ポール・牧ね。
雰囲気はあるわ。


ポール・ニューマン

じゃなくって、、、、


ニコール・キッドマン

ポール・アレン?


ポール・ニューマン

窓売りのアレンじゃない。


ニコール・キッドマン

ポール・アンカ?


ポール・ニューマン

なにか、あ行から攻めてるようだけれど、、、次はポール・アンダーソン?
ポール、、、ハスラーに出てたと思うのだけど思い出せないんだ。
しょうがないから、ボギーではどうだろう。昨日のことも覚えてないし。


ニコール・キッドマン

じゃあ、ボギー。いくつか質問させてね。
日常生活で一番困ることは何かしら?


ハンフリー・ボガード

記憶が日に日に薄れていくこと。
でも、一番困るのは感情をコントロールできないことかな。
怒りっぽくなって、すぐ、かっと頭に火がつく。 
昔から、瞬間湯沸かし器とか、消し炭とか言われてきたけど、ひどくなってる気がする。


ニコール・キッドマン

どうすればいいのかしら?


ハンフリー・ボガード

怒るのは私じゃないから、どうにもならない。


ニコール・キッドマン

どういうことかしら?怒るのは誰?


ハンフリー・ボガード

私の頭の中の消し炭





日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )

貴様と俺とは

 腹がぐうと鳴る。藤岡ジャンクションから渋滞らしい。腹ごしらえをしていくか。

 菅平など信越方面にスキーに出かけた帰り、上信越道が関越道に接続する藤岡ジャンクションを通るのだが、休日の夕方など渋滞が激しい。

 こんな時、軽井沢インターのちょっと先にある、横川サービスエリアで食事をする。横川と言えば、昔、「おぎのや」の「峠の釜飯」で有名だった。その「おぎのや」だが、上りの横川サービスエリアに店を出している。

 国鉄時代、ほんとうに「峠の釜飯」をよく食べた。横川の駅に列車が近づくと、乗客は皆、窓を開け、お金を握り締め、準備をする。列車がホームに停止すると大勢の売り子さん達が走ってくる。「釜飯二つ」とか「釜飯四つ」とか怒号がとび、窓越しに釜飯が跳び、お金が飛んでいく。

 ほとんど乗客全員が買ったのではないだろうか。そして、列車が走り出すと、車内に釜飯の良いにおいが漂い始める、いや充満する。あちらでも釜飯、こちらでも釜飯、なにか連帯感が生まれる。皆、仲良くやっていこうや、、、、

 横川サービスエリアにある「おぎのや」の店、御膳亭・霧積に入る。お目当てはやはり峠の釜飯御膳。

峠の釜飯御膳

 何か釜飯以外も食べてみたいと言う向きにはこんなものもある。



 ゆっくり食事をしていると、渋滞もだんだん解消してくる。さて、そろそろ出かけるか。渋滞の時こそのんびり、譲り合って走ろう。何しろ皆、同じ釜飯を食った仲じゃないか、、、、、、




日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

映画、プライスレス 素敵な恋の見つけ方

 「えっ、これで終わり??」フランス映画というと、オチもなく、いきなりFinになると言うイメージがあって、あまり見る事はなかった。

 それが「レオン」や「Taxi」のような、ハリウッド映画にフランスのセンスを味付けした映画で、少し見直した。そして2000年に公開された「メルシイ人生」を見てから、積極的にフランス映画を見るようになった。カナダ・フランス合作の「みなさん、さようなら」は好きな映画の一本である。

 東京、有楽町駅前のシネカノンで「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」を見てきた。「お金じゃ買えない恋がある」というキャプション、おしゃれなフランス映画に違いない。

 深夜、高級ホテルのロビーでジャンを見かけたイレーヌ、彼を大金持ちだと思い込み接近。一夜を共にする。そして一年後、二人は再会するのだが、ジャンがホテルのウエイターだったと知ったイレーヌは、さっさと別の金持ちを探しに行ってしまう。イレーヌを忘れることの出来ないジャンは、彼女を追って、コートダジュールまで追いかけていくが、、、、と言う物語。

 イレーヌをオドレイ・トトゥが演じている。彼女を見たのは「アメリ」が初めてで、フランス映画らしいわけの分からない映画だというのが感想。それでもオドレイ・トトゥは魅力たっぷりだった。

 今回、ジゴロの女性版ジゴレットを演じているのだが、高級ブランドのドレスをまとった彼女はさすがに格好が良い。2006年の映画だから27歳のオドレイ・トトゥ、輝いている。

 ストーリーは約束どおりの結末をむかえるのだが、フランス映画らしく、ひねりもオチもなく終わってしまう。えっ、あの1ユーロ・コインがオチ???大阪もんに怒られまっせ!!!

 とにかくこんな感じで終わる。なんだか最後が中途半端と言うか、しりきれトン

       Fin





日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

フクロウと大理石企画、特別読者アンケート

 いつも「フクロウと大理石」を読んでいただき、ありがとうございます。今後、より楽しいお話をお届けするため、簡単なアンケートに、ご協力をお願いいたします。
<

問1: あなたの性別は?
<男性 <女性 <その他

問1で女性、その他と答えた方は問2にお進み下さい。男性と答えた方は問10にお進み下さい。

問2: あなたの年齢は?
<16~19歳 <20~29歳 <その他

問3: お気に入りの靴を履いたときの身長はどのくらいですか?
<166.5cm以下 <その他

問4: 好きなことはなにですか?
<一人でお酒を飲む 
<友達とお酒を飲む
<前後不覚になるまでお酒を飲まされる
<その他

問5: 休日はどんなことをして過ごしますか?
<洗濯 <命の洗濯 <究極の選択 <その他

問6から9までは、読者の方が持っている、このブログの筆者、佐久間のイメージについて質問します。

問6: 文章からこのブログの筆者の性別を推測してください。
<男性 <女性 <その他

問7: 文章から推測した、この筆者の年齢は何歳位だと思いますか?
<34歳以下 <35歳9ヶ月 <36歳以上

問8: 筆者の身長を推理してください。
<166.5cm <180cm以上 <その他

問9: あなたの感じた筆者の性格を一言で表すと。
<独りよがり <ひきこもり <くどい <独りよがりで、引きこもりで、くどい <その他

問10: アンケートにご協力ありがとうございました。最後に、このブログの総合評価を教えてください。
<すばらしいのでこれからもがんばってください。
  普通
  面白くない。

<
<

 今、アンケートに記入が終わり、ボタンを押すとアンケートが送信されるような仕組みを考えている最中です。そんなわけで、残念ながら現時点では、アンケートを送信することは出来ません。真面目にアンケートに答えてきたのに、それはあんまりだ、と思う方は、下のランキングのボタンを押して、憂さを晴らしてください。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

フラワー・チルドレン

 桜は散り際の風情が良い。満開の桜並木、かすかな風にも花吹雪が舞う。垂れ下がる桜の枝に、そっと肩が触れる。とたんに、真っ白な花びらが、宙に踊る。桜の花は繊細だ。

 我が家の庭にも八重桜がある。しかしこの八重桜の花達の運命は、ちょっと変わっている。つぼみをつけると、開花を今か今かと待たれるのは、普通の桜と同じなのだが、花吹雪を見せることはない。つぼみがちょっとふくらんでくると、待ってましたとばかり摘み取られてしまう。

八重桜のつぼみ

 さっと水洗いされると、きれいなビンに入れられて、塩、八重桜のつぼみ、塩、八重桜のつぼみ、塩、八重桜のつぼみ、、、、、塩漬けにされる。

 この、桜の花の塩漬けには、ちょっとしたコツがある。気をつけるのは、花が満開になる前に摘み取ること。完全に花が開いてしまうと、花びらが簡単に、ばらばらになってしまう。桜の花は繊細だ。

 最近、新たなプロジェクトが始まった。きっかけは、おいしいオリーブの塩漬けをもらったこと。マンションのベランダでオリーブの実がたわわになると言う。これを漬けたものなのだが、おいしい。これまでオリーブの塩漬けは苦手だったのであるが。

 2種類を育てないと結実しないと言うことでLuccaとBarneaの苗を購入。7-8年経たないと実はならないというから遠大な計画だ。

Barnea Lucca


 実はもう一つ、去年の夏から塩漬けになっているものがある。蕪の塩漬けなら美味しいのだが、サブプライム問題のおかげで、、、、、、、



日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

二宮のフレンチ、マリークロード

 マリークロードは神奈川県の西の端、二宮町にあるフレンチ・レストランだ。日本の女性フレンチ・シェフの草分けと言われている長尾和子さんが六本木の店をたたみ、1997年に二宮に再オープンした店である。二宮へ開店した当時、何回か伺ったのだが、二宮まで出かけるのなら小田原のラナプールのほうがより好みと言うこともあり、しばらく遠ざかっていた。

 このラナプールも2003年に青山のほうに移転してしまったため、今回久しぶりにマリークロードを訪れたのである。

 久しぶりの訪問なので地図で確認し、西湘バイパスの二宮インターチェンジで降りてすぐだなあと思いながら運転していたのだが、、、、、二宮インターチェンジに下りの出口がない。結局、料金所を通って国府津インターチェンジまで行き一般道を戻ってきた。時間も損したし、有料道路代も損をした。そういえばナビが手前の大磯で国道に行けと言っていたのに無視をした罰が当たったようである。

 予約時間を30分も遅れ12時半にレストランに着いた。ランチコースメニューは3種類あり、真ん中の3675円のコースをいただいた。

 まず、オードブル。 海の幸のサラダ仕立て。

海の幸のサラダ仕立て


 スープ は白野菜のポタージュ。

白野菜のポタージュ


 メイン、女性陣は鮮魚のソテー2種ソース、私は鴨のロースト・ジンジャーソースを頼んだ。鴨のローストはしっかりと味付けしてありおいしかったが、ちょっと味見した鮮魚のソテーは薄味。

鮮魚のソテー2種ソース
鴨のロースト・ジンジャーソース

 デザート

デザート

 以前訪問したときは、長尾さんがフロアに出てきて、嫌いなものはないか、などと聞いてくれたのだが、今回は姿を見なかった。今回のフロアスタッフは物静かな青年、無口だし、小声なので聞き取るのが大変。

 ちょうど暫定税率廃止で、ガソリンの価格が下がると言われていた時期。車のガソリンタンクはほとんどからの状態。二宮往復、ぎりぎり可能と言う計算で出発したので国府津インターチェンジまで降りることが出来ないとわかったときは少々あせった。フレンチを食べに行くと言うのに、せこい真似は止せ、という意見もあるかもしれないが、、、、、確かに仰せの通りで、、、、、、、


食べログ グルメブログランキング

マリークロード (フレンチ / 二宮)★★★☆☆ 3.5




 
日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

これはいったい現実か

 今年のスキー行は散々であった。大体天気が良くない。週末になると雪は降るし、雨は降る。まさしく異常気象の連続と言える。こんな天候が不安定な時、面白い光学現象を見ることが出来ることがある。

 2008年3月30日朝6時10分、長野県上田市のそばにある菅平高原で幻日(げんじつ)を撮影することが出来た。

菅平高原の幻日

 幻日は氷晶の屈折による現象で、太陽高度の低い朝や夕方に見える。電信柱の左で光っているのが本当の太陽で、右に虹のように見えるのが幻日だ。

 太陽がだんだん高度を上げていくと幻日環という現象になる。この日もきれいな幻日環が出ていたのだが、残念ながら写真を撮ることが出来なかった。全周の幻日環は珍しいらしいから、本当に残念なことをした。

 なかなか幻想的な現象で、現実感を失わせてしまうのだが、、、、、



日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

最後の一葉

 我が家では代々、男子が生まれると柏の木を、女子が生まれるとソメイヨシノをその子供の守護木として植える習慣がある。叔父夫婦に男ばかり3人続いたあと晴子が生まれた時、それは喜んで、屋敷の南東角の日当たりの良い場所に、ソメイヨシノを植えた。その清楚な花は晴子の成長を見守ってきたし、晴子はソメイヨシノを見るたびに、なにか励まされているような気がした、と言う。ところが60歳を過ぎた時、晴子は急に体調を崩した。そうすると、どうだろう、晴子のソメイヨシノも葉を落とし、花を付けることが無くなってしまった。まるでこの守護木は、自分の生命力を晴子に与え、自分は枯れてしまおうとしているようであった。



 毎年桜のシーズンになると御殿場高原ビールに出かける。今年2008年は4月5日に出かけた。ここは樹齢80年と言われる桜も見事だが、天気がよければ見事な富士山も見ることが出来る。場所は東名高速道路の裾野インターを出てすぐのところにあるので、横浜からでも一時間もかからない。

御殿場高原ビールの敷地内から見た富士山


 花見なのでまず食べ物を用意する必要がある。最近はコンビニなどでもいろいろな花見弁当を売っているので楽になった。今年の弁当はこれ。

浜田屋の花見弁当


 腹ごしらえが終わったら、カメラを片手に敷地内を歩く。ここはクリスマスローズが群生しているのでも有名だ。この花は地味な花であるが、これだけ群生していると、なかなか見ものである。

クリスマスローズの群生


 今年のソメイヨシノは絶妙のタイミングで、つぼみもほとんど無く、満開の状態である。ところがである、どうも花に迫力が無い。去年はまだつぼみも残る8分咲きだったのだが、空が見えないほど折り重なり密集して花が咲いていた。しかし今年は空が透けて見えてしまう。樹に勢がないのである。

満開のソメイヨシノ

 この現象は日本各地で起こっていて、大量にソメイヨシノが枯れているらしい。終戦後、あちこちで植えられたソメイヨシノの樹齢が60年を超し、そろそろ木としての寿命を迎えているのが理由だと言う。計画的に世代交代をしてきた桜の名所は少なく、あと10年もするとお花見の出来る場所は非常に限られてしまうかもしれない。今のうちにお花見に出かけ、ドンちゃん騒ぎをしておくことをお勧めする。

 
 こんなわけで、子供が生まれたときの記念植樹にソメイヨシノはお勧めできない。なにしろ「桜切る馬鹿」と言われるものだからほっておくと、やたらと大木になってしまうし、第一、寿命が人間より短い60年程度では、やはりまずいだろう、、、、、、




日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

チューリップの伝説

 芽の出たジャガイモは食べることが出来ないが、芽の出たチューリップはお買い得だ。

 チューリップの球根は大体10月から11月にかけて植え付ける。そんなわけでホームセンターでは12月になるとチューリップの球根のバーゲンが始まる。それでも売れ残った球根は店先の片隅にごみ同然に置かれることになる。

 去年の12月、暮れも押し詰まった24日に近くのDoitへ行った。かわいそうに売れ残りのチューリップがワゴンの片隅に転がっている。ところがよく見ると網の中の球根、芽を出しているものがある。こんな環境で発芽するほど生命力が強いなら少々植え付けの時期が遅れてもきっと花を咲かせるだろう。

 結局5球で100円のAbba、4球で199円のCompliment、3球で100円のYellow Mountain、5球で200円のブルーチューリップを購入してみた。皆3センチくらいの芽を出している。そのためか大体通常価格の五分の一になっている。

売れ残ったチューリップの球根

 結果、AbbaとComplimentは100%開花、Yellow Mountainは2本発芽したが開花はまだ、ブルーチューリップは3本開花。なかなかの成績といえる。

compliment

 ちょっとした運命のいたずらで売れ残ることになってしまったチューリップ。運命が与えた過酷な試練に耐え、懸命に芽を吹き花を咲かせようとしている。その生命力に魅力を感じたら運命を少しだけ変える手助けをしよう。きっとすばらしい花を咲かせて楽しませてくれるはずだ。

 おとといの夜から春の嵐が吹き荒れている。この時期には珍しいほどの雨と風だ。そして昨日の朝、起きてみるとなんとAbbaの花たちは全部茎から折れてしまっていた。
 
強風で折れたAbba

 やはり人生においても逆転ホームランはめったに無いという事だろうか、残念なことである、、、、、、、







あとがき:その後の彼女たち

Abba

 レスキュー隊によって救出された彼女たち、今は暖かい陽だまりの中、花瓶の中で幸せなひと時を過ごしている。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ