goo

映画、バッドボーイズ フォー・ライフ

 今年2本目の映画はバッドボーイズ フォー・ライフだ。


 1995年に公開されたバッドボーイズ、2003年のバッドボーイズツーバッドに続く17年ぶりのシリーズ第3弾である。

 メインキャストはシリーズを通して、マーティン・ローレンスとウィル・スミスで、マイアミ市警察の戦術麻薬捜査部隊の隊員を演じている。

 以前彼らが殺害した麻薬組織のボスの妻が息子に命じ夫殺害の関係者を次々と殺していくところから話は始まる。彼女はウィル・スミス演じるマイクに特別な関心を持っているようで、徹底的に苦しめてから殺害せよと息子に指示したのだ。

 アクション映画であるから血だらけになったり、痛そうというシーンが続く。そして悪が滅んでハッピーエンドと思ったら、エンディングがひねってある。ハッピーエンドではないということではない。へ~~、という感じで映画は終わる。

 米国の映画サイト、iMDbでの評価が第一作バッドボーイズが6.9。第2作バッドボーイズツーバッドの評価が6.6なのに第3作のこの映画の評価が7.3と一番高いのも納得できる出来である。

 3作ともプロデューサーはジェリー・ブラッカイマーだが監督は1作2作のマイケル・ベイからベルギー出身の監督に変わった。ところがマイケル・ベイが結婚式の司会者役でカメオ出演しているというのだ。

 カメオ出演が大好きだったスタンリー亡き後、楽しみが一つ増えた。これからご覧になる方は是非探してみていただきたい。



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、Ford Vs. Ferrari

 今年最初の映画はFord Vs. Ferrari だ。



 映画は1959年のルマン24時間レースから始まる。車載カメラから撮ったような白黒の画面のサーキットに鳥肌が立つ。

 この年アストンマーチンで優勝したキャロル・シェルビーは引退後設立したシェルビーアメリカンでルマン用の車などを制作していた。

 一方当時苦境に陥っていたフォードは若者にアピールするためにルマンに参戦を決め、パートナーにシェルビーを選んだのが1963年。

 フォードは1964,1965年と全車リタイヤーの成績だったがドラーバーにケン・マイルズを得1966年フェラーリを抑えて1,2,3フィニッシュをした、という実話を元にした映画だ。

 米国の映画サイトimdbで評点8.2と最近見たことのない高評価だったので期待して出かけたこの映画、フォードが優勝してハッピーエンドの映画、とはならないところが評論家受けする理由なのだろう。

 年代がはっきりしているこの映画、時代考証がかしましい。 曰く、

 映画では道路のセンターラインが黄色いが、黄色くなったのは1970年ころから。

 アイアコッカが、「ジェームス・ボンドがアストンマーチンDB5に乗ってると」言うシーンがあるが、翌年1964年に公開されたゴールドフィンガーのことだ。

 上の写真でマット・デイモンのかけているサングラスは”Entourage of 7”製で、この会社は2007年創業。

 テレビで流れている「かわいい魔女ジニー」は1966年秋に放映されたもの。




 などだ。 

 笑えて、ハッピーエンドの映画が好みの私には少々方向の異なる映画だが、十分楽しむことができた。

 

人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

 今年31本めの映画はスター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け、シリーズ最終作。

 第一作が1977年で公開時ちょうどオーストラリアへ出張中だった。日本語字幕のない映画。それでも意を決して映画館に行ったのをよく覚えている。

 あれから40余年、レイヤ姫を演じたキャリー・フィッシャーも2016年に亡くなり、そろそろ店じまいなのであろう。この映画では昔撮影したフィルムを利用してレイヤ姫のシーンが作られたようだ。



 さてストーリーであるが、まず副題の「スカイウォーカーの夜明け」がヒントだろうと推測し、スカイウォーカーの血統であるカイロ・レンが主役に違いないと確信し映画館に向かった。ではレイはどうなるのか。

 上手に作られた映画である。2時間22分の長尺だが飽きることもなく楽しむことができた。最終作を見た記念にピンバッジまで買ってきた。



 スター・ウォーズの最終作を見ることができて良かったなあと思っていたら、ウォルト・ディズニー・スタジオが2022年から1年おきに新しいシリーズを全米公開すると発表した。

 柳の下の美味しいものは、とことん頂きましょうということだろう。


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、ターミネーター ニュー・フェイト

 今年30本めの映画はターミネーター ファイナルフェイト、シリーズ最終作。

 冒頭いきなり子供時代のジョン・コナーがターミネーターによって殺されてしまう。何だこれは?「審判の日」は阻止されサイバーダイン社はもう存在しない未来からまたターミネーターが送り込まれてきたのだという。

 1984年のターミネーター、1991年のターミネーター2以来およそ30年ぶりにジェームズ・キャメロンが監督したターミネーターだから旧作を全く無視して、という作品ではないと思うが、彼の言う正統な続編としてはこうならざる得ないのであろう。

 第2作でかっこよかったサラ・コナーを演じるリンダ・ハミルトン。その後のターミネーターシリーズへの出演依頼を断り続けていたらしいが、今回元旦那のキャメロンが監督に復帰するということで出演したのだろうか、本作は役者が揃ったことになる。



 変身とタイムトラベルを組み合わせた映画は何でもありになってしまいがちだが、この映画は何らかの制限をかけているようで、物語が成立している。そうでなければ未来から送り込まれてきたグレースは何が起こるかを承知しているはずであり、十分な準備もできたはずなのに、、、、

 邦題は「ターミネーター ニュー・フェイト」だが原題は"Terminator: Dark Fate"である。



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

今年見た映画

 ぼーっとテレビを見ていたら、「認知症の初期症状として、昔は大いに楽しんでいた映画やテレビドラマがつまらなく感じられるようになってくる」などと言っていた。幸いなことに未だに足繁く映画館に足を運んでいるからまだ問題はないだろうと思っている。

 しばらくブログの更新をサボっていた。映画のレポートは「サルーテ!イスキア島は大騒動」が最後。それでは今年見た15本目以降の映画をリストアップする。

15 Xmen ダークフェニックス
16 スパイダーマン ファーフロムホーム
17 トイ・ストーリー4
18 さらば愛しきアウトロー
19 ワイルド・スピード/スーパーコンボ
20 ライオンキング
21 ロケットマン
22 トルーキン
23 ワンスアポンナタイムインハリウッド
24 アド・アストラ
25 シンクロ・ダンディーズ!
26 ジョーカー
27 ロビンフッド
28 ジェミニマン
29 イエスタディ



 随分見たものだ。

 リストだけでは少々寂しいので、簡単に感想などを書いてみる。

さらば愛しきアウトロー:実話という、面白みもカタルシスもない映画。

ワイルド・スピード/スーパーコンボ:従来のワイルド・スピードとは別物。

ライオンキング:ライオンは何を食べているのか。偽善が鼻につく。

ロケットマン:ボヘミアン・ラプソディにあやかろうとしたが、ハズレ。

アド・アストラ:ストーリーがない。マット・ディモンのオデッセイが100倍面白い。

ジョーカー:ジョーカー誕生までのストーリー。 So what?

ジェミニマン:最後にクライヴ・オーウェンがのこのこ現れ、殺されてしまう。何をしに来たのか意味不明。

 最近の映画はつまらない。映画を作る側の発想力が枯渇してきたのに違いないと思っている。昔の映画はあんなに面白かったのに、、、、、、、



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

映画、家族にサルーテ!イスキア島は大騒動


 今年14本めの映画は家族にサルーテ!イスキア島は大騒動、イタリアに映画だ。

 レストランのオーナーの金婚式を祝うために大勢の親戚たちがイスキア島に集まるところから映画は始まる。何しろ大勢が一度に出てくるので、脳細胞をフル回転して登場人物の識別をしていかなくてはならない。頑張れ!

 楽しく夕食会を終え、翌日本土へ帰ろうとした親戚たちだったが、天候不良によるフェリーの欠航のため、もう一泊しなくてはならなくなった。ここからいろいろと問題が起こってくるという物語。



 タイトルは大騒動とあるがハリウッド風に殺人事件が起こるわけでもなく、ちょっとめんどくさいことが起こってしまったなあという程度。ただ、一日だと行儀よくしていられるが、いつ開放されるかわからなくなるといろいろなものが吹き出してくるという発想は面白い。

 イスキアの風景やダ・ガエターノが映らないかなと期待して渋谷の文化村まででかけたこの映画、その点ではちょっとがっかりしたが、十分に楽しめた映画だった。

 

 


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、メン・イン・ブラック:インターナショナル

 今年13本めの映画はメン・イン・ブラック:インターナショナルだ。

 メン・イン・ブラックシリーズの4作目。この作品からエージェント役がウイル・スミス、トミー・リー・ジョーンズからマイティ・ソー/バトルロイヤルで共演したクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンに変わった。



 さて、オープニングは少女が異星人を匿い逃してやるシーンから始まる。この娘が成長しテッサ・トンプソン演ずるエージェントになるわけだ。始まりはなかなか良い。

 はじめ良ければ全て良しとならないところがこの映画。登場人物たちの性格描写がお座なりで、感情移入できない。彼らに魅力がないのだ。

 そして少女に助けられた異星人の扱いももったいない。原作があってそれから大きく外れることができないのかもしれないが、それだけ感は残る

 あまり楽しむことができなかったこの映画、こちらの感受性が劣化したのかと思い前3作をアマゾンプライムで見直したが、十分楽しめる。メン・イン・ブラック:インターナショナルに問題があるのかもしれない。

 この映画で唯一良かったのはあのアベンジャーズ/エンドゲームで中年太りの体型を見せていたクリス・ヘムズワースがスッキリとした体型に戻ったことくらいである。



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

 今年12本めの映画はゴジラ キング・オブ・モンスターズだ。

Godzilla: King of the Monsters Collinsの32S-1 Hammarlund SP-600JX

 上の写真で、モナークを呼び出すのに使われたのが50年も前にアマチュア無線で使っていた機器。送信機がCollinsの32S-1で受信機がHammarlund SP-600JXのように見える。いやー懐かしい。

 さて、映画の評価サイトの結果が米国のimdbとヤフー映画で大きく異なることがあるがこの映画もその一つ。今年見た映画の中で米国では最低の評価だったこの映画が日本では三番目。

 同点で3位だったバンブルビーも米国では評価が低く、米国で1位だったアベンジャーズが日本では9位と、彼我の価値観に大きな違いがありそうだ。

 ストーリーについてはあまり語ることはない。地球にはびこった人類が環境を破壊しつくすのを防ごうと、怪獣を目覚めさせ、人類を駆除しようとする環境テロリストたちとの戦いだという設定。環境テロリスト側がキングギドラで、それに対抗するのがゴジラとモスラ。

 この映画で怪獣の調査を行なう組織のリーダーが渡辺謙だ。2005年のバットマンビギンズでは画面に謙さんが出てくると、うつむいてがんばれと声援を送っていたが、その心配はもうない。物語にすっかり溶け込んでいて、没入感に水をさすこともない。

 米国での低評価にもかかわらず十分楽しむことができた映画だった。

 
人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、アメリカンアニマルズ

 今年10本目の映画はアメリカンアニマルズ。

 米国で実際に起こった窃盗事件をもとにドキュメンタリー風に仕上げた映画である。

 当時大学生だった4人の犯人たちへのインタビューと事件の再現シーンが繰り返されていくという手法はなかなか興味深い。

 いろいろな映画祭でも受賞していて、Imdbの評価も7.0と比較的高い。主人公の一人としてキックアスやX=MEN出ていたエヴァン・ピーターズが出ているとすると大きく外すことはないと思って劇場に足を運んだ。



 前半は話が単調で強烈な眠気に襲われてしまった。そして大学の図書館から高額な本を盗み出すシーンになるとあまりにもバカバカしくてイライラしてくる。

 主人公たちにも魅力がなく、同じImdbの評価が7.0の名探偵ピカチュウのほうが数倍面白い。Imdbの評価に対する信頼度を大きく下げることになった映画だった。


 
人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、名探偵ピカチュウ

 今年9本目の映画は名探偵ピカチュウ。



 予告編で何度も見たこの映画、ばったもんやろうと思っていたので全く見る気はなかった。

 ところが米国の映画サイトimdbの評価が8.0とめちゃくちゃ高い。これは見るしかない。

 いろんなポケモンが出てくるに違いないと思い、昔の攻略本を引っ張り出してきてピカチュウはライチュウに進化するのか、などと復習してから劇場に出かけた。



 上映スクリーンは2番めに大きい部屋。成る程、人気があるんだなー。

 前座で出てきたのが「カラカラ」。画面はそのままゲームの実写化だ。

 そして真打ち、ミュウツー。ここから物語が始まる。

 さて、感想だが、うむむ、、、、

 登場人物たちに魅力がない。せっかく出てきたビル・ナイにも魅力がない。楽しくないのである。

 これでimdbの評価が8.0かと思い家に帰りもう一度確認してみたら7.7に下がっていて、現在は7.2まで下がっている。この理由を推測するとこういうことになる。

 この映画の日本公開は連休中の5月3日。ところが米国での公開は5月10日からなのだ。公開前のコアなファンの評価結果が8.0で、公開されて多くの人に評価されたら7.2になってしまったということだろう。

 この映画、2016年に配信された任天堂のゲーム「名探偵ピカチュウ」が原作となっているらしい。ポケモン赤緑しか知らない爺さんにはバックグラウンドが理解できなかったということだろう。それでもブレードランナー風の新宿の町並みは気に入ったので良しとしておこう。



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、アベンジャーズ、エンドゲーム

 今年8本目の映画はアベンジャーズ、エンドゲーム。

アベンジャーズ、エンドゲーム

 前作「インフィニティ・ウォー」でサノスに地球上の人口の半分を消滅させられ、アベンジャーズのメンバーもドクター・ストレンジなどが消されてしまった。

 その次作と言えばお約束の反則技、タイムトラベルで「あれはなかったことだ」とするしかないと思って劇場に向かった。

 冒頭、簡単にサノスが死んでしまい、おやおやと思っていたらやはりインフィニティ・ストーンを集めるためアベンジャーチームが過去に戻っていった。

 タイムマシーンと変装が使われた映画はあまり好きではない。なんでもアリになってしまい、ストーリーの面白さそのものが半減してしまうからだ。仮面をベリっと剥がすとトム・クルーズが出てきたりすると、驚いたりするが、それはないだろうという気持ちのほうが強くなる。

 もちろんタイムマシンの使い方のバリエーションは考えているようで、今回は未来の記憶を持って過去に着いたアベンジャーズの知識が彼らの弱点となる。確かにこのプロットは目新しいが、それでも安易だなという感じがする。キャプテン・アメリカは二人いてよいのかと思うのである。

 それでもアベンジャーズシリーズの最終作と言っているこの映画には歴代の主人公が勢揃いしていてそれを見るだけでも楽しい。

 この映画先着何名様かにフィギュアを配っている。

アベンジャーズ、エンドゲーム

 早めにお出かけになることをおすすめする。


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、バンブルビー

 今年7本目の映画はバンブルビー。

 マイケル・ベイ、スティーヴン・スピルバーグのコンビで制作した2007年に公開された映画、トランスフォーマーの前日譚で、時代設定は1987年。

 オープニングはセイバートロン星での戦闘シーン。トランスフォーマーと言えば5分に一度の大爆発という思い込みがあるから、このシーンは一気にトランスフォーマーの世界に引き込んでくれる。

 戦闘の最中に先遣として地球に送られたB-127、バンブルビー。地球のシーンが始まると一変して穏やかな画面が続いていくが、ディセプティコンが追ってきて、というストーリーだ。

imdb バンブルビーimdb

 この映画の時代設定が1980年代というのが良い。車のラジオから流れてくるのがBon JoviのRunawayだったり、A HaのTake On Meだったりするから私のストライクゾーンに直球で飛び込んでくる楽しい映画だ。

 封切りされた映画を選ぶ時、米国のサイトimdbを参考にすることが多い。アカデミー関係以外、ここで評価の高い映画はジャンルを選べば、私の好みと近いからだ。ところがこのバンブルビー、評価が低いのである。今年見た同じジャンルの映画の評価値と米国での最初の週の興行収入は、

アリータ: バトル・エンジェル 7.6 $28,250
キャプテンマーベル 7.2  $153,433,423
アクアマン 7.2  $72,573,522
バンブルビー 7.0  $21,654,047,
 
 と、評価値はバンブルビーが最下位。そして興行収入も低い。これはマーベルやDCコミックスにはコアなフアンが多いからで、作品の出来とは関係ないと思い込もうとしている。

 このバンブルビー、imdbにはいろいろ書かれている。多くが時代設定関するもの。

 崖でのパーテイでかかっていた曲、 It Takes Twoのリリースは1989年だろうとか、遠景に見えるサンフランシスコのビルは2013年竣工だとか、バンブルビーの潰したコーラ缶のデザインが当時のものではないとか、タッチスクリーンなど無かっただろうとか、かしましい。

 このバンブルビーの続編も検討されているようだ。大いに期待して待つことにしよう。


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、キャプテンマーベル

 今年6本目の映画はキャプテンマーベル。

オープニングで"Thank you, Stan" と出て、スタン・リーの写真が沢山流れてきた。えっ、亡くなったのと思ったが、劇中電車の乗客としてブツブツ言っていたから、あのメッセージは何だったのだろうと思いながら映画の世界に入っていった。

 電子書籍端末キンドルを購入して最初に買った本がE.Eスミスのレンズマンシリーズだったのは、スペースオペラが大好きだからである。このキャプテンマーベルはまさしくスペースオペラで、アクション映画でもある。

 時代設定が1990年台ということで、音楽もその当時のものを使っているが、私にとっては新しい音楽。ノスタルジーとは無縁の音楽たちだった。1980年台を舞台にしてもらいたいものだが、多くの現代の観客にとっては有史以前の世界になってしまうのかもしれない。

 劇場を出てから調べたら、去年2018年11月12日にスタン・リーは亡くなっていた。マーベルでハルク、ソー、アイアンマン、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、X-メン、アベンジャーズなど最近実写映画化されている多くの映画の原作を手がけたのがスタン・リーである。



 アメコミは日本のコミックスに比べると絵がちょっとねえ、というところがある。ところが原作としては寿命が長い。1960年台に毎週読んだ少年サンデーの「伊賀の影丸」や「おそ松くん」、「オバケのQ太郎」がコラボした実写映画などできないものだろうか。



 
人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、アリータ: バトル・エンジェル

 今年5本目の映画はアリータ: バトル・エンジェル。

 漫画家「木城ゆきと」によるコミックス、銃夢(GUNNM)をターミネーター、トゥルーライズの監督ジェームズ・キャメロンが実写映画化したものだ。

 予告編を見た時、主人公を遠藤久美子が演じているのをみて、成る程原作が日本だから主人公の俳優も日本人にしたのだろうと納得していたが、

アリータ 遠藤久美子

実際に見てみると主役のアリータはCG合成であった。

アリータ 遠藤久美子

 西暦2500年ころの地球は、空中都市ザレムと廃棄物が積み重なった地上に分かれていた。この地上に住む医者、イドがゴミの中から少女のサイボーグの上半身を見つけたところから話が始まる。

 イドはこのサイボーグを修理し、アリータと名付けた。記憶を失っている彼女にいろいろな知識を教えていくのだが、ある時彼女に卓越した戦闘能力があることがわかる。イドは彼女に穏やかな生活をさせようとするが、アリータの中にある闘争本能がだんだんと表面に出てくるようになってくる。

 この映画で悪役を演じているのが マハーシャラ・アリ。先週見たグリーンブックで教養ある黒人ピアニストを演じてアカデミー助演男優賞を獲得した彼が、この映画では凄みのある演技を見せ、同じ俳優とは思えないほど。顔まで違って見えた。

 原作となった銃夢の1と2をアマゾンプライムで無料で読むことができる。

銃夢

 早速ダウンロードして読んでみた。ストーリーも絵柄も原作を再現できているようだ。3巻以降は有料になるが読んでみようと思っている。

 続編を作る気満々のこの映画、十分たのしむことができた。


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画、グリーンブック

 今年4本目の映画はグリーンブック。

グリーンブック

 最近のアカデミー賞、特に作品賞をとった映画はあまり面白くないという印象がある。この10年でも作品賞受賞作どころかノミネートされた作品でさえ殆ど見ていない。実際受賞作で見たのはシカゴだけだった。

 それなのに作品賞を受賞したグリーンブックを見に行ったのは、近頃アカデミー賞の選考基準が変わってきているのではないかと思ったから。何しろ作品賞にノミネートされたのがブラックパンサーやボヘミアン・ラプソディ、アリー スター誕生、もちろんこれらは全部見ている、と聞くとグリーンブックも楽しい映画に仕上がっているのではないかと思ったからである。

 この映画は1960年台の実話に基づいている。若い黒人のピアニストが酒場でボディーガードをやっていた無教養な白人を運転手として雇い、最も差別の激しかった南部へコンサート・ツアーに出かけるというロードムービーだ。

 各地でのコンサートを重ねるにつれ、お互いの絆が深まって行くというのはお約束だが、後味の良い映画に仕上がっていた。特に運転手の奥さんのチャーミングさがスパイスとして効いている。

 ただ、このグリーンブック、差別されている側からの評価はどうなっているのだろう。興味のあるところである。

 さて、もし私が作品賞を選ぶなら絶対ブラックパンサーだ。リメークのスター誕生や実話を基にしたボヘミアン・ラプソディ、グリーンブックと違ってフィクションの世界をあそこまで作り上げたことに賞を上げたいからだ。

 そうだそうだと思う人は下の人気blogランキングをクリックしておいてください。



人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ