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今ガンダムと言えば

 東京お台場にあるシネマメディアージュでトランスフォーマー/リベンジを見た。気分はすっかりバンブルビー、すぐ近くにある潮風公園まで歩いた。

  8月末まで東京のお台場にある潮風公園に実物大、つまり全長18メートルのガンダムが展示されている。ガンダム30周年記念行事の一環である。

 ガンダム世代かと聞かれたらマジンガーZ世代だと答えるのだが、それでも是非見てみたい。それにマジンガーZも全長18メートルだったのだ。

 潮風公園に近づくとだんだん人ごみが増え歩くのも大変になる。若い女性が多いのも意外だった。こんなに人気があるのか、期待が高まる。そしてガンダムの登場。

ガンダム30周年記念ガンダム


 6階建てのビルに相当する高さはさすがに大迫力。一時間に一回、スモークを吐くショーをやってくれるし、30分ごとに首を動かして見せてくれる。

スモークを吐くガンダム


 動画でもどうかな。実際に煙を吐いている時間は5分だが、動画は1分半に編集してある。




 少し列を作って並ぶのだが、ガンダムを触ることもできる。そんな位置から取った写真がこれ。

ガンダム


 記念商品もたくさん売っていて、30分待ちの列ができている。当然のことながら、ここでしか買えないというガンダムのプラモデルを買ってきた。1500円でお一人様一個限り。しかし、このプラモデル、組んでしまおうか、それとも大事にしまっておこうか迷っている。




 この実物大ガンダム、製造は展示会の展示ブースなど工業デザインをやっている乃村工藝社。数億円の予算とのことだがこれだけ集客し、関連商品が売れれば十分元を取っているのではないか。

 さてあと13年経つとマジンガーZの50周年を迎える。是非ブルドーザーで有名なコマツにでも発注し、少なくとも上体くらい動くものを見てみたいものだ。

 それにしても夕日を背にしたシルエット、今開かれる男の世界、ガンダム。

シルエットガンダム

 ♪All the world loves a lover♪
 ♪All the girls in every landom and♪
 ♪To know the joy of loving is to live in the world of GUNDAM♪
 
「う~ん、ガンダム」



参考: チャールス・ブロンソン

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映画、トランスフォーマー/リベンジ

 今頃かと言われそうだが、東京お台場にあるシネマメディアージュにトランスフォーマー/リベンジを観に出かけた。公開5週目になり、一日の上映回数が減ってきたのであわてたわけである。

トランスフォーマー/リベンジ

 なぜお台場かと言うと理由は二つある。第一は音響システムの問題。実際の運営はTOHOシネマズだが、メディアージュはソニーの直営の施設である。そんなわけでシネマメディアージュではソニーが定めた映画用のオーディオ規格、SDDSを再生できる。

 映画館で映画が始まる前にすごい音響と共にDOLBYだとかdtsの宣伝が入ることがあると思うが、その類のひとつがSDDSである。現時点では最も進んでいるフォーマットらしいが普及していない。

 スタートレックで少々失敗したので、トランスフォーマー/リベンジは最良の音響システムで鑑賞したいとお台場まで出かけたわけである。いつもだと通路側に席を取り、人生でもそうだが映画でもちょっとはすに構えて見ることが多かったのだが、今回は当然劇場のど真ん中に席をとった。

 映画はいきなり上海でのロボット同士の戦闘画面から始まる。これが原因で中国本土では上映禁止だそうだ、お気の毒様。

 それにしても敵味方入り乱れての乱闘、どれが敵でどれが味方かわけがわからない。とりあえず青色の目が人間側のオートボットで、目の色が赤いと敵だと思っていれば良い。その伝で行くと、ミカエラの捕まえたウォーリー、目が二つ上に突き出したWALL・Eタイプのロボットだが、真っ赤な目をしている。ミカエラに拷問され赤い目を焼ききられてしまい片目が青くなってしまったのがなんとも不思議。

 さて普通の映画だとこのあたりでストーリーを説明したりするのだが、この映画は中途半端な説明なら必要ないだろう。とにかく全編ほとんど戦闘場面で、「わあー」とか「あは」とか言っていれば良いのである。それに期待したとおり音響は迫力満点、こだわりへの報酬である。

 2時間半もある長編だが、あっという間に終わった。音響が良かったのが影響しているのかも知れないが、とても楽しめる映画、お勧めだ。

 映画が終わって出口にいた係りの人に確かめたことがある。たとえ誰も読まないブログだとしても正確さは必要だ。

 「トランスフォーマーですけれどSDDSですね」と私。

 少々お待ちくださいといって奥に引っ込んでいった係りの男性、5分くらい経って出てきて言うには

 「申し訳ありません、トランスフォーマー字幕版ですけれどSDDSではなく、dtsで上映させていただいています」

 「、、、、、、、」

 心の中を冷たい風が吹き抜けていく。肩を落としてお台場に来た次の目的地、「潮風公園」に向かった。もちろんガンダムに会いに。



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ブログ文章作法

 以前にも情報化社会の文章作法というのを書いたが、今回はブログの文章を書き上げる手順を具体的に紹介する。

 まず、テーマを決める。今回はこの写真をテーマとしよう。東京上野、国立西洋美術館にあるロダンの彫刻、カレーの市民。


国立西洋美術館にあるロダンの彫刻、カレーの市民


 次に考えるのがオチ。文章などテーマとオチさえ決まってしまえば、真ん中はどうにでもなる。それに真ん中の部分などほとんど読み飛ばされるわけだから気楽に書いても全く問題ない。

 今回の、なにやらいわくありげな群像のオチは「カレーのシミ」にしよう。そう、服に付いたら絶対に落ちないカレーのしみだ。「カレーの市民」と「カレーのシミ」、もうブログ一丁上がりの気分だ。

 でも待てよ、カレーの市民、たしか処刑されたか何かだったような気がする。だとするとギャグに使うのは不謹慎と謗られかねない。上品かつ薫り高い人畜無害のブログを目指しているわけだから、その辺はしっかり調べる必要がある。手を抜けない点だ。

 カレーの市民【名詞】
 オーギュスト-ロダンの有名な彫刻のひとつ。14世紀中ごろ、フランスの港町カレーを包囲したイギリスのエドワード王は市民6人の出頭を命じた。出頭すれば町は救われるが出頭した人たちは処刑を覚悟しなくてはならない。最初に町の指導者が志願し、市民5人が続いた。彼らはエドワード王の要求どおり、ズボンを脱ぎ、首に縄を巻いて出頭したのである。史実的にはこの6名、エドワード王妃の嘆願により助命されている。

 これならギャグに使ってもよさそうだ。ちょっと安心である。本当のことを言うと、書き上げられて、実際ブログに投稿される文章は全体の一割程度に過ぎない。残りの9割は「面白くない」「くだらない」「理屈っぽい」「下品」に分別され廃棄処分。そんなわけでブログの更新が滞りがちだが、上品を貫くには高い対価を払わなければならないのだ。

 さて次の工夫は、カレーの市民の話からカレーにどうやってつなげて行くかだ。これはいとも簡単。いきなりカレーの話にもっていってかまわない。実際、すでに切り替わっているのだ。

 カレーのシミについては以前にも古奈屋について書いている。本当にカレーのシミは取れにくい。気に入っているシャツなどにカレーが飛んでしまったとき、食事の途中でも、なにをさしおいても洗面所に走り水洗いをする。

 手洗い用の洗剤をなすりつけ水で洗うのだが、カレーのシミは思わないところにも跳んでいることがあるから気をつけなくてはならない。ズボンにとんでいたり顎の下にとんでいたりする。もし、あごの下のシミをごしごしこすっても落ちなかったら、さっさとあきらめなくてはならない。きっとそれは加齢のシミに違いないから、、、、、





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視野が狭くなったと叫ぶ地図

 年をとると視野が狭くなる。若いころから「お前は視野が狭い」と言われてきたなどというのは話を複雑にするだけなので今日のところは無視をする。実際、物理的に視野が狭くなるのだ。

 よく言われているのはカメラの焦点距離と年齢が一致すると言うもの。30歳代だと30mmの広角レンズで撮った写真が生理的にあう。50歳代だと50mmの標準レンズを使った写真に一番違和感が無いと言うのだ。60を越せば望遠レンズの視野角になるらしいが私にとって当分先のことなので真偽はわからない。

 それにしてもうまいことを言うものだと思う。最初に気がついた人は鼻高々でしゃべりまわって鼻つまみ者になっていたに違いない。

 レンズの焦点距離と年齢の関係は確かに面白いが、これだけではインターネットで拾ってきた知識を披露しているだけで、読むほうは疲労困憊となる。このブログでは当然オリジナルな発見を目指しているのでヘーゲルに習い少々止揚しようと思う。

 毎年八月には東北旅行に出かける。3泊4日で3000キロも走る旅だから運転しているほうはまるで栄光のルマンのスティーブ・マックイーン気取りだが、付き合わされるほうはくたびれはててしまい、ルサンチマンに身を焦がすことになる。

 この4日で3000キロと言うのは4時間で300キロ走るのと全く違った素顔を見せる。量が質を変えるという物理学でいう相転移が起こるのだ。実際、旅程のプランニングには細心の注意を払う必要がある。今まで、夕食の時間ぎりぎりに旅館に飛び込んだくせ、食事前に温泉に入りたいとわがままを言って、何度迷惑をかけたことか。

 この旅程の作成には地図が必須である。若いころは昭文社のサテライトマップルという10万分の一の地図を使っていた。B4版のサイズで大きくて見やすい。見開きで50km四方を見ることができる。

サテライトマップル10万分の一


 そして最近は、やはり昭文社のマップル全日本という20万分の一を使っていた。これもB4版だ。

マップル全日本20万分の一


 ところが今年地図を買いにいって大問題を発見した。このB4版の地図が廃刊になってしまい、A4版しか手に入らないのだ。結局20万分の一のJAFマップを買ってきたのだが、A4版で、複数ページにわたる旅程では全体像を把握するのが難しい。A4版とB4版でそんなに違いがあるのかと言われると、あると断言できる。

JAFマップ20万分の一


 昔、道路地図は道路を覚えるためのものだった。だから細かければ細かいほど良かったし、実際に運転する時にはすでに頭に入っているので地図を見ることはほとんど無かった。ところが最近は地図が頭に入らないのである。

 20万分の一の地図で東北地方を見てもらえばわかると思うが、B4版では1ページめくるだけで太平洋岸から日本海側まで見渡すことができる。これなら隣のページを記憶の片隅に残せばよいわけだから何とかできる。ところがA4版では今見ているページのほかに2ページ分覚えなくてはならない。それは無理である。

 適当な地図を探し回ったのだが無い。結局、昭文社の70万分の一の地図を買ってきた。これは昔小学校の教室に張ってあった日本地図のように一枚に印刷されていて東北地方全体を一目で見ることができる。

路上のソリスト

 さて、これで今日の話はおしまいである。焦点距離と年齢の話を止揚するのはどうなったのかと問う声もあるかもしれない。気は進まないが、「地図を選ぶなら年齢の逆数の縮尺の地図が最適」だと小声で言うにとどめておく。年をとっても理屈っぽいのだけは直らないなどと、どこやらから聞こえてきそうな気もするが、、、、、




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日本丸と海王丸の総帆展帆

 2009年7月20日の海の日、横浜港の開港150年を記念して日本を代表する帆船、日本丸と海王丸が横浜に来航。全ての帆を張る総帆展帆という行事があった。

前が日本丸、後ろが海王丸

 天気もよく大勢の人出があった。日本丸と海王丸は大桟橋に係留されているのだが、人ごみで近づけない。対岸にある赤レンガ倉庫の前で見ることにした。

人ごみの大桟橋

 午後一時から展帆が始まった。日本丸と海王丸が同時に帆をはるので、あっと気がつくともう帆が張られてしまっている。

 テレビ番組で、静止画を少しずつ変化させ、その変化した部分を指摘せよというクイズものがあったが、まさしくあの感じ。よく見ていないとどの帆が張られているのか気がつかない。その様子を動画で見てもらおう。わっしょいという掛け声が聞こえてくるが、帆を揚げるため甲板でロープをひっぱっている声。




 11時半には桜木町に着き、どうせ展帆は1時からだからとのんびり食事をしていたのだが、読みを誤った。こんなに人出があると思ってもいなかったので、撮影ポイントを見つけるのにとても苦労した。半日強い日差しの中にいたので全身日焼けで帰ってきた。




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最後の桃狩り

 毎年この時期になると山梨へ桃狩りに出かける。もぎたての桃の硬い歯ざわりが好きなので現地に出かけるに限る。

 今年は7月の連休の初日に出かけた。中央高速はひどい渋滞、8時半に渋谷を出発した東京組みは上野原で渋滞を抜けるまで3時間もかかったようだ。中央高速には構造的な問題もある。東京から上野原インターまでは2車線、上野原から3車線になるのだ。これは横浜組にはありがたいことで上野原インターで入れば渋滞知らず。5月の連休でもお盆でもだ。

 予定通り11時に目的の勝沼にある桃狩り園に到着した。現地には昔大変お世話になった佐田さんが奥様と待っていらした。佐田さんはこの近くにお住まいなので、当然桃狩りなどされないが、撥ね桃を分けて頂いた。この話は後ほどする。今日の記事の価値はこの撥ね桃の情報なので、最後まで読まれると良いと思う。

 一時間遅れで東京組みが到着。一人1600円を支払って桃狩りを開始。今の時期、白鳳と言う種類がたべごろ。そのほかに「あかつき」という種類の木が一本だけあって、この肉質が固めというか緻密でおいしい。

あかつき


 重点的にあかつきを食べて一時間ほどで満足した。300グラムはあろうかと言う桃を7個も食べたので、お腹がいっぱい。よし、バーベキューに行くぞ。

 さて、佐田さんからいただいた撥ね桃なのだが、これは色や傷のある商品価値が無いとして格安で売っている桃。

撥ね桃

 どのくらい安いかと言うと通常の三分の一、写真の5キロの箱で1500円だ。普通は1キロ1000円だから本当にお得。

 どのくらい傷があるかと言うと良く見ないとわからないくらいの傷。

撥ね桃

 この撥ね桃、あっという間に売れて無くなってしまうのだそうだが、それでもこんなのを見てしまうと桃狩りのコストパーフォーマンスに疑問が生じる。桃狩りは今年を最後として、来年は早起きして撥ね桃買いに出かけようかと思っている。もっとも「桃はもぎ取とったばかりが一番うまい」と言っていたのは一体誰だという指摘があるかもしれないが、、、、、、豹変するのは君子だが、小人もお金が絡むと変心するのである。





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映画、扉をたたく人

 東京、恵比寿のガーデンシネマで「扉をたたく人」を見てきた。原題はThe Visitor。どちらも良くできた題名で、この映画の根本に流れるものを表している。

打楽器ジャンベ


 妻を亡くした孤独な経済学教授ウォルターが久しぶりにニューヨークの別宅に行ってみると、若いカップルが住んでいる。不動産屋にだまされたらしい。警察沙汰をとても恐れている二人はすぐに出て行こうとするのだが、行く当ての無い二人に教授は一晩だけの宿を提供する。こうして3人の共同生活が始まるのだがと言う話。

 冒頭、レポートの提出が遅れた学生に対し厳然と受け取りを拒否するウォルター。そしてピアノレッスンを受けるものの音楽の才能は無いと無情にも宣告されるウォルター。関連の無いようなこの二つのエピソードだが、彼のピアノに対する思い入れの理由がはっきりしたとき、大学教授の心の中にある正反対の気持ちを表していたのだと気づく。

 シリア出身で打楽器ジャンベ奏者のタレクと、セネガル出身で手作りのアクセサリーを売って生計を立てるゼイナブとの生活を通じてウォルターが少しずつ変わっていく。他人に受け入れられる必要などまったく無いと考えていたウォルターが、人前でのパーフォーマンスを楽しいと感じ、収容所の係官の前で感情を爆発させる。

 移民の国、自由の女神が象徴する誰にでも機会を与える国だったはずのアメリカ。今、米国は扉を閉ざし、訪問者を冷たく追い返している。その上アフリカ系やイスラム系の人間に対しあからさまな差別が行われているのだ。この映画ではゼイナブがアフリカ系、タレクがイスラムを象徴している。

 最近のハリウッド映画はイスラムを敵役にするものが多い。しかし、この映画はイスラム側からそれは違うのではないかと問いかけているといえる。声高に主張しないし、実際に行われているだろう差別の現実を誇張することなく、逆に現実の恥部を半分も描いていないような映画だが、キリスト教を信じる白人に見て考えて理解してもらいたいからの手法だろう。

 こんな風に書いていくと面倒な映画と思われるかもしれないが、表面上は楽しい、気持ちの良い映画だ。弱い立場にいる人ほどやさしいというのは世界共通なのだろう。お勧めの映画だ。

 こんな上質な映画の紹介を駄洒落でしめるのはどうかと思うが、最後のパラグラフしか読まないという読者が少なくとも一人いるので、芸風は曲げられない。

 この映画を見て一番感じたのはこうである。ニューヨークのハドソン湾に立ち移民をやさしく迎え入れた「自由の女神」だが、今や扉をしっかりと閉じた米国を守る「銃の女神」に見えてしょうがないのだが、、、、



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エスカル号異音

 もう14年も走っているスズキのエスクード(TA11-W)だが、2年前9万キロを越した頃から異音がするようになった。2007年の定期点検時ディーラーで見てもらい排気系の異音ではないかと言われた。

スズキのエスクード(TA11-W)エスカル号


 処置として

1)マフラーハンガー給油
2)フロントチューブ、触媒の遮熱板取り外し
3)マフラーシールリング交換
4)ボルトスプリング交換
5)各接触部にスレッドコンパウンドを塗布

 をやってもらったが、改善せず。

 結論としてリアマフラーからの異音なので、交換が必要と言う。修理にはリアマフラー44,800円と技術料5,250円を含め53,000円必要と言う見積もりだったので、修理はあきらめ。よし、新車にしよう、と思ったのだが、、、サブプライム爆弾が爆発した。カイエンは買えん。

 やむなく去年、2008年の車検時にリアマフラーを交換した。確かに少し静かになったのだが、根本的に解決していない。その上リアマフラーが48,000円と一年前に比べ値上がりしていて泣きっ面に蜂だ。

 最近、異音はますます大きくなり、もうさすがに駄目かと思ったのだが今年、2009年の定期点検時、「分かりました、エギゾーストパイプの不具合です」と言われた。エギゾーストパイプ40,200円と技術料4,800円かかると言う。おいおい、去年交換したリアマフラーは一体何だったのかという言葉をぐっと飲み込み、交換してもらった。

 結果12万5千キロも走っている車としてはそこそこの排気音になった。しかしせみの鳴き声のような金属をこするような音が消えない。排気系の修理に10万円もかけたのに残念な結果である。

 こうなると自分で異音の発生源を特定しなければ直してもらえそうも無い。走行中、それも加速中にしか発生しないので、位置の特定も難しそう。

 秘密兵器がこれである。FMステレオトランスミッタ、つまりワイヤレスマイク。組み立てキットだが秋葉原の秋月で1000円で売っている。これを疑わしい場所に貼り付け、カーラジオで異音を聞きながら走れば簡単にその発生源を特定できるはずだ。

FMステレオトランスミッタ

 意気揚々、走行試験を繰り返したのだが、、、、、風切り音は大きいし、街中では他の車のノイズがはるかに大きい。それではと宮ヶ瀬ダムまで出かけたが、せみの声がうるさい。エスカル号の異音はせみの声にそっくりなのだ。

 結局ワイヤレスマイクはまったく役に立たなかった。「下手な考え休むに似たり」とはよく言ったものだが、もともとICレコーダーを買おうかと思っていたので、それに比べれば10分の一の出費で済んだ。負け惜しみではない。



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スリー・ディグリーズ ライブ

 ボン・ジョヴィをはじめ、まず日本で人気が出て、その後世界的になった外国人アーティストは多い。そのはしりともいえるのがスリー・ディグリーズ。だから大変な日本びいきでしばしば日本に来る。

 その彼女たちが東京六本木にあるビルボード東京に来るというので出かけてきた。ビルボード東京は東京ミッドタウンにあるライブハウスだ。

ビルボード東京

 ウエイターのサービスがあるフルサービスの席と、ワンドリンクがついているセルフサービスの席があって、出演者によって異なるが今回は席料がおのおの9,000円と7,000円。

 日曜日の最初の回だったので、3時半に入場開始、飲食ができる。そして4時半、待望のショウの開始だ。

 このグループ、1963年の結成だからわたしはまだ生まれていない。それからメンバーは変わっているがValerie Holidayは1967年からのメンバーだし、Helen Scottは間が少し開いているが63年からのメンバーである。

 スリー・グレイセスは知っているけれどスリー・ディグリーズは知らないという人も多いかもしれない。しかしきっとキャンディーズの「天使のささやき」は聞いたことがあるのではないかと思う。 これがスリー・ディグリーズの最大のヒット、When Will I See You Againなのだが、本場もんを聴くのも良いものだ。

 



 この動画の左にいるのがValerie。彼女の声が好きなのである。実際彼女の声に鳥肌が立つたりする。
 
 一時間のショウだが、日本語を交えたトークや、日本語で歌う「にがい涙」などサービス満点。会場全体への目配りも完璧で、お客さん全員が「わっ、目が合った」と満足しながら帰ることになる。まさしくライブハウスという特性を120%生かした舞台。

 今回歌われた曲は

1. Shake Your Groove Thing
2. Giving up
3. Get your Love Back
4. Take Good Care
5. Woman in Love
6. Nigai Namida
7. Dirty Ol’man
8. Philly Medley
9 . When Will I See You Again
10. Boogie Wonderland 

 ショウが終わって帰りがけにふと見ると三人のサイン入りCDを売っている。残り三枚と言うことで、バーゲンで鍛えたテクニックを発揮、無事買うことができた。三人のサインには3°と入っている。なるほど三度、スリー・ディグリーズかと納得したのであった。


サイン入りCD


 今後出演してほしいアーテイストというアンケートがあったので、キャロル・キングとリンダ・ロンシュタットと書いてきたのだが、、、、、、






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PCが壊れた、壊したのかもしれないが

 カタカタとキーボードをたたいていたら、ハードディスクがカタッといって、画面がカチンと凍りついた。

 画面はそのまま表示しているがマウスも効かないしキーボードも無反応。ctl+alt+delも効かない。電源スイッチは長押しでかろうじて効いて電源は落ちたが、再度電源を入れてもBIOS画面が終わったところでそれ以上進まない。ハードディスクのアクセスランプがつきっぱなしだ。

 やれやれ、バックアップは2月からやっていない。写真と音楽データが消えたのを覚悟するしかないだろう。ただ、メールとスケジュールはネットワークドライブをマウントしてそこに入れているので大丈夫。

 そういえばアドレスブックもバックアップしていない。今年になってばっさりと友人関係を整理してアドレスブックがきれいになったと思っていたのに、またやり直しか。誰に絶縁状を送ったのか記録が消えてしまったら困る、というのは冗談。

 今から考えると思い当たる節もある。ハードディスクの使用率が70%を越してきたのでデフラグを実行してしまったのだ。デフラグ、ディスクを長く使っていると記憶領域がどんどん細分化、つまりフラグメンテーションが起こってしまうので、これを何とかしようというのがデフラグメンテーションだ。うまくいけばPCのスピードが速くなったりする。

 ただしシステムに不安定な要素が潜在する時デフラグをやると不具合を顕在化することがある。その場合ほとんどシステムがクラッシュする。そんなわけで基本的にはデフラグはやらないで、早めはやめの再インストールをやるというポリシーでやってきたのに、今回は魔が差した。これを専門用語ではボケと言う。

 新しいハードディスクに交換し再インストール。Dellのコンピューターは再インストール用のCDが全てついてくるので時間はかかるが作業は簡単だ。一日かけて再インストールしたらコンピューターはさくさく動くしハードディスクはがらがらだし、なかなか快適になった。

 さて、次にシステムが壊れてしまったハードディスクをideケーブルのslaveの位置にさして、恐るおそる電源を入れてみる。ハード障害ではないだろうという読みで、あわよくばデータだけでも回復できればということなのだが。

slaveに挿入したHDD


 ラッキーなことにウインドウズは立ち上がり、取り外したディスクがE,Fドライブとして見えていた。ピクチャーデータとミュージックデータを転送し、アドレスブックも回復。そうそうitunesもそのままバックアップ。結局被害はなかったのだが、教訓を得ることができた。

 教訓、デフラグをするくらいなら再インストール。そのほうが何倍も安全で効率的である。

 勿論今回、こんな無機質で技術的な教訓を得ただけではない。人として生きていくうえでもっとも大切な人生訓も得ることができた。

 人生訓、ボケの冒険休むに似たり

 解説:リスクを承知で挑戦するのが冒険、リスクを認識できないボケに冒険と言う言葉は無いの意。


 

 
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山菜採り

 山菜採りのシーズン到来。今年も尾瀬戸倉スキー場へ出かけた。

 山菜採りで問題になるのは誰に許可を得れば良いのかだが、スキー場でなら簡単。スキー場を管理している会社に申し出て許可証を発行してもらった。

 車の進入できる一番上まで入り、そこに駐車し歩いて登ることになる。

 路上駐車


 周りの景色など目に入らない。みな下を向いてもくもくと登る。手に持っているのは大きなゴミ袋。帰りにはこれがいっぱいになる。いや、いっぱいになるのはゴミではなく、山菜である。

山菜採り開始


 この時期取れるのはわらび、フキ、山うど、タラノメだが、今年新顔が増えた。写真のオオバギボウシがそう。ウルイとも呼ばれていて茎がネギのようにねっとりしていておいしい。ただしこれに良く似たコバイケイソウという有毒な植物もあるので注意が必要。

オオバギボウシ


 結局今年はわらびとフキを3キロずつとり、あとは少しずつ。わらびのアク抜きはこんな具合。アク抜きのおわったわらびは冷凍庫に収まった。

わらびのアク抜き

 
 基本的には花より団子派のグループだが、花の写真を撮る余裕もあると言うことを見せるために一枚。名の知れぬ可憐な花。

Petite Fleur 

 山菜では伽羅蕗が大好きだ。今年も蕗を3キロも採って来て大鍋で煮込んだのだが、煮込みすぎたのかふにゃふにゃになってしまった。とてもがっかりしたのは言うまでも無い。どこかに分かりやすいレシピは無いものかと思う。来年までの宿題だ。



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ゼウスの餌食

 ギリシャ神話に出てくるゼウスは神々の王、つまり神様の中で一番えらい。神々の守護神なのだが人間の守護神でもある。

 この守護神、手が早い。手当たりしだいと言ってもよい。オリンポスの神々とのあいだに大勢の子をもうけた。アポロやディオニソスがそうだ。

 神々だけではなく、人間の女性との間にも沢山の子供がいる。ペルセウスやヘラクレスがそうで、彼らも下級の神として祭られている。

 一番えらい神様だから自由勝手にこんなことが出来るのだろうと、うらやましく思うかもしれないが事実は少し違う。ゼウスは正妻ヘラに不貞を知られないようにあらゆる手段を講じた。ゼウスが人間と交わる時、動物に変身したりしていたのはそういう訳だ。

 有名なのは人妻レダの誘惑。白鳥に化けたゼウスがレダを誘惑しへレンが生まれた。これが有名なトロイのヘレンになる。夏の夜空を飾る白鳥座はゼウスが変身したものといわれている。この逸話は有名で、多くの画家によって描かれている。コレッジョの「白鳥を伴うレダ」がこれじょ。

コレッジョの白鳥を伴うレダ

 昨日、夜中に電話がかかってきた。

 「天の川はどの辺に見えるの」

 何年ぶりかで星座早見の出番だ。回転する内側の円盤を今日の日付と今の時間に合わせると空に見える星の名前が分かる。

星座早見

 白鳥座を見つけることが出来たら、天の川はそこを流れている。しかしよほど暗いころで無いと天の川は見ることが出来ない。多分都会では無理だろう。ついでに言うと白鳥座の中で一番明るい星がデネブ。そのそばに天の川をはさんで二つ明るい星があり、それがアルタイルとベガ、日本では彦星と織姫と呼ばれていて七夕の主役だ。

 「東の空を北から南へ流れているはずだけど」と私。

 「雲で見えないわね、七夕だから織姫と彦星が見られるかと思って」

 年に一度の逢瀬だが最近七夕に晴れることは少ない。中国から伝わったと言うこの七夕伝説、晴れているとどこからかカササギが飛んできて天の川に橋を架けてくれ、二人が会えるというのが言い伝えだ。雨空の今年もきっと会えなかったのだろう。

 しかしここには天気よりもっと大きな問題もある。このカササギ、西洋では白鳥座と呼ばれているのだ。中学生でも分かると思うが、白鳥に変身したゼウスの背中を歩いて織姫が彦星に会いに行こうというのは危険極まりない。猫にまたたび、鳶に地下足袋、飛んで火にいる夏の虫とはこのことだ。織姫とゼウスの子供がオリンポスの山中で人目を忍び、ひっそりと暮らしていたとしてもまったく驚かない。私としては彦星の背中をやさしくぽんと叩いて、「いいじゃないか、もう諦めろよ」と言ってやりたい心境なのだ。



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男の手仕事、時計の電池交換(その3)

 また時計の電池交換をした。技術的な問題は無し、あるとしたら経済的問題だが、それについては後で述べる。

 お預かりした今回のターゲットはこれ。

HOYAの置時計

オリエント

 用意した電池はこれ。最近値上がりしたのか一つ451円。

時計用電池

 ケースをきれいに掃除をし、パッキングにシリコンオイルを塗り、電池を交換する。
 
HOYAの置時計

オリエント

 時間がかかるのは電池を買いに行くことだが、作業自体は慣れたもので5分もかからない。あとは売り上げを確保できれば問題ないのだが、これが難しそう。その上時計を引き渡しに行く時、きっとお昼をご馳走しなくてはならないだろう。こうして労働者は搾取され、富の偏在がますます大きくなっていくのだろうと思っているのだが、、、、、、




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もし神に祈るならば

 ASICSと言えばスポーツシューズを軸にした大手スポーツ用品メーカーだ。鬼塚タイガーと呼ばれていた頃からランニングシューズを使っていたが、最近はウォーキングシューズを愛用している。

 このウォーキングシューズ、足や膝、腰に負担が少ないのはもちろんだが、最近はデザインも良くなってきて、街中で履いても違和感は少ない。問題は値段で、1足2~3万円もする。これが7割五分引きになると聞けば少々の早起きはせねばなるまい。

 アシックスは年に二回ファミリーセールと称しバーゲンをする。東京の浜松町からモノレールに乗って10分くらいのところにある流通センターが会場だ。毎回感心するのだが、品揃えは豊富でお値打ち感も高い。しかし大きな問題もある。

 競争相手が多いのである。この映像を見てもらおう。




 朝9時開場だが既に8時にはこんな状態だ。この列の先頭は6時から並んでいるというから少々の早起きどころではない。私はと言えば、6時から並んでくれた友人に感謝しながら、戦場に突入するわけだ。

 30分ほどで目ぼしい物は、7割五分引きなんて物はなくなってしまうので熾烈な戦いになる。スポーツマンシップにのっとりと言うわけにもいかなくなる。性格もだいぶねじれてしまうような気もする。

希望小売価格21,000円

 ASICSの語源は古代ローマの「もし神に祈るならば、心身ともに健康でありますように、と祈るべき」らしい。日本語に訳すと「健全な精神は健全な肉体に宿る」だが、ASICSのバーゲンにいくと、どうも健全な精神状態とはかけ離れた状態になる。さてどうしたものだろう、、、、、、



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