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映画、ヒットマン

 21世紀版レオンという「ヒットマン」の試写会を見に行った。春休みからだろうか新宿厚生年金会館は満席である。

 主人公はエージェント47と呼ばれている暗殺者。彼はロシアの政治家ベリコフの狙撃を成功させるのだがこのベリコフには替え玉がいて、ベリコフの死は隠されてしまう。そしてベリコフが替え玉であることを知るエージェント47とベリコフの情婦、ニカが命を狙われることになって、と言う話。

 もともと人気ビデオゲーム、ヒットマンの実写映画化だからなのだろうか殺伐としたシーンが延々と続く。ゲームのパロデイになっているのかもしれないがヒットマンというゲームを知らないので飽きてくる。

 良し悪し、出来不出来ということではなく、レオンとヒットマンはまったく別物の映画。特にニカはレオンにおけるナタリー・ポートマンの役どころだが、役柄の重要性も魅力も希薄である。そうするとこの映画はエージェント47の魅力に全面的に依存することになるのだが成功しているとは言いがたい。

 ゲーム・ヒットマンをプレイしている人は違う感想を持つのだろう。そういえば隣の席は若い男の子の二人づれだった。普通試写会ではあまり見かけないカップル、ゲーマー達なのかもしれない。


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