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ラスカルと蕗味噌

 外来生物法の目的は、特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止し、生物の多様性の確保、人の生命・身体の保護、農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、国民生活の安定向上に資することです。


 :ラスカルさん、今日は外来種有害獣の駆除について語っていただきます。

ラスカル
なんでわしや。


 :ご自身のことを語っていただければと。

ラスカル
有害獣ってか?まあ、社会のダニとはいわれとるけど。


 :アライグマは外来生物法で特定外来生物に指定されていて、飼育・栽培・保管等が原則禁止されています。

ラスカル
そんなこと言われてもなあ。もともと、日本に来とうて来たんとちゃうで。そもそも、なんでわしがここにいるか、わかっとるんか?


 :1977年にフジテレビで放映されたアニメ、「あらいぐまラスカル」で愛嬌を振りまいたからじゃないですか。

ラスカル
そやけど、あれは演技のプロとして台本どおり演技しただけや。「可愛い感じ出してください」と言われりゃあ、プロだからなあ。


 :実際のアライグマは気性が激しく、可愛くない。

  ラスカル

確かに、アライグマは動物界の「浜崎あ"ピー"み」と言われている。


 :突然の固有名詞はやめてください。当ブログ初めての"ピー"を入れさせていただきました。それに気性が激しいと言うより、性格が悪"ピー"、、、、、
 

 このアニメで大人気になったアライグマが、北米から大量にペットとして日本に持ち込まれたのだが、家庭で飼えるはずがもなく、どんどん野に放された。現在では自然繁殖により個体数が増加を続け、生態系や農業に影響があるとされ、駆除奨励金がでたりしている。

 動物だけではなく、植物でも同じようなことが起こっている。ミツバチが蜜を採取するためにと、北米から移植されたセイタカアワダチソウは、生態系に大きな影響を与えた。人間が自然に手を加えるときは慎重であらねばならない。

 今年の春、庭先にこんなものが出てきた。フキノトウ。

フキノトウ

 去年の5月、長野のスキー場で大量のフキノトウの芽を採取。持ち帰って、天ぷらやフキ味噌にしたのだが、中にはとうのたったのもあった。人間もフキノトウも、とうがたつと苦味が増す。人間はいい味になるがフキノトウは食えない奴になる。

 この、とうのたったフキノトウを、捨てるのもかわいそうなので、庭に植えてみたのだ。今年、フキノトウがひとつだけ小さな芽を出した時、生態系への影響など議論が沸騰した。

 結局、最も合理的と思われる意見に従い、フキノトウの芽は摘み取られること無く、どんどん大きくなってきている。

 「たった一つだけじゃ天ぷらにしたって喧嘩になるでしょ。来年もっと沢山出てくるかもしれないし、、、、、、、」

 こうして外来種は繁殖を続けることになる。




謝辞:本日のフォーマットは「西中シャロンのサン・スーシー超特急 ダストバニー・ライドオン!」を参考にさせていただきました。


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