くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ハワイのおばさんたち

2007年12月30日 | Weblog
■相続人調査の連絡に、このところ毎日電話しメールを送っている。ヨシコ、ヘレンさんは何歳になるのだろうか。もし旦那さんが生きていたら89歳だから80代だろうか。そうならけっこうしっかりした感じだ。英語が話せないからいつも留守電にしているようで、メッセージを日本語で入れ始めると電話に出てくる。

僕のことはすっかり覚えてくれて喜んで話してくれる。これじゃあもちろんEメールはむりだ。亡くなった息子さんとだんなさんの出生証明書と死亡証明書を入手して自分の居住証明を取らないといけないのだが出来るだろうかと心配になる。依頼したノタリーははたしてコミュニケーションがとれるだろうか。

カヨコ、ミドレッドさんはもう少し若いはず。コネチカットの娘さんにどうしても電話連絡がつかないと言ったら一家でユタにスキーに行っていると教えてくれた。留守電にはたくさんの名前が出てくるけど飼ってる犬の名前も入ってるのだそうだ。電話番号まちがえたのかと思ったのだけど、、。

84歳の安治さんは偏屈で耳が遠いので電話に出たがらないので奥さんのチエコさんと話すことになる。「こんな面倒なこと大変ですね、私たちは放棄してしまいたいくらいなんだけど」というので「放棄も出来ますが手続は同じぐらいかかってしまうので」と答えた。いつもにこにこ笑っているような感じのするおばさんだ。

タネさんはもっと若いはずだが一番話し好きという感じだ。その日も本土にいる姉が危篤状態になっているということで当該相続に関係あるかと聞かれた。関係ないんだけどしきりと質問された。カリフォルニアの息子さんのレオとようやく連絡がとれ、奥さんのメールアドレスを聞いたが、タネさんの言うほど日本語が出来るようではなかった。「今日にでもノータリのところで書類作ってハワイのお母さんにおくるけど」と言う。彼は分っているのだろうか?と思った。日本生まれのタネさんはとてもはつらつとした声でとても78歳と思えない。

お目にかかることはないだろうがどんなおばさん達だろうか?日系移民や二世三世の日本ではよく知られていない生活の歴史をしばし思い描いてみた。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧友との再会

2007年12月29日 | Weblog
■久しぶりに彼の家を訪ねた。今年で学校は定年だが自らかかわった永年の日中交流事業を終了させたそうだ。校長の低い認識のため中国側の意向に日本側は振り回されすぎだという。だれも引き受け手がいないからだそうだ。

話は若かりし頃におよぶ。合成皮革研究者としてすさまじい開発競争のなかでのこと。やっと最近当時の開発戦略に気づいたと言う。機密工程には決して特許をとらず、数人の開発者と首脳部だけしか知らない状態にする。ライバル会社も同様。いくらライバル製品を調べても何もわからず今でも開発がすすんでいないという。彼も開発担当者として会社からの退職をを許されず、ようやく技術高校からはなれないという条件で折り合いがついたという。

同世代の日本の技術者たちは中国で技術指導した結果、生産拠点を奪われた日本のかっての有名企業からの技術高校生卒業生の求人がなくなってしまった。

かわって中国人研修生を受け入れて安く働かせるようになったが、3年で交代する社員に技術の蓄積は行われないことに会社は気がつき始めた結果、最近また新卒の使える技術高校生の需要が高まったのだが、今度は学生が就職しなくなってしまった。

専門学校に進学したがるらしい。勉強したいわけでもないのだが、、、。むずかしい世の中になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀状造り

2007年12月28日 | Weblog
■虚礼廃止と言って封印していた年賀状を今年は開業1年目なのでだすことにした。業務宣伝・顧客獲得という意味でなくフリーソフトによる住所管理のデモンストレーションの意味合いが大きい。

何枚くらいでどれだけの作成時間がかかるか?やって見ないことにはわからないと考え、フリーソフト♪アプリの「アドレス」の運用テストを試みた。はがき印刷の表面宛名は、郵便番号印刷位置調整、グループ名簿間のデータコピー、FSVファイル変換やインポート、エクスポートの操作性、など、以前使用経験のある「筆王」と比べて少しも遜色なく使える。機能の柔軟なカスタマイズがよりすぐれているとさえ感じる。

住所地図や画像データ、電話番号検索はないが、顧客管理ソフトとしては充分だ。とりあえず100枚のお年玉募金はがきの裏面半分に北斎の富士になっているものに写真と文字で余白を埋めることにした。写真はデジカメで撮った車の写真。この裏面はワードで作った。

心配はブラザーインクジェットプリンターが連続印刷に成功するかどうかだが、Yインク残量に不安があったにもかかわらずカラーの変色がなく印刷できた。レーザーと比べていかにもスローだが案外早く印刷でき、25日にこそ全部は出せなかったがその日のうちに終了できた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミドルネーム

2007年12月27日 | Weblog
■ハワイの相続人ヘレンはアメリカ人かと思ったら英語を話せない日本人だった、という話でヘレンと言うのはミドルネームでクリスチャンネームなんだと担当者に説明したのだがそう簡単な話でもないらしい。

クリスチャンネームはカソリックだけで、ミドルネームはクリスチャンネームとは限らない。スペイン語圏ではミドルネームは母の名になるところがある。

ペルーのノラさんの話だと父親と母親の順に名前がつくのだそうで、その子には父方の父の名と母方の父の名前がつくことになり、結局父親の名前は残り母親の名前は消える運命になる。だから名前を残すためには男の子を欲しがるのだそうだ。

まさにキリスト教の男尊女卑思想の反映だ。もともとキリスト教はユダヤ教の派生であるから旧約聖書の世界だ。神が最初に創った人間はアダムであって、イブはその一部。神が名づけたのはアダムであり、イブはアダムが名づけたのだ。

もともと砂漠の宗教であったから女は豚と同じ財産であった。信仰を持つことが許されたのは男だけだったのだがキリスト教はそのような女も神を信じることができると言うことで一挙に信者を増やし世界最強の宗教となったのである。これはひとえにキリストの天才プロモーターであったパウロのなせるわざであったのだ。

ローマ帝国の宗教となって広がりローマ法王を頂点とする巨大組織を作り上げ十字軍を送ってイスラムと戦ったのである。イベリア半島はイスラムを制圧しレコンキスタを終えてスペインができた。スペイン語は神と語る言葉と言われるゆえんで、スペインのマッチョ思想こそ男尊女卑のキリスト文化の反映、、、というのが僕の持論なのだが、、。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走のクリスマス

2007年12月25日 | Weblog
■今日はよく走った。師走というのは先生が走るのではなく寺の坊主が走るんだそうな。まずハワイに電話だ。日本の朝はハワイの昼。ノタリーのシンドラに繋がったので先日仕事を依頼していた相続人が亡くなったことを伝えると驚いたようだった。

彼女は夫が日本人なのでこの仕事を活用できるのだと言った。ハワイの11人の相続人のことをお願いして、メールアドレスを聞いた。しかし、メールが届かない。ファックス番号を聞いてようやくメールができるようになった。メールアドレスとして、大文字、小文字は区別されることに気づいた。アドレスを全て小文字を使ったので繋がらなかったのだ。

CITIバンクのドル口座を持っているので聞いてみると海外送金には初回一件4000円かかると言われた。振込先を登録すると安くなりインターネットで即座に送金できる。ノタリーの宣誓書1件50ドルで各相続人に送金していたら2倍以上になってしまう。仕事窓口を絞ることで相当節約できそうだ。

電話が入り緊急車庫証明が1件入る。福井センターまで持参してもらい、僕が自分でピックアップして越前町に走る。H君からウエブページをMacで見て欲しいといわれていた事を思い出す。彼が作ったサイトはエクスプロラーで見えてもMacでは見えないというクレームがあり、手元にMacがないので僕のMacで確認したかったのだ。

メールを開くとアカウントが切れている。しまったこのPCの新しいアカウント設定がまだしてない、、、。ようやくアカウントをつくり、メールからH君のサイトのURLを知り、その後ようやく確認できた。ブラウザの違いでサイトの見え方が違うことはあるが、全く出てこない場合があるとは意外だった。

車庫証明書類の取り直しを頼んでいたが申請書にハンコがないことに気づき、ハンコを持ってきてもらう。ようやく今日最後の申請書を提出したらもう4時。急ぎ「年賀状」作りにとりかかる。ブラザーのインクジェットのインクがもつだろうか。印刷設定から裏面デザイン。そして宛名印刷。やべえ!自宅住所横に勤務先名が印刷されてしまっている、、、。3/4しか印刷できない。ままいいわ。

夜帰宅途中にノラさんのマンションに寄って壊れたPCを診ることにした。これは重症、BIOSより先に進まないのだ。ウエブで修理依頼方法を調べ、マニュアルをダウンロード。

ノラさんにペルーの野菜スープをご馳走になった。そうだ、今日は飯食ってなかった。マンハッタンでよく通ったカフェでいつも注文していたレンティルの入ったミニストローネ、、まさにその味。その感動。

つい話が弾んで遅くなり帰ろうとして、駐車しておいた車を見ると紙が挟んである。駐車場持ち主からのクレームで連絡すると警察に連絡したとのこと。いつも誰も駐車してないというのに、、、。どうにでもしてくれ。

深夜というのに郵便局本店には年賀状を投函に来る人が絶えない。一応今日までに出してくれっていうことなので、、、作り損ねた残りはどうしよう。明日考えよう。

今日はよく走った。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスイブ

2007年12月24日 | Weblog
■ようやくハワイの相続人の何人かと連絡がついたので皆さんの手続をとりまとめてくれるノータリとなんとか連絡をとりたい気持ちがつのる。でも今日はハワイは日曜だから連絡は明日にしよう。

しかし、連絡時には話の内容を準備しておかないとと思い、祭日だが神田事務所に出てコンピュータを開いた。なぜか遅い。デフラグをしてCCleanerでファイルクリーニングとレジストリをすっきりさせるとかなり機敏になった。

スケジュールウオッチャ-をインストールした。ほとんどアウトルックに近いのだが操作がわかりやすい。普段はミニサイズのカレンダーにしておけばいいのでいつでもスクランブルができる。メモをタグでいくつも開けるので結構便利そうだ。何人もの相続人のデータを切り替えながら見て電話しないと話がこんがらがってしまう。

こんなときに限って車庫証明がひっかかっている。セールスが申請書と自認書に違った印鑑を押してきたのだがうっかり見過ごした。土曜日だったが警察窓口のKさんが知らせてくれる。彼はチェックが細かくて厳格なので皆から煙たがられているが僕はバンバン厳しくチェックしてくれ!没になれば僕の仕事が増えるんだから、と彼を励ますことにしている。かなり信頼関係ができてきたようで僕とはプライベートに連絡してきて情報交換することもある。この1年で警察窓口との雰囲気も良くなったし仕事の流れもスムースになった。

1件急な申請があったので調査して帰るともう遅くなっていた。明日は頑張る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開票結果

2007年12月23日 | Weblog
■昼ごろまで寝ていてやっと起きて投票に行った。いい天気だ。出口で福井新聞のアンケート調査がある。

日経21のUSBメモリ特集の8月号を市立図書館から借りていたがどうも事務所に置き忘れたらしい。億劫だがやむなく越前町まで休日出勤。案の定置き忘れていた。

県立図書館に行き、本を返却、新聞と日経パソコンに目を通して帰宅。

夕方から出口調査による選挙開票予測をTVで見て、やはり高木候補は及ばなかったことを知る。これで福井は一段と面白くなくなった。ちょっとゆううつ。最後のカードを出し切った高木候補はこれでしばらくゆっくりするほかない。最終回を見逃した「プリズンブレイク」が終わってしまったときのような気がする。

夜遅くまでUSBメモリ特集記事を頼りにフリーソフトのインストール作業を続ける。ランチャーソフト「あやめ」や住所録ソフト「使って!住所録」など使えるようだ。「住所録」は愛用の「アドレス」より細かで多項目のデータ管理ができる。はがきの宛名印刷もできる。スケジュール管理は「Schedule Watcher」がいい。

まだ、家計簿ソフト「Memory Manager」やPDF閲覧ソフト「FoxiitReader」なども試したい。しばらく楽しく遊べそうだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハワイの相続人

2007年12月22日 | Weblog
■土曜日にかかわらず神田事務所でメールチェックするとハワイの相続人から連絡が入っていたので1日中その対応に終始した。ハロルド氏から返事のない他の相続人の電話番号を連絡してきたのだ。

直接電話してみることにした。生きていれば89歳の相続人の妻、ヘレンさんに電話すると良く話が通じない。良くわからないと言って電話を切られえてしまった。僕の英語はこんなものかとがっくり。しかし、ふっと思いついてもう一度電話して「もしもし」。すると別人のようなはっきりした声で「どちらさまですか?私は英語だめです、、、」、、、アメリカ社会でもよくあることだ。

次の相続人にかけたときは奥さんが出た。彼女もきれいな日本語。だんなさんに変わってもらえますか、と頼んだが「うちの人はとても頑固で、、、」と、そばで英語で出るもんかとわめいている相続人の声が聞こえる。何だかわからんが奥さんに手続の話をしてまた連絡すると伝えた。

その次はミルトレッドさん。彼女とも日本語によるコミュニケーション。「ミルトレッドってニックネームよ。ニックネームってわかる?」彼女の名前はキヨコさんだと知った。そして今朝ハロルドのお父さんが亡くなったことを知らされた。

次はタネさん。前回は彼女から電話してきたから日本語で対応していいことはわかっていたが、結局、娘さんのキャサリーンに代わってもらえなかった。

ハロルドにお見舞いのメールを書いているうちにハロルドの方からメールが入って来た。相続人である父親の死亡にため、今までの書類が使えなくなったことと自分を含め4人の新たな相続人の住所と電話番号を知らせてきたのだ。

この日は午前中は、今年いっぱいで退職して司法書士試験に打ち込むと言う所員の松田君相手に話をし、午後は松田くんの代わりの人探しで苦労している神田先生の話相手になる。

夜の9時までeメール書きに没頭していると頭がボンヤリしてきた。長く待ち切れなかったメールで始まった長い一日が終わった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選挙うわさ話

2007年12月21日 | Weblog
■僕が応援する高木文堂候補はなぜか評判が悪い。嫌悪感をあからさまにする人さえいるのはなぜだろう。知事選から市長選とついに県議選とグレードダウンしてやっと県議になったらすぐに辞めて市長選に出るなんて節操がないといわれる。

福井は変わらないといけないという意識があれば選択の余地はないのだが、保守王国としては変革の意識は薄いということだろうか。

選挙方法が悪いと言う人もいる。今回は動員をかけるような選挙はしないというが取り巻きがいなくなっているんじゃあないかという人もいる。

聞いてみると今回の選挙方法はトップ当選した県議選挙と同じだそうだ。ただ車で回るだけというもので、僕が応援した前回の敗れた市長選とは違って進化したのだろうとおもう。

選挙当日の天気が良くて投票率がよければ不利になるんだそうだ。浮動票は逆に東村に流れるのだとか。天気が悪くても高木派は必ず投票に行くからだという。なんだか話がわからなくなった。

いままで坂川市長は病気のため充分働けず、西川知事に送り込まれた取り巻きで何も変えられなかったため、市役所内に一番高木支持が多いんだそうだ。1番かわいそうなのは東山候補で何の経験もなく独自のことは何もできるはずがないのに単に西川陣営の敵をつぶすために担ぎ出されたからだ。

福井を操っているは一握りのトップ企業であり商工会議所を通じて西川知事体制に敵対する高木候補を徹底して攻撃している構図を知らない限りこの市長選は理解できないだろう。この体制が変わらない限り、利用者より生産者・建設優先の土建屋王国は崩れないし、教育文化にカネが流れない社会に余裕ある人生はありえない、、、と。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選挙事務所

2007年12月19日 | Weblog
■市長選は4日後に迫った。夜K氏に誘われて高木文堂事務所を訪ねた。事務所は狭くてボランティアの人が詰めていたがほとんどが女性。知った人がいないとなかなか入りづらいものだ。

今回はずいぶん様子がちがう。そのうち候補者と取り巻き連中が帰ってきた。何人もなつかしい顔が見えて握手。

前回はなんだか玄人的人間がいっぱい出入りして大がかりだったけど今回は「事務所はこれだけ?」という感じだ。前回は土建屋さん系が取り巻いていてちょっと空気がちがう感じだったが今回は意識的にそんな人を排除していったようだ。

今回は演説会を一切やらないので前回我々がやったような準備スタッフがいらないのだ。なるほど、と思った。動員、動員といって何人集めたとかで競ってみても実際の票にどれだけ結びつくか疑問だ。いくら票を読んだところで票が増えるわけではない。それより動員力を誇示して勝ち馬に乗ろうとするやからが持ち込む雰囲気が本来のボランティア選挙の空気をぶち壊しかねない。

選挙の度に知名度を上げているからその点では充分。今回の争点は非常にわかりやすい構図になっている。保守VS革新、継続VS改変、行政VS市民、組織票VS浮動票、、。一番近い県議選挙でトップ当選していることでランダムな条件では当選する確率が高いことは確率過程論からの結論である。相手候補者のルックスを比較すると女性票は入りそうだ。選挙当日の天気は曇りのようだし投票率が高ければいけそうだ。

古参のOさんと候補者の話では今日の遊説の様子では越廼地区で前例のないほど異常に盛り上がったそうだ。今まで劣勢と考えていたようだが風が変わったかもしれないという空気だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする