くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ミドルネーム

2007年12月27日 | Weblog
■ハワイの相続人ヘレンはアメリカ人かと思ったら英語を話せない日本人だった、という話でヘレンと言うのはミドルネームでクリスチャンネームなんだと担当者に説明したのだがそう簡単な話でもないらしい。

クリスチャンネームはカソリックだけで、ミドルネームはクリスチャンネームとは限らない。スペイン語圏ではミドルネームは母の名になるところがある。

ペルーのノラさんの話だと父親と母親の順に名前がつくのだそうで、その子には父方の父の名と母方の父の名前がつくことになり、結局父親の名前は残り母親の名前は消える運命になる。だから名前を残すためには男の子を欲しがるのだそうだ。

まさにキリスト教の男尊女卑思想の反映だ。もともとキリスト教はユダヤ教の派生であるから旧約聖書の世界だ。神が最初に創った人間はアダムであって、イブはその一部。神が名づけたのはアダムであり、イブはアダムが名づけたのだ。

もともと砂漠の宗教であったから女は豚と同じ財産であった。信仰を持つことが許されたのは男だけだったのだがキリスト教はそのような女も神を信じることができると言うことで一挙に信者を増やし世界最強の宗教となったのである。これはひとえにキリストの天才プロモーターであったパウロのなせるわざであったのだ。

ローマ帝国の宗教となって広がりローマ法王を頂点とする巨大組織を作り上げ十字軍を送ってイスラムと戦ったのである。イベリア半島はイスラムを制圧しレコンキスタを終えてスペインができた。スペイン語は神と語る言葉と言われるゆえんで、スペインのマッチョ思想こそ男尊女卑のキリスト文化の反映、、、というのが僕の持論なのだが、、。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする