くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

でじたるな一日

2012年05月25日 | Weblog

■早朝スペイン語クラスの教材ファイルをダビッドからFBで送ってもらった。彼が都合で教えられないのでホセに代わりを頼んでいたが、彼にその教材を参考にしてもらおうと思った。問題は、僕が今持っているプリンターが全部故障で使えないのでどうやって印刷するか?iPhoneの「ネットプリント」を試してみた。

スマホに送られたワード文書をセブンイレブンの店頭で印刷するアプリだ。プリンターなど使うのは年賀状くらいで、今は使う機会も少ないのでわざわざプリンターを持つ必要もない。もちろん、PCでもできるが、FBのメッセージに添付されたワード文書をホセにメール添付するためにはファイル形式の違うFBメッセージをとにかくワードで開いて通常の添付メールができるようにしないといけないが、僕のレッツノートには、そんな「無駄な」Officeなど入っていない。でも、ネットで自動検索されたアプリはなんと「MS Office2010 free」。うそだろ!と思ったがダウンロードすると英語版だがちゃんとワードが開けた。こんなのあるんや!しらんかった。

近くのセブンイレブンの店頭コピー機の「ネットプリント」アイコンから操作して「登録番号」を打ち込むと1枚20円で3枚の教材が印刷されてきた。こりゃ便利だ、「登録番号」さえメールしてあげれば誰でも勝手に自分でセブンイレブンでプリントアウトできるんだから。

午前中はWebページの更新を頼まれていたので環境衛生組合に出かけた。移転した新しい事務所には多機能コピー機があってワード文書のPDF化がすぐにできたのが助かる。PDF化などすぐにどこでもできそうな話だがMS-Officeは古いわアクロバットは壊れてるわでフリーソフトをダウンロードするわけにもいかないので、古いスキャナーを引っ張りだしてきてそのアプリで変換していた。PDF文書をHPに貼り付けてHTMLを少しいじってFTPソフトでアップするだけの作業なのだが財務文書など組み合わせが複雑で数が多いのでもうファイルがごちゃごちゃでどこにどうなっているのか正直わからなくなっている。それでもこの日は順調に作業も進み完成!最後にホームページに更新のお知らせを訂正してアップした途端、ホームページのメイン画像が抜けてしまった。やばい!どうしてかわからん!

この作業を横で見ていた事務のおばちゃんが、すこしバツが悪そうに言うには「実はこの前、高知県の組合の人から頼まれてMapを作らせて欲しいというのでHPを直してもらったんですけどー、、」二股かけたのを言いづらかったのかもしれないが、それを先に言ってくれなきゃ!

すぐに高知の組合から電話がかかってきた。向こうでHPの異常を見て状況を察したようだ。担当の若い女性はHPビルダーのファイルを全部送るわけにもいかないのでサイトを戻すからそのサイトをダウンロードして修正してほしい、といってきた。

彼女は組合職員だが自分で勉強してHPビルダーを使いこなせるようになったので全国の組合に呼びかけ勉強の為にHPメンテナンスをさせてもらっているという。HPビルダーのサイト転送設定は僕もよくわからないので今までFTPだけで処理していたが、この際に彼女に教えてもらって何とかサイトをこちらのサーバーに転送し、また一からやり直して定時までにぎりぎり完了。見られていると思えば力もはいる。

考えてみると、メンテナンスで各県の環境衛生組合のサーバーに自由に入れるわけで、この組合のようにIT担当者不足でメンテのできない所ばかりなので、彼女のような人材が活躍する場所があったわけだ。怖い話だが目からウロコ!この「ITくの一」なかなかの手練なるぞ。作ったMapというのもなかなか立派に出来ている。

夜、スペイン語のクラスの後でメンバーの一人が古いパソコンでWiMaxを使いたいが、と聞いてきた。自宅の電波状況が心配なのでヤマダ電機でトライWiMaxを借りてきてやってみたいがうまくいかないという。彼女のパソコンが不具合だったので僕のPCにアダプターをつけてやってみせたが、ネットには繋がるのだがこいつはちゃんと契約しないとちゃんとブラウジングできないようだ。僕のPCは7だが、そのままWiMaxできるようだ。ぼくも初体験だった。

ITおんちを自認する彼女たちにWiMax、WiFi、モバイル接続や無線LANの説明をする、なんとむなしいことか!ケーブルがあるかないかの違い以上の理解は期待できないようだし、ぼくのこの日の1日をいくら熱く語っても何を言っているのかまるでわからないんだろうなぁ!!

 

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パワースポット雄島

2012年05月21日 | Weblog

■先日、和子さんに誘われて雄島に行った。彼女は搭乗者保険の付いてない僕の車に乗っても「速度出しすぎや!」たら、「信号見てないっ!」たら、、ぎゃあぎゃあ言わなかったのは、前のおんぼろ車みたいな不安定感を感じさせない走り、のせいだろうか。確かにパワステ、のオートマだと乗り心地がよく運転が楽しい(前の車は一体、どんな車だったんだろうとつい人事のように思ってしまう)。

僕は先日彼女からもらった折りたたみ式の自転車を試してみようと車に載せてきたのだが、彼女はこの福井でも有数のパワースポットに1人で来る勇気がなくて写真を撮る間始終一緒にいて欲しい、ということだった。せっかく、彼女が写真を取る間はそのへんをサイクリングできると思ってたのに、、、。

雄島はその中にある大湊神社の鎮守の森になっているので原生林の植生がそのまま保存されている貴重な場所で、この日、天気もよく気持よかった。彼方の東尋坊と地質的に同じでその海岸の岩はいわゆる火山の溶岩が海中に没してできる摂理形状を呈しているらしい、ということを知った。東尋坊が柱状節理で、雄島は流紋岩の板状節理だそうだ。

雄島の一角にある岩の一部では方向磁石が効かないところがある。溶岩が海中で固まる際に含有する磁鉄鉱によってその当時の地球の磁気に合致した方向に固定されるらしいが、ここではひとつの岩上でコンパスの向きがいろいろに変わるらしい。コンパスがないのでiPhone天体観測アプリをコンパスがわりに使うがあまりよくわからない。これはかって巨大な落雷があってその渦電流で出来たのではないかとか言うような説明がしてあった。ちょっとパワースポット、、みたいな話かな?

島の中はウッソウとした雰囲気もあって坂道の敷石が続いている。ふと、普段の山道を想像するがはっと気がついた。そうだこの敷石は流紋岩で火成岩なのだ、山道の石ころのように化石のような堆積岩、水成岩とは全く異なる地質なのだ、と気がつくと妙に新鮮に感じた。海岸線の岩の黒さも際立ってふっとどこかの情景が脳裏をよぎる。あのカナリア諸島の島のように黒い土砂の砂漠のような、まるで探査衛星で火星かどこかに降り立ったような風景、、、ちょっと妄想かな、、。

灯台の前に古い木造の見張り小屋がある。海流の関係で冬になると流れ着く北朝鮮のスパイを見張ていたのだそうだ。僕が学生の頃、このあたりの海岸を自衛隊が見まわっていたっけ、ということも思い出した。

暑い夏、ふらりと1人で来てみるのもよさそうだ、と思う。暑苦しい夜中、懐中電灯一つで原生林を歩くのも涼しそうだ。北朝鮮のスパイと間違われるかも、、。

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アラブ社会

2012年05月16日 | Weblog

■ラテンドングリでサルサの練習をする時、ドバイから来たイラク人のサムをピックアップして行くことが多くなった。彼は福大で知能システム工学を勉強している留学生だが、彼女と一緒に踊るのがすきでいろんなパーティに顔を出している。日本語はかなりわかっているようだがいつも早口の英語でまくしたてて、あまり日本人とは話さないようだ。車の中では僕と英語でよく話すようになった。

アラビックの文化は日本人にはまだまだ知られてない。イラクとお隣のイランという国の違いさえ知らない日本人は結構多いのではないだろうか。文化も言語も全く異なる異民族なんだが、、、そんなこともあって彼との話は僕としても興味が尽きない。ドバイは砂漠だから暑いんだろうと思っていたが、ドバイの生活はどこに行っても空調の完備した室内なので寒いくらいだそうだ。誰も砂漠の戸外などには出ないのだそうだ。

オイルマネーのある国は違う。学生はどんな学科でも卒業して入社すればすぐ管理職のマネージャーになってしまう。だから技術専門職が育たないので、現場はすべて外国人まかせ。アラブ人が公職の人事を握ればこねで要職は仕事のできない縁故関係で占められ公務がまともに機能しないという。ここはこね以外に就職の可能性はないようだ。少数の並外れた金持ちは、することがなく食うだけで動くこともしないのでみんなぶくぶくに太って、、、。だから彼は日本にいる間にボディビルドでダイエットに励んでいる。彼は、国民の9割以上の外国人によって維持されているような、こういう国に将来はないと考えているようだ。

ドバイは働く場所ではあっても住む場所ではないと思っている。日本は住むにはいいところだと思っているのだが、日本人、とくに女性には感覚的にも全く馴染めないんだという。日本人女性とは考えがあわないというか、まるで能面のように無感動だと感じているようだ。つい、それは一面的じゃあないかな、いろんな人と知り合うと考えも変わるだろうといってみたが無駄だった。アラブ世界とのカルチャーギャップは想像以上のようだ。彼にはアメリカやカナダのほうが馴染みやすいと考えている。

アラブ社会では交通事故を起こしただけで部族のメンツを穢したということで刺客を送られるような風習すら昔のことではないようだが、一方で女性が肌や髪を見せたりすることにも今は全く抵抗がなくなっているという。セックスや恋愛観も随分違うようだ。彼が一番気が合うというタイ人の彼女との間も生々しく複雑な人間相関関係に陥っている話など聞かされると、どうしてこうも彼らはストレスに満ちた生活を耐えながらわずかの時間を情熱的に生きようとしているのだろうと感心してしまう。若さのせいだろうか、それとも彼の言うとおり日本社会がヘンなんだろうか?

確かに夜中部屋に女性を連れ込んで騒いだりすれば不謹慎、不道徳のそしりを免れない日本社会にあっては全くちがう価値観で見ると日本は規制と差別でがんじがらめの社会だという認識を日本人の多数が理解できないこともやむを得ないことかもしれない。本音と建前の話にしても既に本音の価値観のレベルで違っている。英語のコミュニケーションの限界を超えた領域だから認識の相違はもう理解できない。もう文化が違うとしか言い様がないが、ただ彼らが真剣に真摯に毎日を生きている情熱はひしひしと感じた。

日本の若者たちが彼のような異邦人とのコミュニケーションを持とうとしない限り日本人の国際感覚、政治外交が進化する望みはない。英語が苦手だから、という理由であればそれは日本の英語教育の悪さを口実にする人種差別主義者のたわごと。皮肉なことに英語教育が日本人の国際理解を妨げていることになる。

その日の帰り道の車中彼はひたすらしゃべり続けた。


 

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サルサパーカッションの肝

2012年05月06日 | Weblog

■連休最大の成果はなんといっても東京で都築彰浩のサルサパーカッションのレッスンを受けたこと。彼は甘いマスクの童顔なので年齢よりすごく若く見えるがすごいパーカッショニストだ。レラシオーネのマスターと同じバンドメンバーらしき3人と嵐君と僕の他に2人の女性7人で7個のコンガを円形に並べて各人がサイドステップを踏みながら指定のリズムで1人1人ポーンポーンと順に叩いて回す。これが不思議にうまくいかない。時々、リズムを変えたり、逆方向に進んだりしながら小1時間これだけで終了。

皆、リラックスして冗談飛ばしながら、、でも「笑点」のテーマでクラーベのリズム(これ、リズムじゃあなくメロディーなんだそうだ!)を練習したり、、、。

僕はすっかり感動してしまった。ON2のステップが踏めないことがトラウマになりそうなほど悩んで袋小路に入り込んでしまっていたところだったので地獄で光明を見つけたような気持ちになった。『ああ!これだ!』考えてみれば、ダンスとパーカッションの関係は踊りながら叩いてみればわかるというのはコロンブスの卵だ。この方法でオン2の壁を突破してみよう、、、。

池袋のレラシオーネはキューバ人のフランクが主催するサルサバー。ラテン系ミュージシャンがライブをやったりサルサレッスンをしたり、、、。この日はルンバのレッスンとサルサパーティーがあるというのでとりあえず食事に出た。近くの食堂のメニューが安いのにびっくり。650円のなんとかうどんを食って、東京もこんなんなっちゃったんだ、と思った。

キューバ人のグループに都築さん達のタイコが一緒になってルンバのライブが始まった。もうこの広くも無いフロアに7,80人は集まって身動きができないくらいだ。本場のルンバは曲も踊りも僕には初めての経験。圧倒的な迫力で打ちのめされそう。都築さんのコンガはもうアフリカのジャンベみたいな叩き方にみえるぐらい、、すごい。

最終に間に合うよう、10時を過ぎて後ろ髪をひかれる気持ちで会場を抜け出し千葉の妹の家に向かった。

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GW

2012年05月05日 | Weblog

■今年のGWは金曜の京都「新風館」でサルサを踊ることから始まった。京都へは普通電車で、、。ところが、福井駅の乗車券販売機では京都までの乗車券だけは買えない、、??、、特急、指定がついてくるものばかりなのでやむなく敦賀までの乗車券を買って、その先は敦賀駅で買うことにした。iPhoneの乗換案内の時刻表にはちゃんと表示されたとおりで、3時間かかるがこれが1番安いルートだと思う。

新風館で嵐君に合う。彼がこのあとバスで東京に行きジョージ渡部の「サルサの歴史」教室と都築彰浩のパーカッションとルンバレッスンに出るというので僕も行きたくなった。そこで、彼の高速バス乗車券をiPhoneでメモがわりに撮影して近くのローソンに飛び込む。

高速バス乗車券の発券・予約はコンビニのLopiとかいうキカイで操作するのだが店員がよく知らない。しかしなんとかバス会社の連絡先を見つけ、iPhoneをスピーカーにしながらiPhoneのメモアプリを呼び出して登録番号をメモしてバス会社の担当者に操作方法を聞きながらやっと発券にこぎつけた。同じバスに2席空席が残っていたのだ。思いついたらすぐ実行!コンビニでこんなこともできるようになったのだ。

サルサパフォーマンスにはマサノリ先生のペア、まりえ先生の初心者チームも出た。初心者チームの2人は初めて6ヶ月ながら前回金沢でのパフォーマンスを更に進化させていて同じパタンを練習中の福井チームにとっては脅威だ!新風館のイベント時間の後は例年のようにスパニッシュ・ハーレム等の会場で踊ったが嵐君と早めに切り上げて駅のバスのりばへ、、。

ここでもバス乗り場が違っていてあわてて探しまわり出発しかけたバスにやっと飛び乗り東京へ向かった。

早朝新宿でマンガ喫茶をさがして3時間の休憩。あまり寝られないが無料のiPhone充電器が借りられたのがラッキー。なにしろ、日帰りのつもりで出てきたのでシューズと着替えと「言語学」の本1冊の他何も持ってきてない。一番の問題がiPhoneの充電だ!ソフトバンクの販売店に駆け込むか?コンビニで充電器を探すか?、、、。

二子玉川駅横の会場で日本にサルサを紹介した渡部さんのサルサ講義を聞いて池袋に向かう。パーカッションとキューバンのライブは素晴らしかった。

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