初心者クラスに潜り込む

■今学期最後のフォン先生の授業はテキストの最後の復習問題。解答のついているところだけ復習してあり、先生は僕ができている所を選んで当ててくれる。まるで介護を受けている感じだが正直それもしかりの感がある。それほど、クラスでも遅れてしまった。ただテキストの回答すら違っているところがあったりして、、、。明日のファイナルは一切復習せずに、毎日続けているエキスプレステキストの文章暗記だけで臨むつもりだ。とにかくこれ１冊だけをとことん極めればベトナム語はなんとかなるという実感がほしい。それが僕の今の実力ならそれを明日のファイナルで、、と、思った。

トモアキは来なかったが僕は昨日のクラスに行って発音の練習をした。というよりそこの彼女たち２人ともっと話したかったのが本心。クラスの後でＩＰＨ（インドチャイナ）２階カフェでお茶。３．１１の話をしたら彼女たち３歳ごろの事件。もう歴史になっている。歴史上の人物に話をきいた、、と言われて、、、。

クラステキストは僕がクラス前に使っていた本。これは初級以前の本で、、、でも女先生と女生徒２人のところにおじいさんが１人、、というのも刺激的でいいのではないかと思う。彼女たちは福岡出身の交換留学生で、僕たちは私費の留学生。部署が違うとこちらのスタッフも知らないことばかり。何の関係もないが、誰も文句がでないならいいだろう、、ということで、ここはベトナム式で何の許可もなく勝手にここで勉強することにした。

夕方、交換留学生のインターナショナル学生の２７日のツアーに参加する連絡をＭｒ．Ｌｏｎｇとした。最初何かの思い違いがあったようでパスポートビザの写真を送れなどと言ってきたが、すぐに参加ＯＫの連絡が入った。

なんやかやで、試験準備にエキスプレステキスト２０章を３日で全て復習してみる試みは最後の２章を終えることができなかった。

 

日本人がいた！

■今日は休みだがトモアキにビッチを紹介するため昼に学校へ行く。彼女はまだ授業がありトモアキのほうも授業があるという。トモアキの授業に参加させてもらうことにした。なんと福岡から女子学生が２人日本語教育学科に来ていてベトナム語を週３で勉強始めたところだという。同席させてもらって最初の母音の発音をやった。先生は日本語の上手な先生で僕は交換学生でもなく関係ないと思うんだけど勉強していいみたいな感じだ。

トモアキは寮に勉強を教えてくれている人がいるが面倒掛けたくないというので先生にチューターを紹介してもらうことにしたようだ。教室を学内で使うことが面倒なので学外で勉強するには支障がない。トモアキの寮に１人増えて３人になったがもうひとり鈴木という人が来るかもしれないといっている。にもつがあるそうだ。

アパートでエクスプレスのテキストをする。２０課のうち１７課まで２日でやった。つかれた。咳がでるようになった。この２，３日で相当暖かくなって夜もセーターを着込んだまま寝なくても寒くなくなった。あさってファイナル、その後１ヶ月休みだ。

サッカー試合

■U23中国で開催されているサッカー試合でベトナムが勝ったというので試合時間にものすごい声援があがるのだがはじめは家にいて何の音かもわからず驚いた。この国はサッカーとなると、、、、という国の一つ。カタールに勝って決勝にでたらしい。ベトナムははじめてだそうで日曜はウズベキスタンと決勝戦。学校の寮でテレビを皆が見てもりあがっていたらしい。

 

 

チームプレゼン

■昨晩？3時にサンヨンからプレゼン準備が完了した旨のメッセージが来ていた。もちろん僕は寝ていたが、、。

プレゼンはうまくいったほうだと思う。僕のパートのナレーションはコピーを読むつもりがスクリーンを読む流れになり案の定数の読み方で詰まってしまった。でもまあなんとか口は動いてくれた。点数は２人とも発音減点で９０点。でもサンヨンはよくやったと思う。確かに彼のパワーポイントの使い方と説明の仕方には年季が入っている。

ともあきと昼はいつもの学校のレストランへ行った。韓国組とイエン先生がいた。食事の後２７日のエキスカーションのことについてLongというstudent Officerに聞いたらEmailするとここと。彼は智明のアドバイザーで僕のことをしらないはずだ。学校でしらべてメールしてくるのかなと思ったら、後でショートメッセージにからのメルアドを送ってきたことに気づき、メールすると我々の担当のアンさんに聞いてくれとの事。アンさんにLINEした。

夕食後、フックの屋台でフックの嫁さんと客のやりとりを１時間ぐらい聞いているが客がミーディンに住んでるということ以外は何もわからない。わからないままジーと聞いていることがはたして効果あることなのかどうかを考えるだけのような気がして、、、。

 

日本人学生きたる。

■渡辺智明君、外大の３年になる２２歳。２年勉強しているといってもまだまだといったところ。寄宿舎にいる。僕の部屋に案内し近所でご飯食べて、、、、やっといろいろ相談できる関係ができたのでうれしい。ほんとに助かる、、という気がする。日本語学科の学生も紹介してほしいというので今度ビッチを紹介することにした。

 

ハノイ歴史研究会

■午前中の授業を休んでハノイ歴史研究会の「テト」の話を聞きに行く。時間を間違えて１時間早く行ったが,他にも間違えた人がいて間違ったことを教えてくれた。

時間つぶしに会場のジャパンファンデーション近くでフォーを食べて歩いてみたがスゲエお洒落なところだと思った。小さい通りにはフランス風の洒落た造りのレストラン、カフェが集まっていたりもっと細い路地に入ると街路樹が通りや脇の住居に枝を伸ばしていて大きくない店や住居がヨーロッパ的風情があってなんともいえずここに住んでみたいと思わせる場所だ。まさかベトナムがこんなところだとは思ってもみなかった。

講演は大西和彦さんという宗教歴史研究者でここで３０年ぐらいベトナム史を研究されている。祭事儀式等すでにベトナム人が忘れたことまで研究されてそれを伝承することが外国人研究者の使命だとも考えておれれる。ベトナム人の生活で最も大切な伝統である「テト」の解説を聞き感動してしまったくらいだ。テト（節）は日本の節分や節句の節なのだ。２月中頃の（今年は２月１４日から）２週間ぐらいだが実質は前後１週間ぐらいは国自体がマヒしてしまうくらいの催しなのだ。実際僕の予定も来週のファイナルの後、３月から始まる新学期まで１ケ月間休みになる。

特に、かまどの神様が女性で２人の男神の３人柱になっているところがおもしろい。神話時代からこの国は女性上位だったのだ。２人の男神は家事と台所担当でビジネスは女性神の仕事（今でもこれは同じだ。男女の三角関係というところも同じなんだろうか？）。歴史上、ホイアンの「日本営」すなわち朱印船貿易で財を成した日本商人の墓碑銘にはベトナム女性名が何人も出てくるそうだ。これは日本人の嫁となったベトナム女性が日本との間で絹と銅銭（寛永通宝）で莫大な利益をあげていた証であるとのこと。当時この地に起きた大戦争に銅銭を鋳直した武器需要があり地方名家の広い人脈を使うことのできた彼女たちが大儲けしていたのだという。

当時日本は絹の輸出をしていたにもかかわらずなぜ海のシルクロードで絹の輸入をしていたか？ということについては日本の絹は品質の低い安物だったということは知っていたが、なぜ日本の通貨が輸出されたのかをはじめて知った。

思わず、大西さんに話しかけて歴研の人と一緒に食事。その席で「ベトちゃん、ドクちゃん」について実際に現場に立ち会ったという大西さんに事実を聞いたところ、やはり実際に何人もの研究者が調査したが本当の原因はなんだかわからなかったのだという。しかし「ベトナム戦争で枯葉剤の影響で」という史実をベトナム人は誰もあえて否定しないことが、僕にもやっと「ベトナム人的な、ベトナム政府的な」発想・思考であるらしいと納得できた。

桃太郎の話も初めて知った。モモの木はベトナムで祭事に頻出する。魔除け、解毒の効用があるからだ。だから鬼退治につかうので桃太郎なのだ。リンゴ太郎でもミカン太郎でもない。僕の考えている「浦島太郎」のはなしも聞く機会があるかもしれない。

歴研はいつも講演は午前中。だからメンバーは主婦がほとんど。ここもベトナム的かな、、。夜、メールが来て僕もメンバーになっていた。

プレゼン準備、、終了？

■来週２２日のプレゼンのあと週末のファイナルと午後のパーティのあとは１ヶ月の休暇にはいる。その最後の難関がこのプレゼン。ファイナルはただいつものとおりやるだけでもう新しい項目はない。今日もイエン先生はレベルＢの問題を出していた。

朝一番乗りでクラスに入るとサンヨンが来たが僕を見て入室しない。顔色が悪い。一瞬、もしかすると彼のパートを準備してないからかな？と思い、そうなら僕の作業の後半を彼に押し付けられないかな？と思った。

こちらは昨日、一昨日と就寝は３時すぎ、２日ががりで文廟の草案を作っている。ほんとうなら今日一日がかりで原稿を半分くらいにまとめてべト君におくりネイティブチェックをうけて写真を整理してできればオープンオフィスのプレゼンでパワーポイントに移せるようにして彼に渡すつもりだったが、昨晩僕のＰＣでベトナム語入力できなくなっているのに気づいた。つまり日本語原稿の機械訳をコピペするだけのものだがベトナム語の修正ができないのだ。メールで自分宛に原稿を送ってiPhonでベトナム語入力するしかない。

彼が自分のパートの材料に困っているならぼくの草案で十分な量があるから引き取ってアレンジしてくれれば僕のする作業はなくなる。

クラスの後でおそるおそる提案するとみごと思惑通り、、。やったあ！彼も「サンキュー」ということで僕のパート含め我々チーム、といっても半分の２人になってしまったがサンヨンがまとめることになった。急に肩の荷がおりて、本当に楽になった。明日は授業さぼって歴史研究会の講演を聴きに行こう！！

関係悪化？

■イエン先生はテキストから離れて今日は会話練習に特化したレッスン。２人のペアで会話練習だが相手はサンヨン。僕は会話が特に苦手。しかも今日のサンヨンは機嫌が悪いみたいだ。他のグループは練習するのに彼は無視してスマホでなにやら、、。先生が声をかけても気にかけないようす。僕も黙っているだけ、、。

発表になった。皆楽しそうにいろいろ話をひろげて笑いを誘っている。最後に我々の番になった。ぼくはよく会話の流れもつかめないし練習もしないからどう対応するか困っている。彼はノートにいろいろ書き始めた。僕が話す部分を書いているらしい。それを読めというわけか！しかし何の準備もなしに発表直前に書き出すなんて、、よくできるわー、、と感心するくらいだ。

彼が客、僕が店員で値段交渉をやりとりするシチュエーションだ。彼が「まけてくれないか？」そこで僕が「Kong Duoc!絶対いやだ」の一言で会話が終わった。先生も自然に授業終了を宣告。彼はうしろを向いたまま立ち上がって僕と目を合わせることはなかった。僕はいつもどおりアパートへ直行。一眠りしてプレゼン準備しなきゃ。それどころじゃないんだから、、。

 

パートナー脱落

■朝、学校でジュンへとあう。週末から何の連絡もなく打ち合わせの機会もないので授業前のこの機会に、、と、思ったら彼は仕事で時間がないから出来ないので抜けたいとのこと。仕方がない。サンヨンにその旨話すと、聞いていなかったようで、しかたない２人でやろうという。どうも台湾のユンもツアーに来ないし連絡もないのでオフということらしい。担当は僕が文廟、彼がハノイ城。

さてそれでははじめよう、、と、こりゃ結構大変な作業だぞ。簡単にジュンヘに、まずビジュアルデータだけでも送ってといったが、簡単ではなかった、、、。

今からはこれにかかりきりになるだろう。

 

薬屋で咳止めを、、。

■教師会に行こうとしたがバス来ない。タクシーで向かうとジャパンファンデーションは何もやってない。おかしい。連絡もつかないのでいいや、今回は面白そうでないし、２次会もでないつもりでいたのでそのまま帰った。後で実は時間が３時から始まり、僕が思い込んでいた６時半には終わっていたのだった。出席メールの確認がなく、出席登録もしてなく、時間も確認してなかったのだ。誰にも迷惑はかけてないが、ボケたなぁ。

最近咳き込むことが多く、薬屋に行ってみた。会話準備していたが、会話のひまもなく、薬の箱から錠剤のシート１０錠分を渡してもらい１０Ｋ（５０円）ベトナム人はおかしいと思うとすぐ薬屋で処理してしまい病院には行かない。正解かもしれない。