くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

旅の最終日

2015年01月28日 | Weblog

■天気は雨の予報だったが1日曇りだった。最後の日なのでお土産を買ってからグランビルアイランドへ行って来よう。時間があればロブソン・ストリートを歩いてみたいと思っていた。

朝食では皆で記念撮影。幸子と3人で安い中国スーパーに行ってお土産のメイプルシロップとサーモン・ジャーキーなどを買ってカードで支払おうとしてアメリカン・エキスプレスが使えないのがわかった。VISAカードで支払うよりない。次に2人でバスに乗っでグランビル・アイランドへ行く。このバスの運転手がまた日本語ではなしてくる。日本で覚えたらしいが本当に日本語を話せる人が多い。

グランビル・アイランドは戦前は工業用地だったが戦後、学校やレストランなど商業施設が集積して今や代表的な観光スポットになっている。入口から入るには道路の下を通らないといけないが道筋がちょっと分かりづらかった。

島の店にはお土産のメープルシロップなどもあり、値段もそんなに違わないようだ。しゃれた店や小物の多彩な品ぞろえが特徴。買物を終えてレストランで軽い食事を終え、少しぶらぶらするといい時間になったのでバスでダウンタウンに出ることにした。島のバス停から出るバスはみんなダウンタウン行きだという。50番に乗る。

バスを降りてロブソンストリートをめざすうち、お目当てのブランドの店を発見した多賀氏は、そこで奥さんのためのお土産を購入。時間も遅いしロブソンはもういい、ということになってグランビル駅からスカイトレンに乗った。おかしい。ホームのいずれの方向もコマーシャルブロードウエイ駅に行かないようにみえる。しかしウオーターフロントに行くのは間違いない。とりあえずウオーターフロントまで行ってみた。

改札前にはチケットチェックの警官が4,5人いたので事情を話してブロードウエイ行のホームを教えてもらうが結構ややこしい。本当はグランビル駅にはBay百貨店から出発するホームがあってそこから乗らないといけなかったのだがまちがって別路線で行ってしまったのだ。

電車の中でもしかするとまた間違ったかなと話していると、そばの若い日本人女性が「どこに行かれますか?」と聞いてくれてiPhoneで調べて次が降車駅ですよと教えてくれた。彼女は1年の英語研修で来ていて5か月目でそろそろ日本が恋しいような話しぶり。後半も頑張ってください。

ブロードウエイ駅からバスに乗るときも方向がわからなくで多少歩き回ったがようやく20番バスに乗り込む。E18停車場をうっかり乗り過ごしてE22で降車。それから先の家までの暗い道はiPhone G-mapなしには到着できなかったと思う。

夕食にはJMも来て食事後みんなでたのしい会話が続いた。隣の嫌な中国人が出てそのの家が7000万円で売りに出ていて、ディベロッパーがもし買主がその家の隣の幸子の家を一緒に買いたいと言ったらいくらで売るかと聞かれたので幸子はその100坪ほどの家を1億円で売るといったそうだ。

バンフスプリングフォードホテルの超現象事件の話などになると多賀氏はネイティブの話は全部は理解できないだろうが楽しそうに聞いていた。明日の出発は早いので僕たちは切り上げよう。

後で幸子が「クニコ」さんに電話をしていた。彼女も離婚したらしい。いろいろあるもんだ。そして、チエミさんが階段を上がってきて「おにいさーん 就職決まりましたぁ」,,,Congratulation!!

明朝8時発のデルタで帰国する。

 

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センチメンタル・ジャーニィー

2015年01月28日 | Weblog

■晴天の朝。チエミさんとの4人で思い出の地スクォアミッシュに出かける。スティーブは留守番を引き受けてくれた。多賀氏もこれでこころおきなく日本語会話にひたれるはずだ。我々のコミュニケーションに加われないプレッシャーは相当なものだと思うのでこの1日はリラックスしてもらいたい。

途中、まず銅鉱山廃坑後の復興集落に昔からの幸子の夢の住居の今を見てきた。土壌汚染問題はあるものの素晴らしい湾の眺めを一望できる山の中腹に立つしゃれた住宅はすでに誰かが住んでいたが30年前は真剣に購入したかった物件だったとのこと。

新しく出来た展望ゴンドラ乗り場(SEA TO SKY)に向かう。駐車場が空いていると思いきや月曜は休み。施設の従業員はオーストラリアやスロバキアから移ってきたという。付近のいろんな情報を教えてもらい、スクォアミッシュで幸子とJMが10年かけて作った家を見に行く。

2人が老後の生活を考えて30代に作り始めたが40代になって忙しくなったために人に売却してしまった物件。地上2階地下1階の木造、2家族が別々に暮らせるようになっており、僕たちもセメント塗りとか手伝った記憶がある。僕は欲しかったが実際に住み続けなければメンテナンスしきれない面もあって難しかったかもしれない。

このスクォミッシュは今ではちょっとした街に発展しており、見違えるような大集落になってしました。30年前は本当に数えるほどの手作り住宅が点在するだけの場所だったのだが、、。

家は周りに植えた樹が大きくなって外からよく見えないが出入り口に白い犬がいて尻尾を振っていた。当時から建築中だったお隣さんの家も見てきた。たしか弁護士の女性がボーイフレンドといてドーベルマンを飼っていた。よく吠えられたものだ。

その家は真ん中に本物の樹が立っていてそれが柱になっている。現地のネイティブインデアンにインテリアの彫刻をしてもらい、朝の何時に陽が上がったらベッドのどこに差し込むかを計算して窓をつくったりしている。既に10年作り続けていて一生作り続けていくみたいな話だったのでもう築40年になるはず。どうりで屋根や壁のうねり具合などガウディを想わせるデザインだ。もし住んでいるんだったとしたら70歳くらいのおばあちゃんかなぁ、、、。

この辺りはアメリカの紋章にもなっている白頭鷲の世界一の観察スポットになっている。川に上ってくるサーモンを捕りに来るのだ。近くにサーモン・ハッチェリーがある。ガバメントロード沿いのTheEagleRumViewPointのレストランで評判のフィッシュタコスなど注文する。チエミさんお茶が薄いと抗議!意外に快く取り替えてくれる。妹に言わせるとチップ15%は高い。10%がせいぜいとのこと。じゃあ、ダウンタウンのレストランでのカード支払いでチップオプションが15%16%18%になってるのはぼってるのかぁ~。ちなみにここのGST(消費税)は7.5%。カナダの物価は高い!という印象がある。

国道99号線(この道もオリンピックのおかげで倍の車線幅になっていた)をブッ飛ばして帰宅。夕食に作ってくれたケールとチキンの丼がうまかった。親子丼よりずーっとうまい。日本じゃあケールは青汁だけだけん、、、。

 

 

 

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街中探訪

2015年01月27日 | Weblog

■朝、初めての晴天。妹たちは競技会に、我々2人は街にでることになった。ブロードウエイ駅に向かうつもりでナイトどおりを進み、1昨日の晩2人で行ったマーケットを過ぎて歩くとセブンイレブンがあった。中のATMでCITIのカードが使えることがわかった。ラッキー。とりあえず200ドル引き出す。これで一安心。

さらに歩いても着かない。おかしい。Gmapを見て逆方向に歩いてきたことに気付く。逆戻りで30分、本当は隣のコマーシャル通りを反対の北に向かっていかないといけない。多賀氏は憮然、、、が、旅先ではよくあることなので、、、。

駅横のSAFEWEYなるスーパーで10枚つづりの1ゾーン用チケットを$20で購入。改札をはいって改札マシンでチケットにパンチをいれてスカイトレンでバラード駅まで行く。無改札、無人運転電車のこのシステムやはり最初は面食らうものだ。

駅の近くであのバンクーバーホテルに入ってみる。60年代に白人しか泊まれなかったホテルで、黒人等は通りの反対にあるジョージアホテルに泊まったそうだ。しかしあのプレスリーはジョージアに泊まらされたとか、、。

昨日、多賀氏が昼ごはんに抜け出して行った立派なカクタスクラブカフェでステーキとサーモンを食べる。多賀氏はここでカード支払いの初体験。

カナダ・プレイスで「フライオーバー・カナダ」の30分アトラクションを見る。19ドル。全方位スクリーンの中でフライトシュミレーション的なカナダ遊覧飛行体験。顔に冷たい雨風が吹き付けたりする臨場感が楽しい。

6時にホテルで幸子たちと待ち合わせて車で帰宅。すでにシドニーから戻ったチエミさんとの4人は家にスティーブを残して中華を食べにでかける。その後、夜のドライブ。なんといってもバンクーバーは夜景が最高。

スタンレイパークからカナダ・プレイスを望む場所で写真を撮っていると、、、マリファナの臭いが、、、この辺で駐車した車の中で吸ってるんだ、、。

次に僕のたっての希望でガスタウンへ。修理していた蒸気時計はもう直っていた。危険地帯の付近にもかかわらず記念写真をとる旅行客が絶えない。さすがの多賀氏も身を乗り出し助手席乗車を希望。この街灯とのイルミネーションは最高。

チエミさんのたっての希望は彼女と幸子の出会いの場所キツラノ。今では若者に大人気のビーチぞいの住宅地区。30年ほどで地価100倍とか、、。幸子の最初の家のあったところで僕が初めてバンクーバーに来たときの記憶がかすかに、、あの幸子の働いていた日本食レストラン「貴船」もあった。でもあの家のあたりは一変していて、、。

明日のスキー行きはなし。このところ雨で暖かく雪もふってないし、、、。

 

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スイングダンス競技会

2015年01月26日 | Weblog


■土曜もずっと雨。2人とも幸子たちのダンス競技会に同行することになった。バラード駅近くのマリオットホテル。Swingcouverとか全米オープンだとか、、とにかくアメリカ、カナダの西海岸でWest coast swingとしてはやっているらしい。バンクーバーの他、シアトル、LA,サンフランシスコからもプロアマ問わず集まってくる。毎年行われていて日本人も参加していた。

我々2人は参加料$20。ただ見るだけでなく、初心者のインストラクションにも参加できるそうだが左手があがらないので見るだけで、妹とスティーブのダンスを前日購入したiPadで動画をとる係を引き受けた。

ダンスの曲はスローな4ビートで日本のクラブでかかっていそうなものばかり。基本はペアで上体の動きがサルサに非常に似ていてサルサから入ってくる人が多いという。下肢のステップはローリングステップとかいう片足の膝を曲げ、つま先を床につけ踵を大きく上げるステップを交互に繰り返すタイプでサルサとは違う。

大きなホールに300人ほど来ていて、10数組のペアが一度に踊りだすと数人の審査員が踊りの中で歩き回って1人1人をチェックしていく。3回パートナーをチェンジして次のグループと交替。各競技の間にフリーのダンスタイムがあったりするのはサルサのパフォーマンスなどと同じ。

我が妹は初めて5年くらいで、ここではかなりの顔らしく「ユキコのブラザー」だといわれていろいろな人に挨拶される。白人が多くアジア系、ラテン系は少ない。黒人に至ってはプロダンサーを含む2,3名しか目にしなかった。東京で教えているという女性も1人エントリーしている。柔らかい動きで上手だったが準決勝のグループには入れなかった。ユキコは昨年に引き続き準決勝は通ったが決勝には進めなかった。上位グループにはアメリカ人が多くカナダ人はわずかだそうだ。

興味のない多賀氏は当然だが僕も踊れないのではつまらない。延々と続く会場を抜けて夜の街に食事に出る。近くのウオーターフロントの夜景を見たりして戻り、9時からはじまる上級者やプロのパフォーマンスを見た。

数組のプロのパフォーマンスはすごい。曲もジャズっぽかったりさまざまで、サルサのように速くない分複雑でトリッキーな動きがあり、ゆったりとしたテンポの中にも緩急のあるグルーブ感が強く印象的な演技の連続だった。動画を近くで撮ろうとしたが案の定止められてしまった。

翌日になるとパジャマパーティーと称して延々3時まで続くそうだが、我々2人は地獄の拷問をうけているみたいだからと気をまわしてくれた妹が0時で切り上げて一緒に車で帰った。

エントリーレベルでスティーブも楽しんだようだが、帰宅後配偶者のインストラクションアドバイスに憮然とした沈黙。なかなか難しいようで、、。とにかく明日も続くペアの競技会には僕たち2人は自由行動ということで、、。

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スカイトレイン&CITIBANK

2015年01月25日 | Weblog

■チヨミさんに夜インタビューの電話が入った。面接に比べれがよほど緊張することはよくわかる。電話はネイティブじゃない者にとってむずかしのだから、、。

「危なそうなところだけどパキスタンに決まったら訪ねていきます」「いやお兄さんのこと聞いてますから(湾岸戦争、9.11遭遇の話)こないでください!」

彼女はスペインにもマドリッドで3年住んでたそうだ。

ユミコさんは今介護施設で働いているそうだ。幸子の3人で夜遅くまでスティーブに日本語を教えていたようだ。

翌朝、ユミコさんは帰っており、幸子とスティーブはスイングダンスの競技会に出かけることになっていた。一緒に僕達とCP鉄道駅に行った。今はバスターミナルになっている。チヨミさんとはここでしばしお別れ。こが大陸横断鉄道を作ったときの終着駅だ。鉄道工事を終えた中国人労働者はここからカナダ国内に広がって行き北米最大のチャイナタウンをここに作ったというわけだ。

この日は1日雨ということもあり、多賀氏は外出せず。僕は2人にバラード駅まで乗せてもらってここからCITIBANKでお金をおろしてスカイトレンで帰ってくるつもり。切符代$10を借りてCITIBANKを探すが見つからない。駅の横の花売りのイラン人に聞くと電話で住所を聞いてくれた。見つかったら$5のユリを買う約束で探すがやはりわからない。いろいろ聞いてまわると、あるとしても支店のオッフィスでお金の出し入れはできないところで、まず、ここでは非常にマイナーな銀行だと知って意外だった。アメリカとの共同経済圏ではあるがキューバ国交があるなどアンチアメリカでもある。なるほどー。

バラード駅で切符を買う高齢者割引で$1.75。トランスファーをどう取得するかわからないままブロードウエイ駅から20番バスにのる。黒人のドライバーにiPhoneを見せて聞くと降りる所を教えてくれた。

帰ると家にカギがかかっていて開かない。多賀氏を呼べども返事がない。かれは近所を歩いていたようだ。ようやく戻ったので一緒に買い物にでかけてスーパーで食べ物を買ってきた。

彼は当初そのへんを歩くだけで恐ろしい、、と訳のわからんことを言い出したが、どうも最近のガスタウンは白人のホームレスが増えて夜は近寄らないほうがいいということを聞いて拡大解釈したらしい。それほど緊張するのが返って危ないのだが、、。

それにしてもiPhoneのGmapは必需品だ。これなくして外出すればきっと戻ってこれないだろう。

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日本風風呂

2015年01月24日 | Weblog

■家の中を案内してくれたが、日本文化をお茶・着物で紹介する風景やそのビデオをローカルTVで紹介されたこともあるように、なかなかの茶室もあってすごいと思った。トイレなど迷路のような場所にたくさんあって覚えきれない。先日、永平寺に行ったときに貫主によばれて描いてもらってきた達磨の掛け軸などもしっかり飾ってある。いってみれば、伝統日本ではなくイサム・ノグチの世界なのだ。つまり純潔日本ではなくカナダ人としての日本というイメージ。

「新・戦争論」の中の「遠隔地ナショナリズム」という言葉を思い出した。従軍慰安婦問題、ウクライナ問題との関連でいわれる海外居住者の影響力の話。幸子の日本文化志向は一種のナショナリスムか?という話。

特に思い入れの強い日本風お風呂!海外事情にうとい多賀氏はさだめし立派なお風呂やな!ぐらいの気持ちで入っているんだろうが、、、。移住した当時、日本人社会では「深いバスタブ」探しに奔走していた事情を知っているので、その意識差の大きさがわかる気がするのだ。

昔はカナダにあこがれて出てくるワーキングホリデーの子の世話などよくしていたが、今はまっぴらだという。日本でひきこもりなど子の親が送り込んで頼みますといわれたけれど、どうこうなるわけでもなく、ヒドイ話で子供は礼儀も感謝も知らないらしい。30過ぎでなにをするでもなく帰らない子が多いという。

ここでは、食事の片づけは自分でやってくれーということで、、、当然のことです。ハイ。

チヨミさんとユミコさんは幸子の指示どおり初めてのラザーニヤを作ったりしてくれた。おいしくできていました。

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女性の地位

2015年01月23日 | Weblog

■ユミコさんはすぐにわかった。髪がすっかりグレイだけど黒の似合うとてもすてきなオバサン(失礼)になっている。もう一人のチヨミさんは初めてお会いするけれど、外交官(日本人ではない)の奥さんで主にアメリカにおられたけれど今こちらでパキスタンに赴任するご主人に合わせて現地で就職するために準備されているようで、電話のインタビュウを待っているところだった。

フランス人の妹の元彼(JM)で戸籍上の夫であるジャン・ミシェルは挨拶をして帰って行ったが僕との握手が弱弱しい気がして、、いや、彼の握手はいつもそんな風だったか、、。彼は今月で定年退職してフランスに戻ることを考えているそうだ。

我々をピックアップしてくれたイギリス人のスティーブは今この家に住んでいる。前の奥さんに全財産譲って別れ、今は幸子の彼。2年の別居期間を経た事実婚として法的にも事実上夫の扱いになるらしい。フランスは大陸法だが、ここブリティッシュコロンビア州(BC)ではコモンローだ。ケベックのフランス語圏は大陸法になるんだろうか?
 
スティーブはビートルズで有名なリバプール近くのブラックプール出身。20年前に移住してきたコントラクター。自営の建設業者だがこの家のリフォームから家具づくりまで丁寧な仕事で定評のある職人さん。山の遭難事故などあれば夜中でも繰り出すという山岳救助もしている。きっと屋根職人の息子でビル管理をしてきたJMとは気が合うのだろう。

この英仏対立問題のカナダで幸子をめぐる英仏紛争の実に平和的な共存がなされているのを目にするとアジアでの日中韓の対立などヨーロッパの政治紛争解決の意識とは国民的な意識のレベルですでにひどくかけ離れてみえる、、とは言い過ぎだろうか。ヨーロッパ人は大人だ、、。

ここの日本人社会でも幸子が永年連れ添ったJBを捨てて一回りも若い男に走ったという年寄連中の誹謗中傷があったのかもしれない。しかし、この家はすごい。スティーブの仕事で純日本風もどきの複雑な地上2階と階下の一戸建てに生まれ変わった感じだ。物価の高いここでは1億円の価値があるという妹の話もあながち誇張ではないかもしれない。

何の財産契約もなく結婚し気が付くと何の自分名義の財産もないことに気付いた無知な日本人が欧米の離婚観に目覚めてカナダで純日本生活をする夢を達成、、と考えるとよくやったと言いたくなる。

ジェンダー問題では最近ようやく女性登用を言い出した安倍政権ジャパン。セクハラ、マタハラぐらいで騒いでいるようでは意識改革はまだまだ、、、かな。

離婚と言っても日本で結婚届を出していないと思う。だから日本のパスポ‐トも申請ができる。いったい何でパスポートが必要なのかと聞くと国民健康保険の申請に身分証明するのに使うのだ。いざというとき日本でMRA検査が受けたい、、ということ。在カナダ日本人のカナダに対する不信感、、、これが現実。

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バンクーバー到着

2015年01月22日 | Weblog

■21日夜はぎりぎりの9時までスペイン語のクラスに出てから帰ってバイクにスーツケースを載せて駅まで行って深夜バスで東京まで行った。多賀氏は電車で駅まで来ていて京福バスの停留場で待っていた。毎回スーツケース1個にパッキングするだけの荷物にまとめるようにしている理由はバイクで来て駅の駐輪場にとめておくためだ。今回はスキーとポール以外の靴などのスキー用具がすべてこのスーツケース1個に入ってしまった。他の持ち物はデイバッグ一つにまとめて持っていくことにした。

多賀氏はスキー用具を全く持ってきてないので驚いたが、スキーをしなくてもバンクーバーには見るものもあるのでスキーをしなくてもいいかなとは思った。

格安の中日本エキスプレスバス乗り場はアオッサ前停留所で乗車。時間厳守なので間に合ってよかった。東京駅八重洲口の鍛冶橋駐車場に早朝到着。駅の高速バス乗り場に東京・銀座発成田空港行バスがあるのに気づきこの1000円バスを利用することにした。

空港では時間は充分余裕があるのでゆっくり食事をしてスカイマイルズの会員ラウンジで読書。池上彰・佐藤優の「新・戦争論」。丁度、イスラム国の日本人人質殺害予告事件もあったのでイスラム国のテロリズムの背景を知る最新情報として興味深かった。無料デザートがでてパソコンが配備されたラウンジには同伴者がいてもよいのでなかなかいいサービスだと思う。

シアトル行きDL116便の機種はエアバスA330だった。フリップウイングの形から古いボーイング747かなと思ったがもっとずっと大型だった。最新の787は航行中内外の気圧差をなくす工夫があるがちっともよくないんだというような話もきくと、いままで機種に無頓着だったけれどこれからちょっとこだわってみたいような気がする。7時間ほとんどDVDを見て時間をつぶすことになる。

シアトルからバンクーバーまではほんの1時間あまりで到着。日本人やアジア系の乗客も多いので国際線初心者の多賀氏も安心感があると思う。到着後彼が幸子に電話連絡しようとすると案の定通じない。本人は携帯購入時に通じたから当然通じるものと思い込んで確認もしなかったんだろうと思うが、このへんはしっかり販売店で確認して理解しておかないといろいろトラぶりそうだと気にはなっていた。単にプラス国番号から入力すればいいだけのことなんだが、、、。

ピックアップしてくれるはずが待てども来ない。ようやく場所が間違っていたことがわかった。最上のUS出発階だと聞いていたが、バゲッジクレームからエレベーターで2階に上がって出てくれと言われたのでそうしたのだが実際は4階まであってそこまで出ないといけなかった。やはりドライバーと直接電話連絡ができないと具合がわるい。1時間も待ったたのでは電車で行ったほうが早いよ。

やっと着いた。幸子のお茶のクラスの生徒さんとか元亭主?のJMとか、、、。でも、疲れたよ。

 

 

 

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カナダ旅行準備

2015年01月20日 | Weblog

■1/21~29の1週間、多賀氏とバンクーバーの妹のところに宿泊してウイスラーへ通ってスキーへ行くという計画だったのに直前の負傷でスキーはできないかもしれないことになった。中5日のうち、3日はスキーも考慮してどうするか決めないといけないが、体の状況と現地の事情を勘案して現地で決めることにした。とにかく出発の準備。

シルバーの仕事は完了し、有給4日を申請。まだ有給は10日残っている。ほかに工業統計と労働力調査があったが、労働力のほうの調査票配布が残っている。出発は明日なのだから今日の夜にでも片付けないといけない。新聞は期間中の配達をとめた。冷蔵庫の中を整理しないといけない。

問題のパッキングだが、板以外のスキー用品をバッグにぎゅう詰めでもいける。それならバイクで駅まで行ける。しかし、余裕のパッキングなら車で送ってもらわないといけないかもしれない。帰りは荷物を託送にしたい。

こんどはどんな旅になるか、、、ふらっと出ていく感じで、、、。

 

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幸運

2015年01月12日 | Weblog

■事故から2週間目、今日で首のカラーがはずせる。朝目覚めて、睡眠アプリSleepCycleをみると快適に熟睡できたことがわかる。大きなサイクルを3つで6時間近く寝て、快眠度60パーセントをこえているのは僕としては最高レベルの域に達している。

事故の日の29日の晩データをみると明らかに異常。前半の4時間は一挙に深い睡眠に入ったまま4時間まるで死んだように動かない。そして突然覚醒し、のこぎり状になり3時間後に深い睡眠から覚醒しないままデータが終わった状態になっている。7時間の睡眠で快眠度が62パーセント、いったいこれはどういうことなんだろう?

事故の直後から首の痛みはないが、心理的にはかなりのショックだったはずだから寝覚めがよくなかったことは確かなのだがデータ的には体が最高度に深い睡眠をとろうとしていたようにもみえる。

初めの1週間はもう治らないと思っていたので、それなりの覚悟はしたのだが、異変を感じだしたのはそのあと。腕がだんだん動くようになってきたのに驚いた。いちど首が寝違えたように痛んだのだけど、それからは毎朝おどろくほど可動域が大きくなってきた。昨日の朝は両手で鼻がかめなかったのに夕方にはできるようになっていた。肩がサポーターで強く締め付けられるような感じで肩全体がジンジンして体がどうなってしまったのかと思うほどのことがあった。これほど、どんどん腕が動くようになっていくのが嘘みたいな感じだった。

10日目に2度目の診察を受けて治るひと多いよと言われたときは「なあんだ」と思ったがうれしかったのは間違いない。地獄の淵から這い上がってきたような気分がしたものだ。

医者の診断では頸髄損傷 Cervical Cord Injury ではなく脊髄損傷 Spinal Cord Injuryだという。要するに鞭打ちのレベルじゃあないよ、間違えたら首下全身麻痺の障害を負うことになったかもしれないよということらしい。

いったい俺は幸運だったのか不運だったのか?この2週間の体験は一体何だったのか?

僕独自の行動規範であるセキュリティコードに従がうと、まず事件発生後72時間以内に着地点を見つけてどう軟着陸するかを考え、次に起こるはずの2次被害に対応する、、ということだが、事件後1週間、10日後ぐらいでも事態急変の可能性があり生存の望みは捨てちゃあいかんぞ、ということなのかなぁ。臨死体験じゃあないけど、一度覚悟をして、新しい自分の目で日常生活を検証してみることができたということはとてもいい体験をしたと言えるだろう。まだ完治するかどうかわからないんだけど、その意味では得難い経験をして幸運だったと思う。

寝床から立ち上がり、10分ほどスアイショウをして24式太極拳の雲手の形をして脊柱の調整をする。そして、インフルエンザ対策として僕の自家製ワクチン(事件後運動ができないので風邪対策として飲尿をはじめた)を飲んだ。今年のインフルエンザには巷のワクチンが効かないという話もあるし、今年は接種するつもりはない。俺は自家製でいく。

アメリカンエクスプレスから電話があった。クレジットカードに付いている一般旅行傷害保険に付加する日常生活活動の傷害一般を付保する特約の勧誘だった。月3千何百円かの保険料で75歳まで。絶妙なタイミングやなぁと思いながら断った。

どうしてかというと、これほどの傷害を受けても治療費は2回の受診と安いビタミン剤で健保でトータル5000円くらいの出費だ。保険をかけても事故が少なくなるわけではなく、逆に、事故っても安心感があると日常の注意力がにぶってきてはたまらない。保険料は日常の注意力集中とヨガなどの健康管理のリアルに出費したと考えよう、、、と、思うからだ。

今年はこんな幸福感がつづくといいなぁ~。

 

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