くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

旧友との再会

2007年12月29日 | Weblog
■久しぶりに彼の家を訪ねた。今年で学校は定年だが自らかかわった永年の日中交流事業を終了させたそうだ。校長の低い認識のため中国側の意向に日本側は振り回されすぎだという。だれも引き受け手がいないからだそうだ。

話は若かりし頃におよぶ。合成皮革研究者としてすさまじい開発競争のなかでのこと。やっと最近当時の開発戦略に気づいたと言う。機密工程には決して特許をとらず、数人の開発者と首脳部だけしか知らない状態にする。ライバル会社も同様。いくらライバル製品を調べても何もわからず今でも開発がすすんでいないという。彼も開発担当者として会社からの退職をを許されず、ようやく技術高校からはなれないという条件で折り合いがついたという。

同世代の日本の技術者たちは中国で技術指導した結果、生産拠点を奪われた日本のかっての有名企業からの技術高校生卒業生の求人がなくなってしまった。

かわって中国人研修生を受け入れて安く働かせるようになったが、3年で交代する社員に技術の蓄積は行われないことに会社は気がつき始めた結果、最近また新卒の使える技術高校生の需要が高まったのだが、今度は学生が就職しなくなってしまった。

専門学校に進学したがるらしい。勉強したいわけでもないのだが、、、。むずかしい世の中になった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年賀状造り | トップ | ハワイのおばさんたち »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事