■行政書士会の研修のテーマは「成年後見」。講師は武生の北川弁護士。会場のベテラン司法書士たちのサポートもあり、わかりやすい講義だったので紹介しよう。
たとえばこういうケースである。親の遺産を狙っている放蕩息子は最近ぼけてきた母親になにかと言いつくろってお金を引き出そうと画策している。そこで県外にいる娘が心配になり誰か信用できる人に母親の後見人になってもらって母親を守りたいというような場合に使われる。母親本人や親族が申請するのだが、医者が母親のボケの程度を鑑定して裁判所が適当な後見人として弁護士、司法書士や行政書士などを選任する。
この制度を利用するポイントは適当な後見人と医者を予め手配しておくことである。費用は鑑定費として5万円~15万円、その他印紙代など合計20万前後ぐらいだ。この費用負担は原則は申請人であり母親ではない。問題は後見人のなり手がすくないこと。裁判所の報酬はわずかで、選任されると息子の使い込みの調査を全部しないといけないから司法書士などはいやがる。とかく医者は裁判所に出すというと診断書や鑑定書を出し渋るものだ。
こんな仕事を拾っていくのはやはり行政書士かな。
たとえばこういうケースである。親の遺産を狙っている放蕩息子は最近ぼけてきた母親になにかと言いつくろってお金を引き出そうと画策している。そこで県外にいる娘が心配になり誰か信用できる人に母親の後見人になってもらって母親を守りたいというような場合に使われる。母親本人や親族が申請するのだが、医者が母親のボケの程度を鑑定して裁判所が適当な後見人として弁護士、司法書士や行政書士などを選任する。
この制度を利用するポイントは適当な後見人と医者を予め手配しておくことである。費用は鑑定費として5万円~15万円、その他印紙代など合計20万前後ぐらいだ。この費用負担は原則は申請人であり母親ではない。問題は後見人のなり手がすくないこと。裁判所の報酬はわずかで、選任されると息子の使い込みの調査を全部しないといけないから司法書士などはいやがる。とかく医者は裁判所に出すというと診断書や鑑定書を出し渋るものだ。
こんな仕事を拾っていくのはやはり行政書士かな。