ロンビエン界隈

■イエン先生の授業が月水金に戻ったので今日は時間があり、ゆっくりＥモールに行くことにした。いつもと別ルートでロンビエンの近くでバスの98番に乗り換えた。これはゆっくりロンビエン地区を回って1時間ほどかけてモールに行くのだが久しぶりに回ってみて改めて感じのいいところだと思った。最初は堤防沿いを北上して遠く回りこむ。堤防沿いに走る道からみえる周辺建物が目を引く。特に立派なものではない普通の3階建てのブロック造ビルなのだが、いわゆる在りし日のフランス建築の流れをひいたハノイのビル。各階にベランダがあり各階に草木があふれていて、エンタシス風の柱が埋め込まれていて三角屋根にはとがった針がついていたりする。もし塀に囲まれた一軒家みたいなところなら、住んでみたいと思うような感じだが、こんな家が新旧取り混ぜてぎっしり軒を連ねている。色彩はいわゆるフランスコロニアル風というか、肌色の壁に緑の窓枠という伝統色はもちろんさまざまあって見ていて楽しい。緑と黄色がかった肌色という南フランスの田舎の建物風配色は好きではないけど、ベトナムではこの黄色と赤のどうしようもなく悪趣味な配色がべトナム国旗をはじめ蔓延していて今ではもう自然に見過ごせるほどなじんでしまった。なんの変哲もない窓の並んでいるだけのビルに見慣れているだけに、この辺りはとても楽しい風景だ。ハノイの中心から離れホン河の反対側ということもあって交通渋滞もなく車やバイクも少ない。そこを過ぎて街中にはいってもそんな田舎でもなく、といってもごみごみして狭く込み合った商店街や学校などの建物や市場があったりもするし、特にある区画に入ると一面の建築現場といった用地開発地域もある。ビンコムホームロンビエン（高層ビルマンションが立ち並ぶ高級住宅地）のあるところだからこれからますます変わっていくところだろう。
このへんにも公園風な空き地があってどこにも緑がいっぱい。植生が日本と全く違っていて、木の形、枝ぶり、が不思議な風景を作っている。透き通ったような枝ぶりで丸く、まるで子供が描いた絵のような奇妙な雰囲気が妙に落ち着く。それからしばらく行くと塀に囲まれた庭のある個人住宅地があって、なかにはここに住んでみたいと思うような家がたくさんあったりする。バスの乗客は近隣の田舎のおじちゃん、おばちゃんでがやがやしていたが結局皆降りて行って僕一人になってバスはイーオンモールの駐車場に着いた。

　ここの1階にシャトレーゼでショウガ入り紅茶（６０Ｋ）を飲みながら6時半からのヨガクラスが始まるまでベトナム語の勉強。ルネッサンスのヨガにも関わらず、この2年間で一人の日本人にも出会ったことがない。市内で働く日本人駐在にとっては河向こうのモールまでくるのは遠すぎる。8時前のバスで帰宅すると9時を過ぎる。1階ビンザン（大衆食堂）ではもう販売終了にもかかわらず、僕のために肉と卵を焼いてくれる（３０Ｋ）。食事後、歩道露店でチアンリョウ（大好きなパッションフルーツジュース１５Ｋ、、、安っ）を飲んで部屋に戻る。10時をすぎていると疲れてそのままバタン、、、最近そんな日が多い、、あぁ、、。

ビアホイ

■ハトクラブでは例会後パーティをすることに事になっていたがあいにくの雨、参加者は日越各5人ぐらいで飲み会参加者は日本人ばかりになってしまった。でも後で１人日本語先生が参加してくれたのでありがたかったが、、。テーマは「パーティ」でいろんな話がでた。飲み会はリューザイどおりのビアホイ。柴田さんは昨日も来ていたらしい。タバコ売りの女性がいて柴田さんと掛け合い、、。終了後ｉＰｈｏｎｅが２つとも電池がきれていてアプリが使えずバスに乗れないのでグラブで帰った。４０Ｋ（めずらしくこの日は５０Ｋというのを４０Ｋに交渉。いつもディスカウントはしないのだが50は高い）考えてみると自由に帰宅できるというのもそれぐらいは自由に話せるということで、まだ1人で帰るにはちょっと自信がなさそうな人よりはかなりマシなベトナム語になっているはず。最近は守衛のタウや家主のツウともなんとか話しているから2年前に比べれば相当の進歩だろう。でもストリートの会話はまだ全然と言っていいほど聞き取れない。
　周さんからショートメールであいさつがあったこともあって、来週に昔のクラス会をしたいと思って4人に連絡したが、ワンユーシンは中国に帰国したままいつベトナムに戻れるかわからない状態だという。チーホアから6－9時に学校に通っているらしく土曜の夕方は出れないと連絡があったので月曜に変更。イエン先生と周さんからはまだ連絡がない。

WiFiようやく開通か？

■朝、家主のツウとインターネット工事の件ですると部屋まで来て6階フロアは通じているはずだという。同階の最近入居した会社では通じていると言って社内の子に僕のＰＣに接続してみた。会社のルーターで繋がっても僕のルーターにまでは通じていないし距離があるので会社のネットも使えない。会社のルーターも古いＩＤで使えず新しいＩＤを使っていたのでどうも会社用に別ルーターを付けたのかもしれない。

　仕方なく1階食堂で勉強することにした。昼のお客が入りだしたので僕も食事をした後で外の露店の店でヌックサウを飲んでいると物売りのおばちゃんが来て靴の中敷き５０Ｋ伸縮式の金属製孫の手３０Ｋを買わされた。食堂のおばちゃんに５０Ｋだというと、どうして４０にねぎらないのか？という顔をする。

　路地からみると1階食堂とお隣のビンザンの食事は同じ食堂で客の取り合いになるのだが、1階食堂が新参にもかかわらず客がそこそこ入るのは、入口は半分だけどガラス戸が閉められて冷房が入るからに違いない。なるほど、全く成算がないというわけでもないのか、、。

　バスでイーオンモールに行く途中でツウからインターネットが直ったという連絡があった。シャトレーゼでショウガ付き紅茶を頼み窓際の席で勉強。今日はうっかり

ホットといいわすれたらアイスティーで出てきた。これもいいかもしれない、、。

今日先生は早退です。

■グエン先生が風邪気味で疲れたから2時間で早退すると言い出したのでクリスの機嫌が悪くなった。そりゃあそうだろう。毎回ほとんどテキストをしっかり教えるということもなくほとんど話ばかり。話題は食べ物と美容関連が主で今日のテキストテーマの「ハノイについて」話す気持ちは全くない。僕やチョウは5月分月謝を休みの分だけ差し引いて6月初日に払ったが、新入りの彼は全額前払いしたはず、、。釈然としない彼に帰り際「This is ＶｉｅｔＮａｍ，，」と声をかけると彼も苦笑い、、。

　午後のイエンとの勉強はフレッシュガーデンがしまっていたので久しぶりに隣のパリスガトーに行く。最初2階に誰もいなくて電気もエアコンもついてなくて、、何か様子がちがうが、しずかなことはありがたい。先生にクラスの様子を話し、作文などは全てイエン先生に見てもらうことにした。クラスC2というのは最高難度のクラスなのだが大学受験目的の学生はB2合格後は来なくなるので学生はビザ目的や趣味の延長なので教師にとっては気楽で時間つぶせる簡単な仕事ともいえる。チャン先生だって26歳で卒業したばかりで修士論文を書いているところだから経験も少ない。僕のように話を聞いているだけでヒアリングの練習として十分だから問題ないが作文力をつけたい越僑組は皆B2クラスに行ってしまった。教師として大変なクラスはB2であって優秀な教師がそろっているのではないかと思う。上の勉強を目指す人はこのような事情を知っておくべきかもしれない。

　WiFiはまだ通じていない。明日話してみよう。

　

　マンションのWiFiはまだ通じない。

 

コンビニが消える？

■久しぶりに交流団体ハトクラブに行った。バスの中でヒユウ君と一緒になった。広告宣伝会社に勤めながら漢字に興味を持ったことが日本語を始めるきっかけとなったというから珍しい話だ。普通日本語の何が難しいか聞くと必ずと言っていいほど「漢字」と答えるベトナム学生に対して失望感を持っているので興味を持った。これはきっと日本語教育の問題点かもしれない。漢字の教え方が悪い？助詞の大切さに気付かない？、、、。彼の名前が「孝」という漢字に当たるということを知ったことがきっかけらしい。名前を漢字で説明することから漢字に興味を持たせるのはいいアイデアだと思った。
　昨日1階食堂で知り合った5階に住むヴィエット君をハトクラブに誘おうと思ったが彼は忙しそうだった。今日のテーマは「部屋を借りる」だったがいつの間にかカラオケの話をめいめいが始めだすというながれ、、。それも日本語を話す練習の場としてＯＫというのがこの会の方針。
　マンションのＷｉＦｉがまだ通じてない。家主のツウは土曜には新しい機器に変えるから、、みたいなことを言っているがよくわからない。電話しようとしたが通じない。ベトナム語のメッセージの内容ががよくわからないが一時的に使えないような内容なのかなと思っていたが後で僕の電話料金が不足していてインターネットが使えず、通話は受信はできても発信はできないことに気づいた。隣のコンビニで電話料金を払って補充しておかないと駄目だ！、、、。

　ところがそのビンマートが閉まっている。看板すら取り外されていて、、えーっ、うそやろ、、、。

　

クラスに新入り学生登場。

■Ｃ２クラスにアイルランドからクリスという学生が参加することになった。4年ぐらい英語の先生をしていて今月ベトナムの彼女と結婚するらしい。すごくベトナム語がうまく、このクラスに来るくらいだから当然だろうがますます会話内容が複雑になる。この日もグエン先生盛り上がってしゃべりまくり、3課本文をちょっと読んだきりで終わった。

　午後のイェン先生との勉強はカフェ・フレッシュガーデンでした。先生の録音のファイルの聞き取りの宿題はとても勉強になる。今朝は早く起きてチェックしてどうしてもわからない単語があったがｔａｎｇｃａというのは残業などに使うらしい。間違いが少ないよといわれた。予習なしの初見学習、、結構いけるもんだ。やはりＢ１テキストはすこし易しいのかも、、。

　イーオンモールに行く途中のバスの中で車掌にマスクをするように言われた。ちょうど持っていたのでよかった。皆マスクをしている。もう平常どうりの生活だが結構ベトナムはコロナ禍対策に律儀だ。