くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

「動きだした時計」読了

2020年09月30日 | Weblog
■今日は授業がなかったので読みかけていた小松さんの本を一気に読んだ。ほんとに泣ける話で感動。小松さん自身の話も(これは出版社の意向だそうだが)同時代のよしみで、しかも法律事務所関係というし、興味あり。お母さんの介護をベトナムでするという何という先進的な発想!しかも人生後期にライフワークで成功をおさめるというタイミングの良さ。うらやましい。
 各残留日本兵の家族の話はそれぞれ感動的で、特に日本教育をうけた台湾人で日本行きを拒絶される呉さんの話(NHKでカットされている)。日本に行きたいというベトナムの子を拒否したり、連絡を取ることすら避けようとする父、、これは日本家族特有なことなのかなと思ったり。一方、個人的には巻末の手記で帰国前の「ホクタップ」と称する研修や、元中野学校出身者の置き去りにする妻にあてた情勢判断を説明する手紙が興味深い。ふっとあの巴さんの別れた共産党の亭主のことを思い出した。終戦後共産圏からの引揚者が日本でどう扱われたか?どう考えたのか?がよく知られてないのではないか?と思ったりする。残留日本兵のコンライ(混血)とベトナム戦争でのコンライはどう違うか、、などなど
 この本のすごさの第一はベトナム研究者トップ3人が並んで解説しているところだそうだ。日本の学界では絶対にありえないことだそうだ。詳細はしらんが知ってる人によると実際そうなんだそうだ。ちなみに、この部分たった5,60ページの解説は僕の知る限り日越関係の要点をこれほど簡潔的確に解説しているものはないと思った.。僕にとってはNHKプロデューサー栗木誠一の話が核心だと思う。要は「なぜ残留日本兵は家族を残して帰国し、その理由を語らないか」それは彼らが日本で革命を起こすために送られたのに実際は浦島太郎だった、ということ(この観点からは北朝鮮拉致問題と同類)で、2度目のドキュメンタリーが許可されるまでの苦労にベトナム政府の国家的苦悩が濃縮されているのが垣間見えるような気がする。ベトナムの最大の問題は行政改革を実行する共産党の力が足りないことだが、それは微妙な問題に即時に現場対応できないシステムに現れている。この本は同時にベトナム家族観とアイデンティ(血縁社会)の日本人(地縁社会)との違いをも物語っていると思う。
 
 

 
 
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鎮国寺(つばさクラブ)

2020年09月27日 | Weblog
■小松さんの本「動きだした時計」がスターロータスに入荷したという連絡がきていたので朝のごみ拾いは店に近い文廟に行った。西山さんの他は大迫さんの3人だけ。本(定価500円のところ600kd)を店に取りに行ったあと店員さんにバイクで「医廟」に連れて行ってもらったが閉まっていた。
 つばさクラブは鎮国寺に3時集合だが時間があったのでバス50番で近くのコンカフェで本を読むことにした。このコンカフェ2階からチュクパック湖が見渡せいい感じだ。時間になって寺に行くと佐久間、松崎,柴田、アンさん他3名のベトナム人の計8人。
 鎮国寺はハノイ最古の仏教寺院で庭の墓石はチュウノム。生憎正門は閉まっていたので中の仏像群は見ることができない。せっかく「史跡めぐり」で勉強したのに、、。その後「鎮武観」に行く。ここはハノイの北の守り「玄」は北斗の意。中国に対する一番の守りが中国人の道教の神殿と言うのは歴史的背景においても皮肉な事実で興味深い。
 帰りのバス停までは近くに住む柴田さんと帰った。


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ベトナム語試験

2020年09月26日 | Weblog
■試験開始前の8:15に間に合うか心配だったが6:55に乗った35Aバスは土曜で渋滞がなく7;30に工科大に着いたのでカフェMotでヨーグルトを飲んで30分ほど待った。受験者はさすがに少なく21人、僕と香港が各1人、台湾3人あとは全て韓国人、うち女性は2人。僕に続く高齢者は40歳半ばが2,3人。僕は一番前の席。ベトナム語だけの説明だが全員理解しているようだ。僕は2度目の試験で1年前の前回はB1だったのでC1をめざす。まずはヒアリング。
 いきなりのスタートに何々?一番易しいところを数題聞き逃して、しまった、、。ほとんど全然わからん状態で55題全て終わってしまった。問題文を読み聞かずに感で選ぶ戦略は全然ダメ。キーワードは文の最後の言葉を聞き取ることかも、。
 リーディングはうっかり時間配分を考えなかった。最初しっかり読んだつもりが問題を見て読み直し、、これじゃあいかん、と2題目から問題文読みながら答えも探していくとちゃんと順番に答えられるようになっていることに気づいた。しかし、いつまで、、とにかく順にしっかり片づけようとすると全く時間が足りない事実は「あと5分よ」と言われて気づく始末。6割かたしか終わってないタイムアップ。しかたなく後は全てBを記入して終了。
 ライティングの第一問。下に記載された単語を聞き取って記入するだけの簡単なものだが前回はそれがわからず失敗したので今度こそと開始前の時間を使って、、それでも数問はわからん。手紙を書く20点問題はイエン先生の予想通りの出題でフルにかけたがエッセイの方は予想が外れて問題の核心がつかめないまま書き始める。学校教育と社会教育の関係を述べよみたいな問題。これ30分だが全部で1時間。手紙が20分。エッセイが30分で書けと言うことか。
 結局、各セクション1時間づつ。1問1分のスピードで解くべきだったとやっとわかった。食事時間はいつものブンチャ―でその後露店のヌックサウのばあさんのところでシソの砂糖漬けみたいな甘いドリンクを飲んで午後1時30分からスピーキングの面接。これは心配いらない気楽な話と考えている。僕が12番室に入るとはげかけた頭の男の先生。家族の話やら、住むには寄宿舎がいいか、貸家がいいか?みたいな問題であっけなく終了。
 試験は時間前はストレスフルだが終われば結果はともあれ解放感は最高。先生に報告して明日はつばさクラブのお寺見学があるのでベトナム仏教の勉強のつもりでハノイ歴史研のハノイさんぽの冊子を読む。

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Riz Auster

2020年09月24日 | Weblog
■今日は以前から気になっていた福井産米をつかったバンやナムディンで作ったふくい米を売っている店の主人にあって見たいと思って「Riz Auster」に行ってみた。日本人は1人もいないベトナムの会社だという。せっかく評判の店なのに、、結局、同郷の人に会えるという夢は消えた。もし会えたら福井県人会を作ろうと思っていたのに、、この3年で1人も福井の人にあったことがない。47都道府県あるから仕方ない気もするが、ハトの面々の広島県はあんなに活発なのにと、、残念。見た目は普通の菓子パンと同じだがちょっと粘りっこい感じ。主にスーパーに卸しているらしい。自ら手を汚さず遠隔操縦で経営するという日本型の投資形態なのかもしれない。顔がみえないと「これ福井産の、、」と宣伝する気も失せるというものだ。
 カフェで勉強しようと思ったら筆記ケースを忘れた。結局帰宅することにして、あまり勉強できないまま5時になったのでヨガに出かける。帰宅時に52Bバスに乗った。あれっ、コースを外れて走っている。どうも乗り間違いではなくコースを変更したらしい。24番には乗り換えられないので35に乗り換えたいと思ったが行きと帰りはコースが違う。バスを降りてビンコムセンターのあたりをうろうろしてようやく、、でもそれほど時間がかかったわけではない。いつも脚力強化のため6キロのデイバッグをしょって歩くが今日はスポーツバッグだけの軽装だとかなり楽だ。今ちょうど体重60キロに落としたから6キロの負荷は必要だと思うのだが、、、。
 

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本屋探し、小松さんの本、ハノイ散歩。

2020年09月23日 | Weblog
■イエン先生の予定が遅れて時間ができたこともあって歴史研究会が出版した「ハノイ散歩、、」が入手できるという店を探した。「StarLotus」は文廟付近の土産物屋でしばらく歩いて見つかった。ここで小松さんの本もあるということなので聞いてみるとどちらも売り切れだとか。「歴史散歩」の方は僕が「歴研」に入った時から小冊子のシリーズ全巻を買ってほとんどまわった程だからベストのハノイ案内だが随分変わってしまったところがあり訂正終わったのだろうか?
次回入荷時に連絡くれるというのでお願いした。もう1か所リンランにある「ハノイ商店」に行ってみた。たしか25/36 Dao Tan.このあたりば道がごちゃごちゃでようやく見つけた。日本人女性の店主らしき人が言うには「散歩」は日本から来た50冊中10冊を入荷したけれど売り切れてしまい問い合わせが多いのでベトナムで印刷することを考えているらしいとのこと。この国は検閲があるので日本の本を入手するのには苦労しそうだ。
 イエン先生に試験対策を教示してもらった。筆記の方は手紙とエッセイ。エッセイの主題はいつも繰り返しで出るというからいくつか予想はできる。問題はヒアリング。試しに例題を読んでもらったが初めの数題以降特に2連題はお手上げ状態。先生曰く、聞いてわかる人はいない。キーワードが聞き取れるかどうかで、僕のように全て聞こうとするとむしろキーワードを聞き落とすらしい。ステラテジイが必要だ。一考の余地がある。




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ホアンキエムのごみ拾い。つばさクラブ初会合

2020年09月20日 | Weblog
■少し雨模様だったがホアンキエムへ行きごみ拾いを終えてハイランドカフェで二宮さんと並んで皆と話した。平野さんに学生ビザの取り方を教授。彼は一旦帰ってコロナの様子を見て再度来越時にベトナム語の勉強をしたいようだ。考えてみると、英語が満足に話せないのでは初めて学校に連絡したりビザ申請したりはハードル高いかもしれない。
 前回会った社会科学人文大卒のハさんとはいろいろベトナム語で話せて練習になった。例の歴史学究は来てなかったが取り巻きの2人のベトナム男、とあのベトナム人風日本人(どこで入手したかグラブの制服を着ている)それに23歳秘書通訳のN1の子がいて5人で食事に出た。Miến trộn 45kを醤油をかけて食べた。とてもおいしい。
 つばさクラブの初会合は民族学博物館で3時からの予定でフォンちゃんとは2時半にあって公園を散歩したあと集合した20名くらい(なぜか日本人、ベトナム人ピッタリ半数づつ)来てくれた。サトシさんは来越した実習生にコロナ陽性が一人出たので自宅隔離中だと聞いていたが今朝陰性になったというので来てくれた。民族学博物館はニューヨークのライト設計のグーゲンハイム美術館を彷彿させる雰囲気があって(僕だけかもしれないが)一番好きな博物館。中身も充実しているのでいくら時間があっても足りないくらいだし広いので疲れる。5時半の閉館まえに出て皆で食事に行く。
 皆で鍋をつついて話す。柴田さんは川魚は臭くて嫌いだと言うが僕はハノイの煮物は好きだ。硬水は煮物に適しているというから。疲れたのでビールが旨い。氷入りがなんの違和感もなくなっている。もうベトナムの3年が過ぎたのかという感慨がある。
 
 

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久しぶりのヒロキと食事。

2020年09月19日 | Weblog
■昨日iPhoneのiosアップグレードで使えなくなってしまった日越辞典のことを聞いたとき食事しようということになってIph(インドシナプラザ)の37stで食事した。ひどい土砂降りの中、少し遅れてきた彼はここははじめてだという。
家はここから南に10分というから近い。積もる話に僕が一方的に話したが聞いてくれて、ちかごろ仕事が忙しくて勉強する気があやしくなっていたけど僕の話を聞いて元気がでたみたいなことをいわれてうれしい。VSLの試験で獲得した最高点C2パスの証書をまだもらってないが仕事が忙しくて取りに行けないので僕が代りに行こうと言った。会社からはその語学力を買われ翻訳や営業をやらされるが技術的なこと勉強したいのに、、1年ぐらいしたら大学で勉強したいみたいなことも、、今度元のクラス皆と会ってみたい。



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クラススケジュール変更?

2020年09月18日 | Weblog
■時間に遅れたがチョウはもっと遅れた。僕に会話の雰囲気がないという気がかりなテーマでチョウの経験から聞くという議論になってもっと積極的にベトナム語でいろんな人に話をするように!と言われて、、もっともな話で反論の余地はないのだが新しいことを何か始めるというのではなく、日常のなかをだんだんとベトナム語色にしていくというように理解することにした。とはいってもグエン先生と僕だけのクラスはつづけるつもりはなくなったので帰り際、チョウが出席するときは連絡欲しい旨伝えた。その日だけ出席する。
 チョウとF88について話したときさすがによく知っていてベトナムやくざと警察の関連に気づかされた。なぜやくざに取り立てができるのだろうという疑問が氷解。やくざは賄賂を警察に送っているということはやくざの上前をはねているのは警察だったというわけだ。腐りきっている社会だ。ここで生きていくにはどんな、、、。
  
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日本へ行きたい

2020年09月17日 | Weblog
■昨日イエン先生から日本語を勉強して日本でと言われた時は少しびっくりした。彼女はハノイ国家大学人文科学大学卒の修士だから超エリートと言ってもいいくらいなのに今の職場を獲得するための条件①コネ②賄賂③成績の順では最後のために学部長のコネのヒエンチィ先生や②のグエン先生みたいな人と一緒に働かなければならない環境に我慢ならないようだ。高学歴優秀な人材であればあるほど不遇で不利な環境に置かれるという社会構造には夢が持てない。就職先探しと日本語指導を約束したが、養子にしてほしいといわれたが在留資格を得るには結婚でないといけないといけないと言った。どこで、どんな仕事でもいいというがベトナム語教育のプロなら、大学か警察か、、とはっと思いついた。甥っ子の嫁にどうだろうか?妹に連絡してみたが、まあ、びっくりだろうな!そんなこんなで気が付くとバスを乗り越して、、やむなくセーオムで、、おっさん道、間違えて遅れたくせに45kも取りやがった。そしてグエン先生のクラス。予習してきたテキストを読みだしたところ、、いきなり「このテキストダメ!あなたに難しすぎる、、」(お前が選んだろうが、、)「テキストやりません。あなたに必要なのは聞き取りとしゃべくり、、」(そんなことわかってる。テキスト今までまともにやったこといちどもないでしょ。)どんなテーマで話そうかと言うと「今まで女友達いたの?」(どんな友達かと思ったら性交渉あった友達とのことらしい。一体この先生何考えているんだろう?)別にいないというと話は終わり。明日はチョウがくるから2人で会話練習でもしなさい。まだ少し時間あるけど休みにしましょうね。思わず「オイチョイ(なんてこった!)」と口走ってしまった。



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離婚話

2020年09月15日 | Weblog
■2時からイエン先生と勉強。B1テキストの予習はしなくてもよいということなので13課を進むのかと思ったら僕が復習をしたと言ったからかB1のテキストの復習。でも抜けてたところや例が思いつかなかったりしてなかなかうまく進まないが、、。急に彼女は旦那から離婚のサインをもらったと言ったのでびっくり。
以前からしつこく話していたらしくようやくしぶしぶ同意したらしい。彼は36歳でイエンは27歳だから若い。へーえっという感じだがグエン先生も1年前から離婚していると聞いてびっくり。そんなこと聞いたことなかったからきっと秘密なんだろう。ビンのお金持ちの建築家で浮気されて2人の子供を別々に引き取り、家をもらったがすぐ売ってしまったらしい。へーえ、どうりでストレスたまるわけだ。
 ヨガのクラスは長身女性インストラクターの指導で前回に引き続きリズム曲に合わせて体を動かすダンスのようなスタイルの練習。久々でけっこうリズムに飢えていたのかもしれないが気持ちよく、、。その後、男は僕一人だけだからか前に引っ張り出されて彼女と開脚させられたり背負わされたり、、。
 エレベーターの昇降ボタンIDキーが働かなくなって代りのキーに変わった。

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