くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

修行時代

2007年11月29日 | Weblog

■英文を書くようになってまた昔の感覚が少しづつ甦ってくるがまだ高校生の英作文のようなぎこちなさが残ってしまう。なにかまだ没頭するような集中力が出てきてないように感じていた。 そこで押入れの隅を探してようやくアメリカからもち帰った資料の中からグレッグに添削してもらったペーパーの草稿の束を見つけ出した。

 グレッグはスタンフォードの大学院を卒業して韓国の大学で準教授として英語教育プログラムのプロデュースをしたり英語検定プログラムの問題づくりなどするようになったから考えてみれば添削のプロ中のプロだ。 当時は彼の添削をゆっくり見直すひまも無くそのまま直して提出していたものだが、これは僕の失敗の記録であり宝の山だと考えて見直すチャンスを待っていた。

 彼との数年間の同居生活のおかげで、僕のペーパーは大学院のクラスでレベルを維持できたと言ってよい。彼はNYU,僕はジャンジェイに通って勉強していた。よく辛抱して細かくコメントしてくれたものだ。ほんとにありがたかった。今考えると幸運で、大学の英語生活でこれほど適切な環境はなかった。

 読み始めると実に巧妙で適切な添削になっている。そのうち、当時の記憶がよみがえりペーパーの内容に引きずり込まれてしまう。その当時の僕の文体は短文の連続に代わってかなり長文が書けるようになっているのがわかる。

 一度こそゆっくり再検討してみたい。

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ラブレター

2007年11月28日 | Weblog
■上海の彼女から手紙が届いた。読んでも判らない。美香さんに教えてもらうことにした。

中にまた「想」が出てきた。是不是想我とあるので「私を恋しく思っていますか?」と言う意味かなあ、と思いきや、どうも「私を覚えていますか?」ぐらいらしい。これではラブレターとはいえないかな。エキサイト翻訳では「私を思っているのではありませんか」という訳が出てきた。つまり状況によるということかな、、。

僕は、まず、中国語攻略のキーは文章だと思った。もちろん本当のキーは発音なのだが自分の立場を考えると、日本人であること、年齢、などを考慮して漢字の文章を理解することから入るのが近道だと思うからだ。これは漢文なのだ。外国語というのではなく日本語の中の漢文の一種だと考えるのだ。

と、考えながら見ていると段々意味が見えてくる気がする。これは思い込みなのかもしれないがヨーロッパ言語のアルファベットが音を表すのに対して、漢字は表意文字、象形文字である。聴覚の言語に対し視覚の言語である。ならば見て覚える方が自然と考えたのだ。

外国語を訳すことは難しい。自分で書いた英文をエキサイト翻訳したら全く訳のわからない文章になったりする。しかし、こんな機械訳も使えることがある。お金の払い戻しのつもりで書いたら復讐するという訳文になった。paybackには仕返しするの意味があることに気づいて文章を直すことができた。

また明日も頑張って英作文だ。
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海外相続人調査

2007年11月27日 | Weblog
■ハロルド氏から最後の1人の住所を知らせるメールが入った。これで12人の相続人全員のアドレスがわかった。これからなのだが、とにかくほっとする。

思えばハワイの彼に最初に電話をかけて協力を依頼してから、毎日午前中の1時間か2時間は神田事務所でメールのやり取りが続く。毎回手探り状態だ。これから、皆さんに事情を説明する手紙を出す一方で、ハロルド氏に依頼する事項を判りやすくメールしていかなくてはならない。

相続関係を証拠立てる最も基本的要因は何かを優先順位ごとにリストアップしないといけない。どこにも参考例はない。自力で考える以外にない。まず死亡日だ。相続は死亡によって始まるのだから当然と言えば当然だが、、。妻と子のどちらが先に死んだかで相続分が変わるし、妻の相続分が変わった法改正があったのでいつ死んだかでまた変わってくる。

アメリカの死亡証明書ではちゃんと証明になるだろうか?それより、死亡証明と言うものがあるのかどうかさえわからない。仮にあるとしてもどこにあるのか?どうして入手したらいいのか?

ノータリーパブリック(公証人)のところで宣誓させたものを日本の法務局が戸籍に代わるものとしていったい認めてくれるだろうか?神田先生も初めての経験だしおそらく極めてまれなケースであることは間違いないので、国土交通省との契約のための見積もりも皆目立たない状況だ。

工事は来年始まってしまう。たった一人でも合意がえられなかったらすべてがパーだ。担当のH君はどうするだろう。首でもくくるかもしれない。高速道路の工事はできなくなるかもしれない。

なんとか相続土地をアメリカ人の相続人が日本政府に売却する契約を成立させなくてはならない。それも月末の車庫証明にくそ忙しいさなか、急にやるべきことが膨大になった。少しずつ英語を刻む作業を続けるしかない。

夜遅くまで先生と事務所で頑張って帰宅。ちょっと見直さないとと思いつつこんなことしている。もう寝よう。明日また頑張って、、、。
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カニのあんかけチャーハン

2007年11月25日 | Weblog
■昨晩はおけら牧場で恒例の上海料理教室。セイコガニを使ったあんかけチャーハン。司法書士のK先生夫妻、Y教授とマナーコンサルタントのN女史を誘って参加。好評だったが、今日、主催者の美香さん宅に寄って裏方の苦労話を聞いた。

旬のカニ料理は珍しいと楽しみにしていたのだが当日時間になっても船が帰港せずカニが手に入らないという電話があったので心配した。少しでも安く入手できるように山崎さんが船の手配をしてくれたのが裏目に出た。やむなくスーパーに走ったそうで、会費1人2000円の予算ではきつすぎたようだ。

人手がない。いつも料理に参加して下さる常連さんの顔が少ない。早く来てすぐになじんで手助けしていただいたK先生の奥さんには大助かり。昨晩は16人分準備が必要なのに食事専科が多すぎる。僕もなるべくご夫婦で来ていただくように誘うのだが、、。狭い台所で短時間に作業するから慣れた人がいい。駐車スペースも狭いので人数が多ければいいという訳でもない。

参加していた京大農学部の女子学生はK先生にいきなり「日本の農政をどう思うか」と問われて目を白黒。農学部学生の内、農家出身者は3割に満たないそうだ。農家出身のK先生からの「活」のあと、デザートがわりに出た牧場の牛乳を一口飲んだK先生は「これはジャージーだな」。「先生、牛乳飲んで牛がわかるんですか!」さすがー。

こんなとき自称シティーボーイの僕としては「すごくおいしい」としかコメントの言いようがないだ。
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よみがえり

2007年11月24日 | Weblog
■O氏宅へちょっとしたプレゼントを持参した。以前もう壊れたからと言ってもらった古いノートPCからHDDを取り出し、今流行のポータブルHDDに作り変えたのだ。

ケースは安ければ900円ぐらいで手に入る。Vistaでも使えるようにファイルシステムをFATからNTFSに変えるだけ。コマンドプロンプトで変換すればHDDの中身を消さずに残せる。後でゆっくりバックアップすれば良い。中に便利なポータブルフリーソフトを満載して持ち歩けばどのパソコンにつないでも仕事の続きを続行できる。

一度死んだものを霊魂だけよみがえらせ、他のだれにでも乗り移させてしまうという祖先甦りの術。(「よみがえる」という言葉は黄泉の国から帰るという意味だそうだ。しらんかった。)

得意になって実演している内に、ちょっとデフラグしてみたら壊れてしまって中身が消えてしまった。霊魂にも賞味期限があったのだ。アプリのインストールやり直し。あくまで実験用、おあそびの域を出ないかな。よみがえっても若返りはしなかったわけだ。

そんならこれも、、といわれて渡されたNECの古い壊れたPC。持ちかえってバラすのが超大変。でも初めて手術台に立った外科医の心境。興奮して体がふるえる。そして、、、見るも無残なバラバラ死体が残った。

結局は、ほじくりだしたHDDをつないでも認識しない。期待しただけにあきらめきれず、眠ってた古いノート2台を次々と解体することに、、、。どちらも液晶がつぶれているので使えないが、HDDは再生できた。

うち1台のバイオは僕が始めて真剣に恋に落ちたノートPCで特別な思いがある。NYではマクリー教授の部屋におしかけてプレゼンテーションに成功したり,、、夜はベッドで抱いて寝たものだ。

甦った恋人の霊魂は心なしか元気がない。君も歳だ、定年だ。老後の人生ゆっくりやってくれたらいいから、、と声をかけた。

もう祖先蘇りの術はこれぐらいにしとこう。
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いよっご両人

2007年11月23日 | Weblog
■昨日はスペイン語教室のフェスタ。まず現れたるはアントニオこと伊端氏。ハンティングキャップと横長のめがね黒の革ジャンに細身のパンツ、、横須賀でそろえたというパンク調で決めてきた。同時代として羞恥心は、、ともかく、おーい、寒くないかいそんなに胸はだけて、、。

そして次なるはフラメンコ休止宣言したばかりの福田女史。これまたノスタルジックな大正ロマンチズムで決めてきました。偶然とは思えないほどファッショナブルなカップルが、、、アナクロニックなムードを演出し、この夜のフェスタはいつになく盛り上がり、、、、。

なにしろ網膜はく離手術後の病み上がりのあの荒川女史がすぐに酔っ払ってしまうぐらいだから、相当なペースで盛り上がったのです。

僕はアートディーラーのヒゲさんと会で話題になったことがないというアートの話をしているうちに、17年前ピースボートでバルセロナのサクラダファミリア(聖家族教会)を訪れたとき、会った日本人建築家がヒゲさんの友人だと言う話を聞いた。ガウディに憧れ、まだ200年は続くと言うこの教会の工事に参加したのだが、今では立派な責任者ポストについているそうな。

そのときのバルセロナは17年前の湾岸戦争の時の話だから、、古い話やなあ。もう賞味期限切れてるわ。
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裏切りの哲学

2007年11月21日 | Weblog
■あんまり最近ニュースみないけど吉兆の産地偽装に続き栗本鉄工の強度偽装が出てきた。やっぱり内部告発のようだ。そんなこと最近始まった訳じゃないし、どこでもやってることだ。なぜ最近問題になるか。それは企業の管理能力がとみに弱体化してきたからだ。

終身雇用が崩壊し労務管理を派遣会社にアウトソースする時代。いまや会社のためにほこりをかぶる会社員なんてどこにもいない。人はキャリアを求めて会社を転々とするアメリカ的なジョブマーケットに日本社会は移行しつつある。会社に対する忠誠心は消えた。

密告は裏切りであり悪であった。日本の旧会社組織のなかではこのような裏切り者を摘発し懲罰を加える見えないシステムがあったのだがもはやそんな力はない。内部告発はしかるべき処遇を受けていないと考える従業員の復讐手段である。労働組合が衰退すると労使紛争も個別テロ化するようだ。

この内部告発が消費者を啓発することで企業の責任追及を促進させる社会構造ができつつある。これは僕が10年前にアメリカで出会い衝撃を受けた世界だ。正義を守るために密告者の安全を保証する法律があり、企業のみならず政府や警察でさえ内部にスパイや密告者を放つのだ。

そのクラスのテーマは組織の汚職、腐敗にどう対処するか?だった。講師はNYの地方検事をしていた。彼の提案で映画を見に行った。それが「Insider」だった。タバコ会社の内部告発者と彼を助けメディア資本の圧力に立ち向かうキャスターの話。

確かにそんな社会は人間を疎外し不信感をつのらせるばかりだという考えもあるが、今の日本社会の動きを逆転させることはもうできない。密告は裏切りで背徳だと考える時代は終わり、この裏切り者によって社会正義がバランスするというアンチテーゼを信ずる他ない。

ちなみに「インサイダー」は実話である。
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ショッピング

2007年11月20日 | Weblog
■いろいろショッピングモールをのぞいている。特にカー用品売り場ではゆっくり時間をかけてみている。何しろほとんど1日運転席にいるわけだから、いつもなにか便利なものはないかと探している。

仕切りカーテンがあった。カーテンは左右にぴんと張ったコードから吊るすのだがコードは左右のボディーのフレームの隙間に曲がった小さいクリップを差し込んで止めるようになっている。

実は僕自身で考え自作した運転席と後部座席のしきりカーテンとおなじ構造だった。ちょうどこんな形のクリップがあるといいと思っていた。しかし、ちゃんとしたものがあってもすでに僕には作ったものがあるので必ずしも買う必要はない。そう思うと急に珍しいと思う気持ちも醒めてしまった。

小さなライトがあった。ボタン電池をつかったやつで、クリップでサンバイザーなどに挟んで取り付ける。方角はユニバーサルジョイントになっているので自由に動く。これは便利だと思って買った。ちょっと帽子のつばに挟んでもいいし、胸のポケットにつけて本を読んでもいい。

見て回ると時間が経つのを忘れる。
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祝合格

2007年11月19日 | Weblog
■最近めったに連絡がない米くんから携帯着信。かけてみると息子さんが公認会計士試験に合格したと言う。すごいな。なにしろ、SEをやめて勉強スタートしてから3年目だ。

NYのときの同室者である潤一も帰国後公認会計士に挑戦。たしか5,6年かかっていたとおもうけど。やはりトップクラスの難しい試験だから10年がかりで取組む人もたくさんいると思う。

そういえばNYの大手会計事務所で働いていた公認会計士さんがいた。大柄な萬田久子風のステキな女性だったがヴィザが切れてやむなく帰国した。今頃どうしてるんだろ。日本の公認会計士だからきっと活躍しているんだろうが、、。

アメリカの公認会計士(CPA)を向こうで取って仕事をしていた人は何人か知っていたが、その中で東大卒でNYでCPAをとって働いていてヴィザが切れそうになったのでフランス支店に転勤させてもらっていた女性がいた。フランスに憑かれたようにのめりこんでいた人で、心身症を病んでいたようなところがあったが、大好きなフランスでいまはどうしているだろう。

いろいろあったなあ。
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不運

2007年11月18日 | Weblog
■翻訳雑誌の懸賞応募にトライしようと丸1日以上かけて翻訳してみた。そしてようやく締め切り真近だからと思ってよく見たら去年の雑誌だった。がっくり。

いい勉強にはなったが何の成果も期待できないとわかると疲労がはげしい。しかし、なかなかむずかしいもんだな、と思った。一度、この課題の入賞者がどんな訳をしているか是非知りたいものだ。

今日はISPの変更でインターネットの接続をやり直した。意外と簡単に済んだがこのところ接続設定とはご無沙汰だ。ルーターのパスワードなどどこにメモしたか覚えていない。運良くマミュアルが出てきたからいいようなものの。

と言うわけでプロバイダーがビパレットからOCNに変わる。しかし、せっかくOCNに変えたのに、訪問サポートは止めてしまったのだから人生うまくいかないものだ。といいつつ、なにかここで不運が続く感じじゃあないかな。やばい。
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