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くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

動産執行

2008年01月30日 | Weblog
■朝十時に執行現場で執行官と待ち合わせることになっているので朝食抜きで早めに河和田に向かう。戸の口トンネルを抜けて行く道は知っていたのだがもう15年ぐらい前だから、、ええっ、こんな山道だったっけ。

現場近くのユースの駐車場でサンドイッチをほおばりながら執行官を待つ。現場は駐車スペースがない路地の突き当たり。執行官といっしょに歩いて債務者宅を訪れると老齢の妻の母親が対応した。顔色ひとつ変えず「ムスメ婿がどうしているやら何にも知りませんがここには差し押さえられるものは何にもありませんので」と丁寧に三つ指をついて頭を下げる。

執行官も「養子さんですか。義理のお母さんから話していただいてもどうにもなりませんかねぇ、」ぐらいの話しかできない。いわゆる「お手紙」を渡して帰る途中、あとの対応を執行官と相談した。執行不能にするか執行取下げにするか?執行不能ならば裁判所の開示要求とやらができる。本人を裁判所が呼んで何か払えるものはないかと聞く、うそを言うと科料が発生する制度だ。取下げだと債務名義である判決を返してもらって再度執行の機会を狙うことになるが、これだと費用が1000円ほど安くなる。執行不能にしてもらった。

昔のように家にどかどか入って品物を持ち出すような時代じゃあないのだ。この時代、差押さえて競売手続きしたところで家財は売れない。費用倒れになるのがおちだ。執行不能にしてもらって今の勤め先を突き止めるか、預金口座を押さえるしかなさそうだ。それにしても年の割にしたたかなバアさんだョ。

執行官は車に書いてある「熊谷行政書士事務所」のシールを見て聞くので、昔は弁護士のO先生の仕事をしていたことを話した。「えっ、それじゃあ、あの熊谷謄写館の息子さん?」

急になつかしそうに昔の話が始まった。もう親父のことなど知っている人は少ないだろうと思っていたが「この業界」ではうわさの仕事師の親父のことを知っている人がまだいる。なにしろ裁判所ができたときから強制執行の現場を主戦場にして弁護士のために仕事をしてきた人だから、、。

「昔はK先生、T先生など大物がたくさんいたけど、、今は弁護士も変わったねぇ。S先生のところのNさん亡くなったんですか、よく裁判所へ来てましたけどねぇ」「NさんK社に入ってから競売物品を扱ってたようですよ」

帰宅途中、親父のことが脳裏に浮かんだ。もし、僕が司法試験など受けることなくエンジニアとしての人生を送っていたら、ただの親ばかな頑固親父にすぎなかったのだ。この業界での親父の知名度のすごさを知ったのは親父が死んだあとのことだ。普通の人が訴訟の果てに行き着くこの業界のことを知る機会はほとんどないのだから。

若き日に司法試験を目指したのは会社人間のむなしさを感じたというより、親父の「息子を弁護士にしてこの業界のことを教えたい」という気迫を無意識に感じていたからかもしれない。最初から弁護士になりたいと言う気持ちはあまりなく、親父とO先生の死後はこの業界に何のミレンも感じなかったが、今振り返ると、かっての司法試験の受験勉強はその後の自分の人生によく役に立っていたと思えるようになった。
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スキャナー考

2008年01月29日 | Weblog
■先日入手した1000円スキャナーはW95用で使い物にならないことが判明した。といってもW2Kでは使えそうなので今度試してみよう。

最初はほぼ新品のような状態なのでいいかなと思ったが、展示されている時はマニュアルを読めない状態なので気が付かなかったが、それはうかつだった。

CDをセットしてもドライバーが入らない。CANONのサイトからダウンロードしても動かない。やむなく型番指定でインターネットで探すとアメリカのドライバー専門サイトにあることがわかったのでわざわざPayPalに登録して買うことにした。2ドル前後だ。

ところがダウンロードしたファイルをドライバーとして読まないので困った。その妙なファイルを開くと妙なサイト風なところにとび、、、そうこうするうちに何とかインストールできた。そしてそのメッセージがWindows95だけでなくWindows2000もできる、というのを見て初めて「こりゃだめだ」。XPでなきゃ人に勧められない。

時間、手間をかけて勉強しただけ。その勉強を生かすために次は2000円スキャナーにトライしよう、かな?
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トイレに監禁

2008年01月27日 | Weblog
■トイレに入ったら鍵が開かなくなってしまい出られなくなった。いくらノブを回してもラッチが外れない。

携帯でももって入ればよかったがまさか、、、。叫んでみてはどうだろうかと考えたが、、無駄だろう。なんとか脱出しないことには、と天井をチェックしてみる。どうにもなりそうもない。困った。トイレに何時間いたって誰も助けてくれない。

ドアを破るしかない。

背中をドアに押し付け、両足で反対側の壁を押して体を床から浮き上がらせて満身の力をこめて突っ張った。ドアを取り付けている壁がびしっと破れる音がした。破れそうだ。ほっとする。

もう一度しっかり足を踏ん張って力いっぱい、、、。バーンと大音響とともにタオル掛けとトイレットペーパホルダは飛び散り、ドアが開いて背中から床にドスンと体が落ちた。

便秘のとき、いきんだ結果、やっと固いウンチがどっと出たときの開放感と同じ、、。

ドア取り付け側の壁の木の壁がめくれ、ノブのラッチ溝がえぐれてドアが開いた。管理人部屋に行って事情を話し、週明けに修理を依頼する。

「あら、私のところもそうなったことあるわ。でもうちは2人いるから外からドアに錐で穴をあけてもらって、、、」

ネズミ捕りみたいなマンションだな、ここは。
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母べえ

2008年01月26日 | Weblog
■神田先生に誘われて吉永小百合主演、山田洋二監督の「母べえ」(かーべえ)を見に行った。60歳以上は1000円だという。59歳だが証明書まで見せろとは言わなかった。

僕は帰国してから一度だけスパイダーマンの試写会に行ったきりで映画館に行ってない。久しぶりの山田監督らしい泣かせる映画だ。

最初にこの家族では後ろに「べえ」をつけてお互いを呼び合う習いがあるという説明がある。戦争の時代、特高に思想犯として拘束されたまま投獄され結局は死んでしまう夫、なにかと母べえを助ける若い絵学生のオバサンも原爆で死に、ずうずうしくて迷惑だけど心を許せる変なおじさんも自分で言ったとおり「のたれ死に」し、女所帯の中で皆から愛された「書生みたいな」山崎さんも徴兵され死んでしまうという設定。

女手一人で2人の娘をしっかり育て上げた日本のお母さんというイメージを「老いた小百合」に演じさせるという構想は成功しているんじゃないだろうか。最後に母べえ死の枕元で「これで父べえや皆に会えるね」といわれて「死んだ父べえには会いたくない。生きてる父べえに会いたい」といわせて泣かせるところなど山田監督らしいうまいなあ。と感動してしまった。

悲劇的状況だが決して悲劇でなく、反戦系、小百合系、義理人情系、コミック系など広い支持基盤をもった映画だ。ひさしぶりに泣いてみたいという方におすすめの作品。
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EeePC

2008年01月25日 | Weblog
■話題の超安PCが出たようだ。ASUSから2月にXPを付けて発売とは聞いていたがソースネクストのメルマガに出しているのをみてすぐわかった。49500円だと思う。欧米では大人気だというが、、、。

ところでASUSはどう読むのか?NYではエイザスと発音していた。修理に出した時の報告書にはエイサ-となっていたがプロモーションビデオではエイスースと言っている。(エイサーはちがった。メーカー違いに今まで気づかなかった)

このEeePCは4GのUSBメモリを使っているようだ。(SSDという今後は瞬間起動を目指しPCはこの方向へ)何しろこの値段で過不足ない機能を維持するのだからすごいな。HDD容量が少ないが他は問題ないようだ。一度みて見たい。
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役員会

2008年01月24日 | Weblog
■来期ふたば会代表幹事を務めることになったので事務引継ぎの役員会があったが新役員参加者は僕一人、この日は現役員3名と一緒に飲んだだけ。いままで役員会はやってないので予算6万円以上。まさか全額使う訳にもいかないが、、。

神澤会長、吉村先生と僕は全員柔道初段だということが判明した。神澤さん、北陸高校から中京大の柔道部に入ったら知らずに犬を食わされたとか、、。吉村君は僕に誘われて藤島柔道部にはいったとか、、覚えのない話だが。

吉村君のダイオキシンの話が印象的だった。ダイオキシンというのは毒でもなんでもないというというのだ。ベトナム戦争で使われた枯葉剤はダイオキシンの毒性によってべトちゃんドクちゃんのような奇形を発症させたように伝えられているが、奇形はベトナムの因習的な近親婚によるもので、ダイオキシンが原因ではない。ベトナムで使われた数倍のダイオキシンが日本の農家の除草剤で使われたが日本人はピンピンしており何の障害も報告されてないとか。

当時の反米反戦運動時代を考えるとさもありなん話だ。こんな話はもっと福井新聞「忠先生の化学教室(月曜日)」に書いて欲しいものだ。

そういえば彼に聞いた別の話を思い出した。筋肉痛の原因は尿酸だと言われるが、それは全く根拠がない話で、尿酸は貴重なエネルギー源で一瞬後には消失してしまう。筋肉痛は無理に筋肉を酷使した結果、筋繊維の切れた痛みだそうだ。

すっかり酔っ払ってしまった後、帰宅してすぐに寝てしまった。
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難事件

2008年01月23日 | Weblog
■時々、仕事ではドジをふむ。車庫証明では先日も目的の家の隣の家の配置図を書いてしまった。きがつかなかったなぁ。

必ず、家の玄関の位置を書くのだが、そのときは木戸を入って玄関を確認しなかった。入り口に猛犬注意の標識があり、いかにもそれらしい車庫があったから、、。
しかし、そこは裏口で玄関が反対の通りにあったのだ。

自家用協会の調査員に指摘され確認に再度行ったら、おっしゃるとおり、、。

今日はセールスがどじった。指示された本拠にも保管場所にも登録した車があるので車庫証明がとれないことがわかった。代替車の種類も該当車がない。現場ではおじいさんが車庫は空だというが、実際は登録車がある。セールスに廃車された車の確認を依頼してもう一度やり直しだ。山越えして片道30分。

また爺さんに事情を話し、取り直しの場所に登録された車は本当に廃車されたか聞くと、いや生きてるという。孫は越前町に転出して車もそこで使っているという。そこでまた別の場所を、、。

最初は「あんたらまた金とってもうけて、、」なんてぶつぶつうるさい嫌な爺だ、と思ったがさすがに2度目となるとうってかわって態度が協力的。現場に案内すると言って勝手に車に乗り込んできた。「なんや、パソコンまでつけてるンや」。狭い道になると運転指導をはじめる、、、。

事務所にもどる途でセールスから電話が入ったので再訪して爺さんに息子の承諾書を書いてもらったから1件落着した旨報告。代替車の確認を依頼する。

もう今日は間に合わない、明日にしよう。おかげで申請書の提出日の訂正が必要だが訂正印がない。やむをえない、夜遅くまで開いている百均で認印を買って作り直しするしかない。爺さんの言ってた地番が手元の地図で確認できないので役場の税務課で調査すると場所を確認できたので一応安心。

夜、帰宅前にセールスから電話があった。セールスもいろいろ調べていたようだ。目的地については僕の推測どうりの登録車が代替になっているようだとのこと。

ただ、爺さんがあると思ってた車は実際は廃車されているので証明が取れるんだととのこと。爺さんもう歳だから間違ったのだろうとか。

「、、、、、、」
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マッチポンプ

2008年01月22日 | Weblog
■国交省の海外相続人調査の見積りを提出したが相見積りを出せということになった。そこで、僕が行政書士として別の見積りを出すことにした。見積り金額は三月末日までで100万以内にして欲しいということだった。それを越える部分はその後に再度見積もるということだ。

登記までの相続準備手続は行政書士の仕事だから行政書士同士の入札ということになって、神田先生も行政書士の肩書きで見積りを提出することになる。どちらも僕が作っているから、、、変なものだが、、。僕のは99万9千円、神田事務所は97万いくらかにしてある。神田事務所で仕事をすることになっても僕がするのだが。

要するに、行政書士として新分野を開拓したということになるのかな?

見積りはともかく相続人からの書類はまだ何一つ送られてこないのが不気味。
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インドネシア料理

2008年01月21日 | Weblog
■Oさんの家に3年前ホームステイしていたインドネシアのお嬢さんがお母さんとその友人の3人連れで訪れていた。彼女はプーティさんといってとてもかわいい19歳だ。9ヶ月間福井商業高校に留学していたそうで、日本語がとても上手。

インドネシア料理をご馳走してくれるということになり、いきがかり上、Oさんのお嬢さんがアルバイトしている近所のすし屋さんでお相伴に預かることになった。プーティさんのお母さんは肌の色が日本人とかわらないほどに白く、最初はてっきり日本人だと思っていた。

インドネシア料理は角煮風の牛肉やグリーンペパーなど、ココナッツの搾り汁で煮含めた料理。どこかで似たような、、と思ったらマレーシアの料理をおもいだした。文化圏も似たような感じだ。

お母さんが「北国の春」や「舟歌」など歌えるのにはビックリ。旦那さんがトヨタグループ会社の役員さんで日本人を相手にする機会も多く日本語も勉強したそうでだいたいは日本語がわかる。

インドネシア料理を味わうにはコツかある。料理とご飯をよく平均に混ぜて食べるのである。これはインド、中東やアフリカの料理も同じ。日本はそれぞれのおかずをご飯とはっきり分けて食べる。ひとつひとつの個別の味をたのしむという感じだが、上記の国々ではちょっと違い、個々の一品は日本人の口になじまないものが少なくない。しかし、全てをまぜて味わうと、飽きの来ないアディクティブなものになる、、、、というのが僕風の食べ方。

お母さんはレストランを経営しているそうで、その友人も女性経営者だ。この天然資源の豊かな社会主義国家では女性差別は皆無だという。モスリム社会では女性はベールで肌を見せない保守的な文化といってもまだ日本人の理解からほど遠いものがあるのかもしれない。インドネシアはまだ行ったことがない。いつか行ってみたい。
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偵察

2008年01月20日 | Weblog
■Hに対する動産執行は30日午前と決めて執行官とは現地で落ち合い執行に立ちあうことにした。といっても僕自身Hの自宅に行ったことがない。どうもわかりにくそうなところらしいので債権譲渡者であるK君に連れて行ってもらうことにした。

もしウイルコムが繋がったらイツモナビで現地の地図を印刷して参考に出来るのだが繋がらない。残念。Kの車で河和田方面へ。このあたりのでは仕事さがしもむずかしいだろうにと思いながらようやくH宅へ。崩れ落ちそうな古く汚いトタン屋根の廃屋。人が住めそうもないような、、と、入り口に「御用のかたは後ろの家に」とある。後ろは立派な二階建ての家。ここが奥さんとその母親が住んでいるところだとか。高校をでて競艇選手になろうとしている息子がいるそうだ。

ここなら何かありそうだ。表札が奥さんの父親になっているので少し問題になるかもしれない。Hは養子に来たがこれじゃあこっちのぼろ家に追い出されていかねないな、と思いつつH宅をあとにした。

そのままセカンドショップへ。テスター(電界強度測定が出来る3500円)4口USBハブ840円、USB/PS2互換光学ミニマウス525円、の他1000円のフラットスキャナーを見つけた。この種のスキャナーの中古はチェック済みで2000円の値付けだがこれは未チェックだ。多分USBケーブルがないからだろうと推測した。これはケーブル電圧で作動するタイプで電源アダプターが要らないタイプなので中古買いの失敗が少ない。Oさん宅のコピー機として使えると思いOさんに連絡して買った。後ろの棚を探し回ってUSBケーブルを探して買ったのはもちろん(200円)。

100万ボルトでバッファロー製2.5インチ80GーHDDを購入(13800円)。バルクでは7,8000円で入手できるが、何しろ脳みそ入替の大手術だ、丸ごと引越しソフトも付いているし、何しろ新品なのが最高。PCの寿命はHDDの寿命だから新しいことに意味があるのだ。これでふんぎりが付いた。

ウイルコムに電話するとサポートさんが設定のガイドをしてくれてミスが判明した。ダイアルアップ接続の時はウイルコムの電話番号でなくプロバイダーの電話番号に4パケットのものは##64を付けて接続しないといけないのだ。OCNの設定書にも書かれてないアクセスポイントを手動で入れられないのにはやむをえない。こりゃあ素人には結構難しい設定だぞ。接続成功となるとがぜん元気が出てきて食欲だ出てきた。さあ、やるぞ。

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