くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

コスタリカ紀行7/31

2014年08月01日 | Weblog

■朝7時のフライトなので4時に起きてバスで空港まで行くことにした。荻野さんがわざわざバス停までついてきてくれた。日産のビルから相当歩くので1人ではとてもいけなかっただろう。タクシーで25ドルかかるが、バスなら515c(約1ドル)でいける。

空港で使用税25ドルを払ってメキシコ行きフライトを待つ。メキシコシティに到着して次の東京行きまで約13時間の待ち時間がある。どうしようか?

メキシコ市内に出て思いがけないことがあって遅れたりすると大変だから始めは空港内にとどまるつもりで何の準備もない。しかし時間がありすぎるので思い切って市内に出てみることにした。一人で始めてのメキシコシティだ。市内観光くらいの資料に目をとおしておくんだった。事前にネットで調べようと思ったが、地下鉄駅に接続するのは第1ターミナルからだけだ、ということしか調べられなかった。そうだ、今回は行き先が決まらないが、次回に困らないよう地下鉄めぐりをしよう。そうすれば、どこへでも1人で行けるという自信がつく。入管手続をすませ税関を出てパソコンなどチェック荷物にいれてチェックインして預けてしまった。

まず空港の両替所で40ドルをペソに変換。ドルはSに縦棒2本の表記だが、メキシコのペソはSに縦棒1本だ。インホメーションセンターにメトロ地図があった。アエロメヒコの発着する第2ターミナルから第二ターミナルまでエアバスが出ている。第1ターミナルの構内も第2と同じような様子になっているが、外に出るとすぐターミナルアレアスの地下鉄駅入口に行ける。その発券売り場に5ペソ(40円くらい)と書いてあったのでウノと言って両替でもらった小銭の5ペソコインを渡し、紙の入場券を買った。同時に地図もあるかと聞くと読めないほど小さい文字で書かれた地図を1枚渡してくれた。

入場機の切符挿入口に券を入れたとたん回転棒が止まってしまい進めない。そうそうにこれだ!がちゃがちゃしていると前にいたお兄さんがしきりともう一度やり直せというゼスチャーをしてくれる。みると入れたはずの切符が別のところから出てきている。逆方向で入れてみると券が入れたままになり、回転棒が回って入れた。ここの切符は入る時挿入したままで戻らない。どこでも自由に降りれるのでどこまでも5ペソで行ける。

1番線から12番線までと、A線とB線があり、環状線のようなものはなく、音声のガイダンスは一切ない。行き先は各線の最初と最後の駅の名前で表示されている、ということがわかった。車両内の路線表示には停車駅のキャラクターがデザインされていてわかりやすい。噴水のマークがあったり、、、。駅での乗換だけでなく、地図に太字表記されているところで降りてみることにした。

Pantitolan駅は3本の路線が集まっているので重要なターミナルかなと見当つけて降りてみると、そこは駅自体が巨大なバスターミナルに繋がっていた。それもかなり古いコンクリートむき出しのターミナルで複雑に通路が延びている。

荻野さんからは昔強盗が出没し物取りが頻発していたことも聞いていたし、地下鉄も危険なところがあると聞いていたので注意していたし、うす汚れたシャツの子供がつけてきているような気配を感じるとわざと車両をやりすごしたり、別車両に移ったりして気を使ったので疲れてしまったが、だんだんそれほど危険ではないことがわかって余裕もできた。

3本の路線が集まるChabacano駅にでるとそこは公園になっていた。まわりは落書きでいっぱいの壁、色とりどりの建物に強い日差し。交通量の多い道路、、ああ、、思ってた通りのメキシコかなぁ、、。そこで持ってきたサンドイッチをたべ、、ちょっとおしっこがしたくなった。そうだメトロ内にトイレは一切なかった。見ると、公園脇のくさむらの辺りで少年がもぞもぞ用をたしている。どこかレストランをさがそうか、、。

Garibalidi駅は通りの市場の真ん中に出た。大きな通りがあって交差点で止まる車に駆け寄ってボトルの水でまどふきしている子供たちがたむろしている。その一人をつかまえてトイレはどこかと聞くと、仕事中にもかかわらずあっちのスーパーにあるよと教えてくれる。よくわからんが歩いているとレストランの入口からトイレのドアが見えたので入っていって用をたしてきた。だんだん行動に余裕が出てきた。

Salto del Agua駅をでると大きなきれいな通りにトローリー電車も走っていてビルが林立する大都会の趣。Chabacano駅をでるとヨーロッパ風の小奇麗な通りや洒落た公園があって、ここは感じのいいところだ。そしてSan Lazaro駅、ここはPantitlan駅と対照的なモダンで広大なバスターミナル。郊外からの長距離路線バスターミナルなんだろうなと思った。そうこうするうちに夕方になってかなり疲れてきた。時間はあるが、空港内の様子もしっかり見ておきたいのでそろそろ引き上げようと思った。

最後にタコスを食べてみたい。空港につながるTerminalArea駅の5番線の隣駅OseaniaはB線と接続する要所だなと思ったので降りてみた。どうもレストランなどもなさそうだったが駅の階段を下りた通りに屋台が何軒か並んでいた。そのひとつに気難しそうな顔つきのおじいさんの屋台でタコスを食べた。でかい丸太輪切りのまないた、石のおわんに入った赤いソース、ぶつ切りの肉の入ったスチールパン、硬いトイレの紙のようなものに載せてくれるトルティージャに、、、けっして衛生的とはいえない環境ではあるが満足して2つ食べて2ドル。

空港に戻って有り金全てをドルに戻したら34ドル。えっ半日しっかり地下鉄めぐりの市内観光すべてで6ドル使っただけ、、、!5ペソの切符を10回ぐらいと2ドルのタコス。ぼくの始めてのメキシコシティーめぐりはこの地下鉄の征服でどんなところにでもいけるぞという自信がついて充実した気持ちだ。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする