goo blog サービス終了のお知らせ 

@ kill time

見た!聞いた!読んだ!行った!食べた!
スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

早瀬 乱/三年坂 火の夢

2010年12月04日 | 小説

早瀬 乱 著 三年坂 火の夢を読みました。



「三年坂で転んでね」―

帝大生の兄が怪死する直前に残した言葉を手掛かりに、東京の坂を巡る実之

その東京では、大火の度に放火魔とおぼしき人力俥夫の姿が目撃されていた。

転ぶと三年以内に死ぬ”という禍々しい言い伝えと、近代東京の命運を揺るがす謎に、高嶋鍍金(めっき)が挑む!


明治時代の東京を舞台にした歴史&青春ミステリー。

兄の死の謎を解くべく、上京して一高受験の準備をしながら、東京都内の三年坂を探す主人公の実之のストーリーが『三年坂』

東京大火災と三年坂の関係を探る英語講師の高嶋鍍金のストーリーが『火の夢』

二つのストーリーが交互に平行して進展し、最後に両者が結びついて事件の真相が明かされる。

よくぞここまで調べた云う程、東京にある各所の坂が登場する。

坂の謎という設定がちょっと変わっていて面白いが・・・


第52回江戸川乱歩賞受賞作。

この小説のお勧め度:☆☆☆ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする