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石持 浅海 /水の迷宮

2010年12月01日 | 小説

石持 浅海  著 水の迷宮を読みました。



三年前に不慮の死を遂げた水族館職員の命日に、事件は起きた。

羽田国際環境水族館に届いた一通のメールは、展示生物への攻撃を予告するものだった。

姿なき犯人の狙いは何か。

そして、自衛策を講じる職員たちの努力を嘲笑うかのように、殺人事件が起きた・・・


舞台は、比較的小規模な水族館。

小さいながらも様々な工夫を凝らし、いまでは人気スポットとなっている。

その水族館で職員の片山が夜一人で「何か」をしている最中に不慮の死を遂げた。

その3年後の命日に、唐突に水族館への攻撃がはじまる。

何が起こったか分からないまま、なんとか片山が愛した水族館を守ろうとする職員たち。

水族館という限られた空間で、大勢の客がいる中で、次々に 水槽に仕掛けをする犯人。

職員の努力もむなしく、事態は悪化の 一途をたどる・・・。

なんて書くと緊迫したストーリー展開が想像されますが、読んでみるとそれがあまり伝わってこない。

同僚が死んでも、他の職員の行動が淡々としすぎて、緊迫感が足りない感じです。

読んでる途中で”こんなの実際にはあり得ないだろう!!”感が先にたってしまいました。

この小説のお勧め度:☆☆ 

コメント
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