三津田 信三 著 「凶宅」を読みました。
ここ、絶対におかしい。
小学四年生の日比乃翔太は、越してきた家を前に不安でならなかった。
山麓を拓いて造成された広い宅地に建つのは、なぜかその一軒だけ。
両親と姉は気にも留めなかったが、夜、妹のもとにアレはやって来た。
家族を守るため、翔太は家にまつわる忌まわしい秘密を探り始める。
そこで出会ったのは、前の住人である少女が綴った恐ろしい日記だった…。
ホラー小説を読むのは久しぶりです。
今回はどんな恐怖が待っているのか・・・。
山を切り開いた新興住宅地の家に引っ越す事になった主人公とその家族。
しかしその家は、これまでにも沢山の人間を不幸に陥れて来た呪いの家だった・・・。
ん~、ありがちな設定!
そしてその内容は・・・
実は開発された山には邪神が潜んでいて、その邪神の力によって新しく建てられた家の中でさまざまな異変が起こると云うもの。
その異変の表現があまりに抽象的過ぎて、いったい何が起こっているのか、何が原因なのかも最後までよく判りませんでした。
従って、然したる恐怖も感じずに読了・・・。
「恐怖の家」の話ならやっぱり 貴志祐介著 『黒い家』が最高峰でしょう!
この小説のお勧め度:☆☆