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県高校柔道新人大会・紀央館女子6年ぶり団体優勝、石本智也君(箕島高・みなべ町)も団体、個人で優勝し全国大会へ 〈2022年12月3日〉

2022年12月03日 08時30分00秒 | 記事


全国出場の紀央館女子。左から濱渦、北田、吉田の3選手。
近畿出場の鈴木君


全国出場の箕島・石本君


  令和4年度県高校柔道新人大会はこのほど白浜町立総合体育館で開き、女子団体で紀央館高が6年ぶり優勝、個人でも女子無差別級で同校1年、吉田ゆきなさんが優勝し全国大会出場を決めた。男子は箕島が団体優勝し、管内から1年の石本智也君(箕島中出身・みなべ町)が出場。個人でも男子66キロ級で優勝し、団体、個人で全国大会の切符をつかんだ。このほか、紀央館、日高、箕島、初芝橋本の選手が近畿出場を決めた。

 全国、近畿大会の予選を兼ねて開催。女子団体(3人制)は7チームが出場。予選リーグで紀央館は2戦全勝し1位通過。4チームによる決勝トーナメントは準決勝の近大附属、決勝の箕島とも2―0で破った。
 メンバーは先鋒・濱渦依子さん、中堅・北田理侑さん、大将・吉田ゆきなさん(以上1年)、補欠・柏原愛澄さん(2年)で、予選、決勝T含め4試合とも相手にポイントを許さず圧勝。大将・吉田さんは「全国では1勝できるよう頑張りたい」と意気込む。
 女子個人無差別級は決勝で吉田さんが抑え込みで一本勝ち。「全国では一本勝ちし、まずは1勝です」と話した。78キロ級にも吉田さんだけが出場、優勝が決まり近畿出場。
 男子団体(5人制)は7チームが出場し、予選で箕島は2戦全勝。準決勝は和工に4―0、決勝は3―2で下した。石本君は予選で1試合に出場し引き分け、準決勝は寝技で一本勝ち、決勝は反則勝ちし優勝に貢献した。
 個人戦でも男子66キロ級で2回戦、準決勝、決勝とも僅差勝ち。「団体は自分の技を磨き、一本勝ちできる柔道でベスト8以上が目標。個人戦も投げ技を決め、ベスト8以上を目指したい」と話した。
 このほか、紀央館勢は男子66キロ級で鈴木涼世君(2年)、女子57キロ級で北田理侑さん(1年)とも準優勝し近畿へ。2人は「近畿では一勝めざして頑張りたい」と話した。女子52キロ級で濱渦さんも5位で近畿出場。
 日高高校の小藪真大君(1年)は男子60キロ級で3位、女子48キロ級で中尾蓮香さん(2年)が5位でそろって近畿へ。小藪君は「練習でやってきたことを出せるよう頑張りたい」、中尾さんも「全力で頑張りたい」。
 管内関係で箕島高の山下幸誠君(2年・松洋中出身)が男子60キロ級で準優勝、初芝橋本高の芝元基君(1年・同)が3位で近畿出場。山下君は「技をしっかりかけ一回戦突破が目標」。芝君は「試合内容が良くなかったので、技や体をを強化し、近畿では一戦でも多く勝ち上がりたい」。
 近畿大会は個人戦が1月21日に兵庫県立武道館、団体が1月28、29日に堺市立大浜体育館、全国大会は3月20、21日に日本武道館で開催する。


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