来年から自治体独自の全国大会開催へ(写真は、ねんりんピック)
7日の御坊市議会一般質問で全国麻雀段位審査会などから提案のあった健康マージャン全国大会の継続開催について、三浦源吾市長が11月24日に開いた総合計画実施計画策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。第1回大会は来年9月ごろ、第2回大会以降は6月ごろ予定。自治体独自の継続開催は全国で初めて。「健康マージャンの都」として売り出し、交流・関係人口増、地域性化等につなげたい考え。3月議会に続き取り上げた松本隆史議員の質問に答えた。
平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会実行委員会が、高齢者の健康維持・認知症予防、国内トップシェアを誇る大洋化学(株)の地域ブランド商品「全自動麻雀卓」の全国発信を目的に毎年、大会を開くなど普及活動に努め、令和元年秋の「ねんりんピック」、3年秋の「国民文化祭」では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。特に全自動麻雀卓を全卓使用した公式の全国大会は例がなく、競技大会開催地として内外から高い評価を得た。
これまでの実績等を踏まえ、今年2月に全国麻雀段位審査会などから健康マージャン全国大会の継続開催が提案され、3月議会一般質問で三浦市長が前向きに検討する考えを示し、その後、市教育委員会生涯学習課が検討を重ねた。開催に必要な事業費約420万円を毎年度、確保できる見通しがつき、この日の一般質問で三浦市長が、同策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。
計画では、大会名を「『健康マージャンの都』ごぼうプロジェクト・健康マージャンペアフェスタ全国大会」とし、会期は1日間。国民文化祭と同様に子どもから高齢者までを対象に全国から250人が参加。ゲストプロ・招待プロも参加し、2人1組のペア戦で競う。「みーやちゃん」をイメージキャラクターにし、道成寺の釣り鐘をモチーフした優勝トロフィーをつくり、特別賞等も設ける。会場には物産、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置し、魅力をPRする。
三浦市長は、全国大会の継続開催により「県内外に御坊市の魅力を発信することができ、注目度を高めれば交流人口が増加し、宿泊・飲食など市の活性化にもつながる」と期待を示した。生涯学習課は開催による経済波及効果を625万円と試算。令和5年度当初で予算化されれば地元関係者や麻雀団体、大洋化学等の協力を得て実行委員会をつくり準備を進めるほか、地元開催枠として予選会の開催や小・中・高校生部門なども検討していく考え。
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