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災害時は互いに助け合いを 由良、かつらぎ両町が協定結ぶ 〈2022年2月1日〉

2022年02月01日 08時30分00秒 | 記事


協定書を手にする山名町長、中阪町長(モニター)


 大規模災害に備え、由良町、かつらぎ町が31日、災害時相互応援に関する協定を締結した。新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで行い、山名実由良町長、中阪雅則かつらぎ町長が協定書に署名した。町長同士親交があったことから協定締結となり、去る18日に岡山県総社市とも結んでいる。

 両町役場を会場にオンラインで結び、由良町は山名町長、岡本圭剛副町長、瀬戸直樹総務政策課長、かつらぎ町は中阪町長らが出席。
 始めに山名由良町長が「南海トラフ巨大地震が発生した場合、当町では最大震度7が想定され、人口の半数を超える約3000人の町民が避難を余儀なくされる可能性があるとされています。町職員、地元の自主防災組織等ではマンパワーの不足に陥るなど、様々な問題が生じることが想定される中、このような協定は非常に有効だと考えます。かつらぎ町様が被災などによりお困りの際には、私たちも尽力してまいります」とあいさつ。
 事務局が協定内容と経過を説明、出席者紹介に続き両町長が調印。中阪かつらぎ町長が「南海トラフ地震が発生し津波が襲来するとなれば、我々が迅速に対処し応援・救援にいくことになると思います。この辺りは地震の断層がはしっているので、地震が起こった時はそれなりの大きな被害を受けます。その時はお互いに助けて頂くということで、良い協定になると思います。それぞれの町の強みを活かしながら、何かあった時は安心できる関係作りをしていきたい」とあいさつし、最後に記念撮影した。
 協定の内容は、被災時の応援として、総社市と同様の、食料・飲料水・生活必需品・その供給に必要な資機材の提供▽被災者の救出・医療・防疫・施設等の応急復旧等に必要な資機材や物資の提供▽応急対策や復旧対策に必要な職員の派遣に加え、被災者台帳及び罹災証明書等発行に必要なパソコン・プリンター等の貸与▽広域避難所の貸し出しなど。


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