オールいなみ元気にかえる応援券、今回は全世帯5万円分配布
印南町は長引くコロナ禍による町民や地域経済を支援するため町内で使える5万円分の「オールいなみ元気にかえる応援券」を町内全世帯に配布する。国の地方創生臨時交付金などを活用して行う。応援券配布は今回で3回目。事業費は1億7140万4000円で18日開会の臨時議会に提案の令和3年度一般会計補正予算に計上している。
かえる応援券は一昨年7月に3万円分、昨年6月に5万円分を配布しており、今回が第3弾となる。今回は全商品に使える4万円分と飲食・テイクアウト限定の1万円分の合わせて5万円分(いずれも1000円券)で、これまで同じく町内全世帯(3350世帯)に配布する。
全世帯への5万円分の「オールいなみ元気にかえる応援券」配布事業はコロナ禍の中、生活支援と経済対策双方での取り組みで、事業費は地方創生臨時交付金1億1427万9000円に加え、国の地方交付税臨時経済対策費5712万5000円を充て町からの持ち出しはない。
臨時議会で補正予算が可決され次第、応援券の印刷や取扱事業者の募集などに取りかかり、4月中の配布をめざす。配布は3月1日時点で町内に住民登録のある世帯を対象とする。
コロナ対策事業として漁業継続支援補助金1420万円も臨時議会に提案の補正予算に計上。補助金は令和2年度に続き2回目で、魚の価格の安値が続いていることや燃油価格高騰への支援策として行う。財源は漁業振興基金からの繰入金を充てる。燃油高騰は漁業以外にも影響があることから日裏勝己町長は「財源や支援方法を含め農業他への支援も検討が必要」との考えを示している。
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