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日高川町議選 新人・山本芳徳氏(江川)立候補表明 〈2022年2月18日〉

2022年02月18日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(4月30日)に伴い、4月12日告示、17日に投開票される日高川町議会議員選挙(定数12)まで2カ月となった17日、以前から新人擁立に動いてきた江川区から無所属新人の農業、山本芳徳氏(46)が立候補を表明。山本氏の出馬で、立候補予定者は、現職11人と新人1人の定数ちょうどになった。定数割れを回避する形となり、さらに中津地区では20歳代男性会社員が出馬に意欲をみせており、他でも新人擁立の動向が注目される。

 平成18年以来の議員空白が続く町内3番目の大票田(526人)の江川区は久留米啓史町長の地元。前回も新人擁立の動きを見せていたが「地元として議員を誕生させて町長を支えたい」との思いから、擁立に積極的に動いてきた。山本氏は、丹生中から日高高、京都学園大学卒業後に自動車会社ディーラーを11年間務め、人材派遣会社コーディネーターを経て地元で農業に従事している。
 山本氏は「定数割れの状況などは関係なく、地元の江川区に議員が必要だと感じていた。また働く世代を代表して自分が立候補することで、同世代や若い世代が議員に興味を持って立候補しやすい環境をつくりたかった。世代が違えば感覚に温度差もあり、若い世代の声を直接、議会に届ける。親世代とも若者とも話ができる橋渡し役となって幅広い年代の意見を聴きたい」と話し、若者の地元離れを解消するために宅地や借家不足の解消、独居高齢者を訪問して見守れる環境づくりや集まれる場所をさらに充実させることを働きかけたいと抱負を語った。
 町議選は、定数を削減した8年前に定数12で初めて執行されたが、わずか1人の超過。4年前の前回も無投票当選の極めて低調な町議選挙が続いている。昨年末には現職の小畑貞夫氏(65)=皆瀬、3期目=が不出馬を表明。残る現職11人は出馬の意向を示しているが、山本氏の立候補表明でようやく定数ちょうど。美山の笠松地区からも50歳男性が立候補するとの噂があったが本人は完全に否定。一方で中津地区から20歳代男性会社員が立候補に前向きな意向を示しており、状況次第では8年ぶりの選挙戦に突入する可能性も出てきた。


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