旧美山村の中心地だった川原河地内でも少子高齢化が鮮明に
平成17年5月の町村合併で誕生した日高川町は、合併から丸13年が経ったが、住民基本台帳人口が1万人を割り込み、旧町村間の高齢化率や人口増減に格差が目立っている。合併時の人口1万1663人は、5月29日時点で9974人となり、1689人の減少。合併前の中津、美山村では2000人を超えていたが、中津が1914人、美山は1559人まで減り、一方で65歳以上の高齢化率は中津で41・1%、美山では48・9%に。川辺は29・3%で、地域間の格差は広がっており、やはり少子高齢化、人口減対策が大きな課題となりそうだ。
住民基本台帳人口は、日高川町誕生時は1万1663人だったが、現在は9974人で1689人減。年間に約130人の減少が続いている。旧町村別に見ると、川辺地区は合併時の6996人が6501人で約500人減少したが、下げ止まりで6500人程度を維持している状態。一方、2465人だった中津地区は20%以上の減少で二千人台を割り込んで1914人、美山地区は2202人が、13年間で3割減少の1559人になるなど深刻だ。
人口減少とともに山間部では少子高齢化が進み、65歳以上の高齢化率は町全体で34・6%だが、中津は41・1%、美山は48・9%で平均を大きく上回り、川辺の29・3%に対する差が広がっている。逆に、20歳以下の人口で見ると、川辺の1386人に対して、中津は270人、美山は172人で14歳以下はいずれの年代も10人を下回っており、低年齢層では川辺の1割以下しか子どもが居ない年代も多い。世帯数も町全体の4215世帯に対して、川辺が2538世帯で約6割、中津が882世帯、美山が795世帯。将来的な地域の存続を維持するためにも、山間部などでの少子高齢化をどう食い止めるか、町にとっては将来的な大きな難題となる。
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