紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

久保井仁菜さん(印南町出身)アジアジュニア柔道選手権大会女子44キロ級で優勝 〈2017年7月19日〉

2017年07月19日 08時30分00秒 | 記事

国際大会初優勝の久保井仁菜さん


 印南町出身で京都文教高2年、久保井仁菜さん(16)=切目小-松洋中=が15にキルギスで開催された2017年アジアジュニア柔道選手権大会女子44キロ級で優勝を飾った。
 同大会はアジアの国と地域から参加し、アジアジュニア世代(20歳以下)ナンバーワンを決める大会で、久保井さんは4月に行われた平成29年度全日本カデ柔道体重別選手権大会女子44キロ級で優勝したことなどが認められ日本代表として選手団(男子8人、女子6人)入り、初の国際大会出場となった。
 1回戦でマカオの選手を横四方固めで1本勝ち、続く準決勝もカザフスタンの選手に肩固めで1本勝ち。ウズベキスタンの選手との対戦となった決勝戦は開始直後に背負い投げからの小内巻き込みで技ありを奪い、終了間際にも小内巻き込みで技あり、そのまま縦四方固めで抑え込み1本勝ちを収め、全試合1本勝ちで国際大会初優勝に花を添えた。
 久保井さんを中学校時代に指導した松洋中柔道部顧問、三原史也教諭は「初めての世界規模の大会での優勝。これをステップに全日本ジュニアに向けて弾みをつけてくれれば」と快挙をたたえるとともにさらなる飛躍に期待を寄せている。


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御坊市顕彰事業、寺内町会館コーナーリニューアル 〈2017年7月17日〉

2017年07月18日 08時30分00秒 | 記事

柏木市長らが出席し、リニューアルオープン


 御坊市、和田勇顕彰会は、名誉市民第1号で東京にオリンピック(1964年)を呼んだ男として有名な和田勇氏の顕彰事業で、御坊寺内町会館=中町2丁目商店街=の和田勇コーナーをリニューアルし、15日に関係者を招いてオープニングセレモニーを行った。和田氏の二女、真理子・和田ロースさん=アメリカ・サンフランシスコ在住=から借用している遺品をはじめ、新たにパネルを設置して和田氏の功績を紹介。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」に登場させてもらえるように地元の気運を盛り上げていく。

 寺内町会館は昨年10月にオープン。和田勇資料館を常設し、和田夫妻の写真やアジアでただ一人委員に任命されたロサンゼルスオリンピック(1984年)組織委員会ユニフォーム、オリンピック誘致などの功績を称える叙勲や日本体育協会感謝状など各種表彰、書籍などを展示しているが、部屋が奥まったところにあるため、玄関に近いところを間仕切りして新たにコーナーを拡充、整備した。和田氏の経歴や功績をまとめたパネルを新たに設置し、随時更新する。旧資料館の部屋は映像シアターとして和田氏のビデオやDVDを観賞できるようにした。
 オープニングセレモニーには市、顕彰会、教育委員会ら関係者50人が出席。柏木征夫市長は「オープン以来、2000人を超える人が会館を訪れてくれており、こうして立派なコーナーも完成した。より多くの人に和田氏の功績を伝えていきたい」、吉田擴・同顕彰会長は「和田氏の偉業と精神を広く伝え、大河ドラマに偉業を取り上げてもらえるように顕彰活動に頑張っていきたい」とあいさつし、コーナーを見学した。
 和田勇氏は明治40年アメリカ生まれ(日系二世)。4歳で帰国、父の故郷・名田町祓井戸で過ごし、9歳でアメリカに戻った。東京オリンピックを誘致するため、岸総理から特命全権大使級の権限を与えられ、私費を投じて中南米やヨーロッパを回り、支持を呼びかけるなど東京オリンピック開催に大きな功績を残した。メキシコやロサンゼルス、札幌冬季各オリンピックの委員等も務め、誘致に努めるなど国際的に活躍。2001年に93歳で死去。

「厳しい時代に生きた勇気ある人」
和田氏の二女が顕彰活動を支援

 顕彰事業に伴い、岡本恒男・顕彰会事務局長が、二女の真理子・和田ロースさんに活動内容をメールしたり、作成したビデオやパンフレットを送付するなど連携して取り組んでいることを報告。真理子さんは2004年、和田氏の名誉市民表彰式に来坊しており、来年、再訪問することも計画している。
 メールのやりとりで真理子さんは、送られた資料等に「感激した」ことや、15日に開催した和田勇シンポジウムに「うれしく思います」と感謝の気持ちを伝えるとともに、ニューヨークNHKに顕彰事業をPRしたり、NHKへの要望活動の参考になればと、和田氏を称賛する安倍総理の演説内容や和田氏のプライベート写真を送り、顕彰活動を支援。和田氏を「厳しい時代に生きた勇気ある人」と語り、人生の終焉には和田氏夫妻とも「人生に感謝していた」と記している。

 安倍総理も称賛 真理子さんから送られてきた安倍総理の演説は、2020年開催が決まった東京オリンピックの招致活動出陣式でのスピーチ。「和田氏は東京開催のサポートを得るため自費で回ってくれた。後に『日本国民に勇気と自信を運ぶのが私の使命と責任だ』と語っている。和田氏の努力がなければ招致が成功することはなかったでしょう」と和田氏の功績をたたえている。


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柏木征夫御坊市長ら北海道でスターチスのトップセールス 〈2017年7月15日〉

2017年07月15日 08時30分00秒 | 記事

深川市で意見交換した芝専務、山下市長、柏木市長、
石田組合長(右から)


 柏木征夫御坊市長、芝光洋JA紀州専務理事ら6人が、11日から13日まで北海道札幌市や深川市を訪れ、全国一の生産量を誇るスターチスのトップセールスを行った。北海道や東北地方で人気があり「冬場は御坊産」「夏場は北海道産」と年間通じてスターチスを市場に供給する「周年取引」を推進。御坊産の県オリジナル品種やJA紀州青年部の「母の日参り」は好評を得ており、今後もPRなど販促活動、消費拡大に力を入れることを確認。今年から新たに生産者の相互交流も始まっており、今後も御坊と北海道の産地交流拡大に努める。

 スターチスは日高地方を中心に栽培され、生産量は日本一を誇るなど全国有数の産地。柏木市長は農協と共同で北海道や名古屋など各地の市場でトップセールスを続け、花きや野菜など販売促進、販路拡大、市場価格の底上げに力を入れている。北海道を訪れるのは5回目で、山下貴史深川市長や田嶋久嗣札幌花き園芸(株)社長、石田隆広北育ち元気村花き生産組合長ら関係者と意見交換したほか、スターチスを栽培している田村昌之同組合副組合長宅も訪問した。
 北海道や仙台の市場では正月や春の彼岸を含めた冬場(11~5月)は御坊産、お盆や秋の彼岸を含めた夏場(6~10月)は北海道産のスターチスを供給。「途中で途切れてしまうと、花屋は直ぐに代替えの花を使う。一度変わってしまうと戻らない」とし、年間を通じて市場にスターチスを供給する「周年取引」を進めている。平成23年度から市が農協に北海道への輸送費の一部を補助(200万円)し、出荷量は平成22年の約6200ケース(1箱100本入り)から目標の1万ケースを超えている。
 意見交換では、県オリジナル品種の紀州スターや紀州ファインイエローなど「紀州」の名が付く品種は「品質が良いと好評で、品物が入ると取り合いになり、高値が付く」と好評。さらに「母の日参り」も「花屋で盛り上がってきている。5月の母の日に向け、ゴールデンウイークあたりから花が動いている」ということで、ゴールデンウイーク前からポスター掲示などPA活動に力を入れ、消費拡大を図ることにした。
 また、バレンタインデーにチョコレートの代わりに花を贈る「フラワーバレンタイン」について「日本人はお返しの気持ちがある。バレンタインデーだけでなく、男性が女性にお返しするホワイトデーでスターチスを贈ってもらえる取り組みを進めても面白いのではないか」との提案があったほか、北海道では花でさまざまな絵を描く「フラワーじゅうたん」のイベントが行われており、消費拡大に向けたPR活動として御坊でも取り入れたらどうかとの話もあった。
 昨年の訪問時、スターチスを生産している御坊、北海道の産地間で品物の品質向上や技術交換、情報交換として若者の相互交流研修の話があり、今年初めてJA紀州青年部2人が12日から18日まで派遣され、田村副組合長宅などで研修しており、冬は北海道の生産者を受け入れる。今後も産地間交流を続け、品質向上や消費拡大に取り組む考え。


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日高川町の県道玄子小松原線中津川区間バイパス新設着工へ 〈2017年7月14日〉

2017年07月14日 08時30分00秒 | 記事

 湯浅御坊道路の川辺インターチェンジ前を東西に通り、日高川町玄子地内に通じる県道玄子小松原線で、狭小で曲折が続く中津川地区内の約700メートル間にバイパス道路を新設する工事が9月にも着工する。平成27年度から設計と測量を開始し、その後は用地取得などが進められてきた。4車線化に伴う川辺ICでフルインター化も進む中、バイパスが完成すれば日高川町の基幹県道の御坊美山線と川辺ICへのアクセスがより快適となる。

 県道玄子小松原線は、御坊市北部から御坊湯浅道路の川辺インターチェンジ前を経て玄子地内で県道御坊美山線につながる道路。川辺ICから入野、和佐方面だけでなく中津、美山方面などに向かう利用者も多いために交通量も多いが、幅員が約4メートルと狭いうえカーブが連続する交通の難所となっている。
 御坊美山線との合流地点から川辺IC方面に向けての約300メートルはすでに2車線道路に拡幅されているが、同終点地点から中津川農業会館手前まで約800メートルが未改修区間で、バイパスは狭小区間をショートカットする形で新設される。玄子側からの2車線が終了する付近から、既存道路南側の丘状になっている斜面やミカン畑を通り抜ける形で西に向かい、池の埋め立て地跡や中津川広場の北側を通る形で中津川農業会館手前までを道幅5・5メートル(路肩を含め7メートル)、全長約690メートルの2車線道路で結ぶもの。
 現在は農業会館西側から早藤方面に通じる2車線の農免道路を利用する車両も多いが、同道路は勾配が激しく、御坊美山線に接続するまでに距離がある。中津川区間のバイパスが完成すれば、玄子、入野方面と川辺ICのアクセスが快適になり、川辺ICを降りて日高川上流方面に向かう県道御坊美山線に接続する最短ルートにもなり、生活道路だけでなく観光面などでも利便性が図られそうだ。
 バイパス区間は、拡幅済みの区間と同様に既存の道路を拡幅する改修も検討されたが、同区間は道路沿いに民家も点在。道路の線形から見てもバイパスを新設するのが経済的にも最善と判断し、中津川区の役員や地権者によるバイパス事業推進委員会などが実現を目指してきた。総事業費約4億円。


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印南町議選告示まで3週間、依然低調ムード 〈2017年7月13日〉

2017年07月13日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(8月31日)に伴う印南町議選は8月1日告示、6日投票(即日開票)が行われる。告示まで3週間を切ったが立候補予定者は現職10人、新人2人の定数ちょうどと低調ムードで平成5年執行の選挙以来となる無投票決着の公算が高くなっている。しかし、依然として大票田の印南地区や切目川地区で出馬の噂もあり、1人超過だった前回同様、少数激戦となる可能性もある。

 先月27日に開かれた立候補予定者説明会には出馬の意向を示していた現職10人と5月と6月にそれぞれ出馬表明した新人2人の合わせて定数ちょうどの12陣営が出席。説明会以降、新たな出馬表明者はなく、出馬に含みを残していた元職も不出馬を断言。切目川地区で名前が挙がっていた男性も「出馬など考えていない」と完全否定するなど平成5年以来2回目となる無投票決着が濃厚な状況。
 無投票ムードが漂う状況の中、依然として印南や切目川地区で出馬の噂も聞かれ、特に全有権者の3割を締める大票田の印南は、前々回に告示1週間前に新人が名乗りを上げたほか、前回も7月に入って新人が出馬し選挙戦が確定したこともあり、無投票阻止を名目に出馬に踏み切る人が現れることも考えられ、一転選挙戦突入となる可能性も十分ある。
 町選挙管理委員会(楠本勝彦委員長)は26日に事前審査を行う。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は7230人(男3380・女3850)。
 立候補予定者は次の各氏。
【現職】藤本良昭(74)=当選7回、古井=▽堀口晴生(65)=5回、印南=▽榎本一平議員(58)=4回、西ノ地=▽玉置克彦(58)=2回、西ノ地=▽岡本庄三(61)=同、山口=▽藤薮利広(57)=同、津井=▽杉谷考祥(71)=同、羽六=▽井上孝夫(60)=同、印南原=▽前田憲男(55)=1回、上洞▽中島洋(55)=同、印南。
【新人】夏見公久氏(67)=農業、印南原=▽古川真氏(60)=農業、島田=。


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美浜・日高町両町とクヌッセン機関長誕生のまち(デンマーク)が覚書交わす 〈2017年7月12日〉

2017年07月12日 08時30分00秒 | 記事

署名した覚書を手に松本町長、ハンセン市長、
森下市長(左から)と下副知事


 美浜・日高両町は、海の勇者と知られるヨハネス・クヌッセン機関長誕生の地、デンマーク王国フレデリクスハウン市と、友好交流に係る覚書を交わした。日本国とデンマーク王国との外交関係樹立150年、クヌッセン機関長誕生100年の記念すべき年に実現。森下誠史美浜町長、松本秀司日高町長らは2日から8日までの日程でデンマークを訪問して、覚書に署名するとともに次世代への機関長の遺徳伝承、友好親善関係を深めることを誓った。

 デンマーク船エレン・マークス号に乗船していたクヌッセン機関長は、日の岬沖で火災を起こした機帆船「高砂丸」の乗組員を救おうと、悪天候の中、果敢に海に飛び込んで殉難した。命日は2月10日で今年で60年を迎えた。美浜、日高両町や関係機関は機関長の遺徳顕彰会を設立し、毎年、命日に慰霊献花の集いを開き、機関長の遺体と救命艇が発見された日高町田杭区では供養塔と保管庫を建て、定期的に区民が供養を続けている。
 この殉難60年に合わせ、デンマーク訪問を計画し、下宏副知事、美浜町から谷重幸町議会副議長、古屋修教育長、日高町から清水正巳町議会議長、玉井幸吉教育長らも参加。訪問のメーン行事となる覚書署名は現地時間4日に下副知事立ち合いの下、フレデリクスハウン市役所で行い、森下美浜町長、松本日高町長、フレデリクスハウン市のビアデッキ・ハンセン市長の3者が「ヨハネス・クヌッセン機関長の殉職に深い哀悼の意を表するとともに、今日の友好関係が末永く続いていくことを目的とし、有効の礎となったクヌッセン機関長の遺徳について次世代を担う若者に伝承し、現在の友好親善関係をさらに深化させるべく互いに尽力する」「両町と同市の深い友情と尊敬の絆で固く結び、次世代の発展に大きく寄与する一里塚となることを信じて」などとする、日本語と英語で正文化した覚書にサインした。
 一行は、フレデリクスハウン市の機関長の墓に森下、松本両町長が献花して手を合わせ、バングスボー博物館で、機関長のめいと面会。館内には機関長にちなんだ展示を行うコーナーがあり、じっくりと見学した。博物館のスタッフは、機関長の勇気ある海難救助の行動を「デンマークは海に面している。機関長の行動は素晴らしいが、デンマーク人にとっては自然な行動」と一行に説明。幼少期を過ごした家も視察した。
 日高高校と姉妹校提携しているフレデリクスハウン高校を訪問。フレデリクスハウン市長主催の夕食会にも参加するなど歓迎を受けたほか、機関長が殉難の日に乗船していたエレン・マークス号の所属会社・マースクライン社を訪れるなどした。
 地元地方紙は、松本日高町長、森下美浜町長らが機関長の墓に献花する様子を一面トップで報道。フレデリクスハウン市長の案内で、機関長が幼少期に過ごした家などゆかりの場所を巡る様子も、中面見開きの特集記事で大きく紹介した。
 森下町長は「デンマークではみなさんフレンドリーで、とても歓待していただき、充実した時間を持てた。60年前の出来事だが、クヌッセン機関長の縁でこのような交流を持ててうれしい。クヌッセン機関長の偉業とデンマークとの縁は、ふるさと教育でも取り上げ後世にも伝えたい」。
 松本町長は「マースクライン社では田杭区民にただただ尊敬の念しかなく大変ありがたいとのメッセージをいただけ、田杭区民に伝えたい。この機会に覚書署名もでき、大変有意義な訪問で、クヌッセン機関長の崇高な行動や思いを引き継いで未来に生かしたい」と話した。


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桑原翠さん(美浜町出身)女子ハンマー投げ5年ぶり県記録更新 〈2017年7月11日〉

2017年07月11日 08時30分00秒 | 記事

2015紀の国わかやま国体でサークルに立つ桑原翠さん。
えひめ国体での活躍が期待される。


 国民体育大会選手選考会を兼ねた第91回県陸上競技選手権大会(和歌山陸上競技協会主催)の女子共通ハンマー投げ競技が8日、紀三井寺公園陸上競技場であり、九州共立大1年の桑原翠さん(18)=美浜町吉原出身、日高高校卒=が57メートル41を投げ、2012年の岐阜国体で大崎かなさん=みなべ町出身、当時筑波大、日高高校卒=が出した57メートル07の県記録を更新、優勝した。

 桑原さんは、2回の練習投てきはいずれもファール。本番2投目で体勢を立て直し55メートル27。3投目でジュニア日本歴代3位に入る57メートル41をマーク、県記録を塗り替えた。5投目は56メートル66。4投目と6投目はファールだった。
「練習投てきは2回とも失敗しましたが、本番でなんとか立て直すことができたのは、今までの練習の成果。周りの選手が好記録を出しているなか、焦らず練習に取り組んだ結果、今回の記録に繋がったのだと思います」と桑原さん。記録が伸びずに苦しんだ時期もあったが、壁を乗り越えての県記録樹立にうれしい手応えを感じている。「課題はたくさんありますが、今まで通り焦らず、10月のジュニア選手権に照準を合わせ練習を重ねたい」とさらなる飛躍を目指す。
 優勝の桑原さんは9月2、3日に兵庫県で開く近畿大会に出場、10月のえひめ国体女子ハンマー投げへの出場も濃厚となった。
 桑原さんは2015紀の国わかやま国体少年女子Aハンマー投げで3位入賞。昨年は出場枠がなく出場していない。2年ぶりの国体出場と活躍が期待される。


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 日高町の産湯海水浴場海開きで安全祈願、宝探し大会も

 御坊市北吉田蓮保存会がJR御坊駅に舞妃蓮、大賀蓮の鉢設置

 日高看護専門学校が第5期生徒募集

 全日本弓道県予選で徳田博文さん、近的・遠的で全日本出場へ


2017年6月 データバンク

2017年07月11日 08時29分00秒 | データバンク

1日
由良町畑~阿戸間で路線バス復活

3日
日高川町寒川でホタルの復活を願う「寒川ワンダフルナイト」開催

4日
御坊市で「Sioトープ子どもまつり」6500人の家族連れらでにぎわう県高校総体ホッケー女子の部で紀央館が優勝県高校総体弓道競技女子団体で紀央館が7年ぶりの優勝少年メッセージ日高地方発表大会で今井佑奈さん(日高附)と鎰谷菜々乃さん(早蘇)が優秀賞、県大会へ

5日
県高校総体柔道女子団体で紀央館が2年ぶり優勝国保日高総合病院が管内初となる循環器内科の心血管ドッグを開始

7日
「日高博愛園しおや」竣工式偽ブランドの高級時計を販売したとして美浜町の男性逮捕近畿地方が梅雨入り

10日
夏の高校野球県大会を前に日高と日高中津が定期戦

11日
県中学バレー大会女子の部で日高が25年ぶり優勝

12日
ビートたけしの兄で短大教授の北野大氏が和高専で学生を前に講演御坊署は御坊市内83カ所にラッカースプレーで落書きしたとして市内在住の15歳の少年を器物損壊容疑で和歌山地検田辺支部に書類送検

15日
道成寺に所蔵の安珍清姫物語の原書となった「道成寺縁起絵巻」が362年ぶりに全面修復され今秋公開へ

16日
日高川町の久留米町長が就任後、初議会となった6月議会で所信表明

17日
御坊市民教養講座で元宮崎県知事・東国原英夫氏が講演

18日
全日本バレー小学生大会県決勝大会混合の部で由良アタッカーズが初優勝、全国大会へ紀中森林組合初総会。新組合長に中家哲氏を選ぶ御坊で初のラーメンイベント「紀州ラーメンフェスタ」大盛況印南町が職員対象にドローン講習会世耕経産相が御坊市と由良町で国政報告会

20日
日高川町が美山地区の3小学校の児童が一緒に授業を行う集合学習の一環で管内初のテレビ会議システム導入仁坂知事が日高高校で講演

24日
夏の高校野球県大会組み合わせ抽選会JA紀州第3回総代会

25日
県スポーツ吹矢大会女性10メートルの部で小林和美さん(紀の国ごぼう宮子姫支部)優勝、全国へ近畿選抜ママさんバレー優勝大会・県予選大会フリーの部でごぼうはまゆう優勝

27日
印南町議選の立候補予定者説明会。定数ちょうどの12陣営出席

30日
御坊市消防本部が交通事故で車の下敷きになった女児の救助に尽力した男性4人に感謝状贈る御坊市の小竹神社で「夏越の大はらい」


御坊市介護保険事業進展率5割、6期計画一定の成果 〈2017年7月9日〉

2017年07月10日 08時30分00秒 | 記事

地域デイケアサロンは30カ所達成(写真はあやめサロン)


 御坊市が第6期(平成27年度~29年度)介護保健事業計画・老人福祉計画の総括をまとめた。団塊世代が75歳になる2025年に向け、各種分野で81項目の施策を挙げ、実施済みと取組中をあわせた進展率は50.6%。「努める」や「めざす」という努力目標の表現を使わず「実施する」と明言することで「本気で取り組む」決意を示した計画として注目されていた。認知症支援では全国先進地として高く評価されるなど「一定の成果を残せた」とし、積み残しの課題は精査して次期計画に引き継ぐ。

 計画は▽人生100歳時代をめざし「健やかさと生きがい」を持って暮らせる▽介護が必要になっても、住みなれた「なじみ」の地域で暮らし続けられる▽いつでも、どこでも、だれもが「支え手」となれる意識づくりをめざす-など5つを基本理念に(1)医療と介護の連携(2)認知症支援(3)地域の力育成(4)介護予防支援(5)ケアの連続性(6)介護給付費の適正化(7)虐待の早期発見と予防(8)日常生活圏域の最適化-を重点課題に81項目の施策を明記した。
 認知症支援では認知症サポーターの3872人養成(28年度末)や認知症初期集中支援チーム・地域支援推進員配置、認知症ケアパス作成、認知症徘徊手段別早期発見ネットワーク・連絡対応マニュアル、認知症家族交流会、認知症高齢者支援ネットワークなどを手がけ、特に認知症の人やその家族を行政、現場、地域が一体となって支援する取り組みは全国の先進地として高く評価されている。
 地域デイケアサロンは選挙の投票所と同じ30カ所を目標に取り組み、先月27日に30カ所目の「あやめサロン」(財部東)が発足。地域づくりでは市内5カ所の在宅介護支援センターの名称を法人名から地域名に変更し、地域の相談窓口としての役割を強化したほか、日常生活圏域事に地域福祉懇談会開催、専門職ボランティアの意識・仕組み・参加の場づくりなどに取り組んだ。
 介護予防では御坊版オリジナル介護予防体操を作成中で今年秋に発表するほか、今年度中に「いきいき100歳体操」の実施地域を選定。お元気度チェックは項目の修正など検討中で今年度中に導入。施設関係では小規模多機能型居宅介護施設が塩屋地区に整備され、低所得者対策でグループホーム家賃等軽減制度を県下で初めて導入-などの成果を残した。
 未達成の項目は日常生活圏域ごとの地域ケア会議開催や「ちょこっとボランティア」育成、介護支援ボランティアのポイント制導入、高齢者等の買い物支援・生活支援・見守り支援の育成・充実、団塊高齢者向けサロン立ち上げ、男性が参加しやすいサロン・ボランティアづくり、マイライフ・アセスメントシート作成、若年性認知症の人が集える場づくり、高齢者を地域で見守る仕組みづくり-などがある。
 田中孝典介護福祉課長は「多種多様な事業があり、できなかったところがあるにしろ、職員が一生懸命頑張ってくれたお陰で一定の成果を残せた。できなかったところは精査し、7期計画に引き継ぎたい」と話した。7期計画は今年度末に策定。課題として介護予防事業で経済事情に伴う健康格差を把握して地域診断に活用、認知症に伴う地域支援を各日常生活圏域で行う、地域の人が自然と集まれる場所づくりの支援などを挙げている。


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印南町が町制60周年記念花火大会へ募金・協賛金呼びかけ 〈2017年7月8日〉

2017年07月08日 08時30分00秒 | 記事

募金玉、チラシで協力を呼びかける


 印南町は9月16日に町制施行60周年の式典を行うが、式典に続いて開く記念イベントの概要が決まった。記念イベントは実行委員会(楠本勝彦実行委員長)が主催し、餅まきで祝ったあと漫才やよさこい、印南音頭で踊り、最後に花火大会が花を添える。花火大会実施にあたり募金・協賛金を募ることにし、実行委員会は「花火大会で記憶に、心に残るイベントに」と協力を呼びかけている。

 イベント実行委員会が6日に町役場で開いた第2回会議でイベント概要や花火大会に向けて募金、協賛金を募ることを決めた。イベントは印南漁港内「浜公園」周辺を会場に開催。午後5時からの餅まきで幕を開け、芸人(未定)の司会で進行、漫才(出演者未定)や大学サークルによるよさこいが盛り上げ、印南地区に昔から伝わる踊り「印南音頭」を出演者や来場者も一緒に踊ったあと、午後7時30分から花火大会がスタート。
 花火大会の募金と協賛金は14日から8月31日までの期間で受け付ける。募金は募金玉を役場窓口のほか、JA紀州の切目出張所、切目川出張所、稲原出張所、真妻事業所、Aコープいなみに設置して募る。協賛金は1口5000円で現金のほか、振り込みでも受け付ける。現金の場合は申込書に必要事項を記入して町役場企画政策課内の実行委員会事務局へ。協賛をされた人(団体)の名称はプログラムチラシなどに掲載する予定にしている。
 協賛金振り込みなど問い合わせは町企画政策課(電話42・1736)へ。


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