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印南町議選に元町長の玄素彰人氏が出馬表明、無投票の公算大 〈2017年7月26日〉

2017年07月26日 08時30分00秒 | 記事

ポスター掲示場の設置も始まったが…


 任期満了(8月31日)に伴い8月1日告示、8月6日に投開票が行われる印南町議選に出馬を予定していた現職の井上孝夫氏(60)=当選2回、印南原=が24日に不出馬を表明し、新たに元町長で町議も1期務めた会社役員の玄素彰人氏(44)=印南=が出馬表明した。24日現在の出馬表明者は現職9人、新人2人、元職1人と定数ちょうど。告示まで1週間を切り、新たな新人出馬の表だった動きも見られず無投票の公算が大きくなっている。

 井上氏の陣営は6月27日の立候補予定者説明会に出席していたが、持病が悪化したことで、議員活動に支障が出るとの考えから出馬を辞退。昨年末から体調を崩し3月議会も欠席していた。井上氏は今月に入って玄素氏に出馬を打診。当初は「続投してもらいたい」と慰留していたが、井上氏の意志が固く、井上氏の支持者からも出馬要請を受けたことや緊張感が欠けていると考える町行政(議会を含め)を何とかしたいとの思いから出馬を決断した玄素氏は「もとより浅学菲才の身ではあるが、今までの(町議、町長)経験を生かし、初心に立ち帰り、本当の意味での『町民目線』の行政ができるよう微力を尽くしたい」と話した。玄素氏は平成13年から1期4年間町議を、平成20年から1期4年間町長を務めた。
 不出馬の井上氏は平成21年の町議選で初当選し現在2期目。井上氏は「2期8年間を回想するにあたり、終生忘れること無き私の人生の第一章となり、皆さまより賜りました信託に感謝の気持ちでいっぱいでございます。子々孫々と続く、ふるさと印南の発展を切に願うところです」と話した。
 印南町選挙管理委員会(楠本勝彦委員長)は告示に備えて24日からポスター掲示場(101カ所)の設置作業を始めたが、無投票ムードが高まっており、季節通りの熱い前哨戦とはほど遠い状況で有権者の関心も低調だ。 


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