2015紀の国わかやま国体でサークルに立つ桑原翠さん。
えひめ国体での活躍が期待される。
国民体育大会選手選考会を兼ねた第91回県陸上競技選手権大会(和歌山陸上競技協会主催)の女子共通ハンマー投げ競技が8日、紀三井寺公園陸上競技場であり、九州共立大1年の桑原翠さん(18)=美浜町吉原出身、日高高校卒=が57メートル41を投げ、2012年の岐阜国体で大崎かなさん=みなべ町出身、当時筑波大、日高高校卒=が出した57メートル07の県記録を更新、優勝した。
桑原さんは、2回の練習投てきはいずれもファール。本番2投目で体勢を立て直し55メートル27。3投目でジュニア日本歴代3位に入る57メートル41をマーク、県記録を塗り替えた。5投目は56メートル66。4投目と6投目はファールだった。
「練習投てきは2回とも失敗しましたが、本番でなんとか立て直すことができたのは、今までの練習の成果。周りの選手が好記録を出しているなか、焦らず練習に取り組んだ結果、今回の記録に繋がったのだと思います」と桑原さん。記録が伸びずに苦しんだ時期もあったが、壁を乗り越えての県記録樹立にうれしい手応えを感じている。「課題はたくさんありますが、今まで通り焦らず、10月のジュニア選手権に照準を合わせ練習を重ねたい」とさらなる飛躍を目指す。
優勝の桑原さんは9月2、3日に兵庫県で開く近畿大会に出場、10月のえひめ国体女子ハンマー投げへの出場も濃厚となった。
桑原さんは2015紀の国わかやま国体少年女子Aハンマー投げで3位入賞。昨年は出場枠がなく出場していない。2年ぶりの国体出場と活躍が期待される。
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