候補地の運動公園パターゴルフ場
御坊市は、令和５年度に新規着手した御坊総合運動公園スケートパーク等建設事業について令和７年度建設をめざし、市教育委員会など関係部課と市スケートボード協会（上山綾太会長）が施設規模等について協議を続けている。スポーツ振興とともに賑わいづくりを目的に「魅力あり、使いやすく、利用者から愛される施設」をコンセプトに６年度中に具体的な計画をまとめたい考え。
県内には和歌山市や田辺市にスケートパークがあるが、日高地方にはなく、市内外の若い世代の愛好家を中心に市内への早期建設をめざそうと、令和４年５月に市スケートボード協会を設立。署名活動を行い、市内３７１４人、日高郡内３８１８人をはじめ県内外から１万１６５５人の署名を集め、同年８月に三浦源吾市長に提出した。
その後、市教育委員会を中心に協会と話し合いを進め、令和５年度に市が新規事業着手し、調査や検討を続けている。協会は市体育協会に加盟し、早期建設の機運を盛り上げようと平成４年の市民総体、昨年の商店街イベントで体験教室を行い、今年も２月と５月に市立体育館前で開催。今後も市制施行７０周年冠イベントとして９月、１２月、来年２月に計画している。
昨年１０月から日本スケートボード協会競技委員１人がアドバイザーとして市当局と協会との協議の場に参加。スポーツ振興とともに交流・関係人口増加による賑わいづくり、地域振興を目的に「魅力あり、使いやすく、利用者から愛される施設」を共通のコンセプトに掲げ、月１～２回のペースで議論を続けている。
運動公園内の建設候補地は老朽化で休止状態のパターゴルフ場（約２０００平方メートル）。施設規模１０００平方メートル、事業費６５００万円をベースに、現在は協会側からパークに設置したいバンクやレール、ボックス、ステア、カーブといったセクションの種類や配置など要望を聞き、優先順位を考えながら実現可能な施設規模等について「丁寧な議論、すり合わせ」を続けている段階。今年度中に具体的な計画をまとめ、令和７年度建設をめざす考え。
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